私の好きな「野の花」🌿屁糞蔓〈ヘクソカズラ〉なんて言いにくいよ!!
◯プロローグ〜『絵の具がかわくあいだ』(いせひでこ著 KADOKAWA)より🖌️
いせひでこさんの絵が好き。絵本の挿し絵で知り、絵に魅了され、書店でも図書館でも、いせさんの名前を見つけるたびに手にとって見た。
そのいせさんの本の中に、私の好きな野の花の名前が出てきた。「凄い字の子たち」の一人として。
〈屁糞葛🍃へ・ク・ソ・カ・ズ・ラ🍃〉
🌾それにしても、雑草たちはとてもきれいな漢字の草たちもいるが、
姫踊子草◆ひめおどりこそう
風草◆かぜくさ
夕化粧◆ゆうげしょう
待宵草◆まつよいぐさ
満天星◆どうだんつつじ
🌾凄い字の子たちもいる。
野襤褸菊◆のぼろぎく
掃き溜め菊◆はきだめぎく
屁糞蔓◆へくそかずら🔵
藪虱◆やぶじらみ
豚草◆ぶたくさ
藪枯らし◆やぶがらし
蚤の衾◆のみのふすま
継子尻拭◆ままこのしりぬぐい
(いせひでこ著 KADOKAWA)
①今年も見つけた〈へくそかずら〉の花

買い物途中の道端で

②小学生の時、名前を知って、「え〜っ!?」
小学生の時、学校で『科学と学習』と同じように、希望者には『ポケット採集図鑑』(本田正次・監修 学研)の販売も行なわれた。私が持っているのは、1966年版、団体定価150円と書いている。
私は、この花を道端で見つけて、「可愛い🤍」と思い、買ってもらったポケット図鑑で名前を調べた。
「え〜っ!?嫌だ!」と思った。1年生か2年生の頃だった。

〈へくそかずら〉という名前を知った。
葉や茎が、つぶれたり傷ついたりすると強い臭いがすることからついた名前らしい。う〜ん😮💨
でもきっと、植物が生きていくための知恵なんだと思う。

「ポケットに入れて採集に行き
目についた植物を調べてごらんなさい!」
と書かれていた。
📔この図鑑の後ろの方のページには〈植物採集のしかた〉や〈植物標本の作り方〉が載っていた。それを見ながら、新聞紙や電話帳を使って押し花をし、台紙に貼り付けたりした。
使い込んだポケット図鑑だが、捨てられない。
③「代わりの名前、何てつける?」
3年生の時の担任の先生が作文をよく書かせる先生で、私は書くのが好きだったから、宿題でもないのに何か書いては見てもらった。
〈へくそかずら〉のことも書いた。こんな名前をつけられてかわいそう、というようなことを。本当にそう思っていたから。
先生からは「代わりの名前、何てつける?」と聞かれた。私は、だいぶ考えて、「小百合🤍さゆり」と答えたと思う。花が百合に似てると思った。で、小さいから、小さい百合でさゆり。人間の名前みたいだし、うまく付けられた気はしなかったが、他に思いつかなかった。
(タイトル画の百合の花、色あいや形状が何となく似てるでしょ!?)
⑤調べて、調べて、それでも「え〜っ!?」
「ヘクソカズラ」別名「ヤイトバナ」。😮💨
花の中央が紅紫色でお灸をすえた跡に似てるからとか、花をふせた形がお灸に似ている(『学研の図鑑LIVE植物』)からなど、あんまりいい感じじゃない。
じゃあ、英語ではと調べてみたが、「Skunkvine」
うん?スカンク?同じかあ😮💨
学名は?「Paederia foetida」、バエデリア フオエテイダ?やっぱり「臭い」というラテン語から来ているらしい。
調べても、調べても、「え〜っ!?」😮💨
⑥それでも可愛い花なのです!

可愛い花を見てあげてください
けっこうどこでも見られます
古いポケット図鑑に「野原の植物」「山の植物」として掲載されているものは、今でも私の身近で見かけるものが多い。庭や花壇ではなく。

ニワゼキショウ



私の家の徒歩圏内で見つけたもの。自然が残っている。ネムノキは、すぐ横の土地が宅地になるために切られてしまった。残念に思っていたところ、今年もネムノキが残っていて、ミニ版にはなっていたが、花を咲かせているのに気が付いた。残してくれていたんだ。よかった😌
◯エピローグ〜『ののはな語らず』(紙島育 光文社)をどうぞ🖌️
最後に、「本好き🤍」「野の花好き🤍」の私から、 おすすめの本を。
🍀『ののはな語らず』(紙島育 光文社)漫画です
主人公・ののこが営む古道具屋の名前は「ボロ」。お店の表に咲く「ノボロギク」から。
野の花にまつわるショートストーリーが12話入っています。絵も素敵です。よかったらお手にとってみてください。
📚️おすすめの〈いせひでこさんの本〉
🖌️『PROCESSプロセスいせひでこ作品集』(玄光社)⇒特にこの本は気に入っていて、10年以上前に購入して、何度も開いては眺めています。
🖌️『わたしの木、こころの木』(平凡社)
🖌️『木のあかちゃんズ』(平凡社)
🎨いせひでこさんの絵は本当に素敵です!ぜひ!
