何だかすごいフェスに参戦した
さるハゲロックフェスティバルは、昔大好きだった漫画家・しりあがり寿が主催するロックフェス。
参加アーティストは型破りで、度肝を抜いた。聴いたこともないアーティストばかりだったが、その中にシレッと竹中直人と安斎肇(あんじゃいはじめ?)が名を連ねていた。そしてしりあがり寿ご本人もバンドメンバーとして出るらしい。
バンド名は知らないが、梅津和時は名前だけ知っていた。重鎮的なミュージシャンかと思われる。
割とバンドメンバーは錚々たるメンツかも知れない。竹中直人はホフディランのワタナベイビーと一緒に出る。
しりあがり寿の人脈は計り知れない。ともすればサプライズで、謎の中国人に扮したタモリがRun-D.M.C.の『Walk This Way』をぶちかます可能性も微レ存。
…とまぁそんな事を考えながら向かった次第。
会場の新宿ロフトで、開幕時刻きっかりにメインステージに到着。
何が始まったか?
白鳥のような衣装のバレエダンサーが出てきて、『白鳥の湖』を舞ったのだ。新宿ロフトのステージで。
いきなり度肝を抜かれたが、ある意味とても『しりあがり寿っぽい』とも思った。さすがの演出である。
かと思ったら、DJのディスコミュージックと共に、キンキラキンの衣装に身を包んだしりあがり寿御大。
一通り踊ると、「あぁ疲れた」とぼやきつつ、オープニングの挨拶。
生しりあがり寿を観れただけでプチ満足。今年で18回目らしい。私が知らなかっただけで、結構続いているようだ。
今回のテーマは『ダンス』。なるほど、それでオープニングはバレエだったのか。まるでしりあがり寿のマンガそのものを見ているようだ。
挨拶が終わったら、今度は全身白タイツの集団によるコント。ABBAネタである。先日ゴールデン街のカラオケバーでダンシング・クイーンを歌って外国人客の喝采(?)を受けたばかりなので、つくづく皆ABBA好きだな、と。
とりあえずDJタイムになったので、一旦ハケてセカンドステージ兼フードコート(?)へ。私も立ちっぱなしで疲れていたので、とりあえず座れる席に腰を下ろした。
ビールをチビチビやっていると、あんじゃいはじめのステージが始まった。風貌といい、ボソボソとした喋り方と言い、紛うことなき安斎肇だった。
ジャンルはジャンクフォークとなっていたが、実際はトークショー兼ボイパドゥーワップだった。安斎肇はボソボソと喋るので、少し離れた所では聞き取りにくかった。
やがてしりあがり寿等のメンバーが飛び入り参加してボイパでドゥーワップし、安斎肇がボアダムズの山塚アイさながらのオタケビをあげ始めた。
脱力感全開のローファイトークとシュールなステージ。特にボイパ即興演奏はアングラ演劇のようであり、やはりしりあがり寿の漫画のようでもあり、生タモリ倶楽部を目の当たりにしているかのような錯覚にも思えた。満足度はさらに上がった。
竹中直人まで3時間ほど時間があるが、場合によってはほどほどの時間で撤収してもいいと思う。
何より、客層がやたらと濃い。おるいは大半が演者かも知れない。
安斎肇はステージ後、普通にその辺をうろついては他の客と談笑していた。
とりあえずボリューム的に続編が必要そうだ。
つづく
