中国原潜沈没事故について
中国で最新鋭の原子力潜水艦が就役前に沈没していたとアメリカメディアが報じました。
ウォール・ストリート・ジャーナル電子版によりますと沈没したのは中国人民解放軍海軍(以降、「PLAN」)の最新鋭の原子力潜水艦で、2024年6月15日に写真撮影されていた。
Google Earth。報道は、写真左下のエリアに沈没した原潜と大型クレーンが写りこんだ衛星画像を掲載している。
原潜沈没場所は湖北省の武漢(全世界に感染を広めたコロナウィルスの発生源だった街で武漢ウィルスとも称された)で、中国政府から原潜沈没は公表されておらず、ウォール・ストリート・ジャーナルは「中国が隠ぺいに奔走した」と指摘した上で、習近平政権がアメリカに対抗するために進めている海軍増強計画に影響しそうだとしています。
原発事故や自衛隊の事故では大騒ぎする日本の左翼は、中国原潜事故については一切騒がなかった事から、中国共産党の指示と資金提供を受けて活動しているのかと噂された。
媚中反原発で知られるアーティストの故・坂本教授がいても同様の態度を取ったのだろうか?
日本の反基地・反軍左翼は思想の偏りだけでなく、情報にも偏りがあるようだ。中国に関する批判はしないという。
https://www.youtube.com/watch?v=GKHIf0fXNIU
武漢で沈没した中国海軍の最新鋭原子力潜水艦
沈没したのは?
041型攻撃型原潜「周(Zhou)」級の 1 番艦である。
この級は第3世代で、039A/B/C型潜水艦の後継艦。
中国初の通常型・原子力型のハイブリッド設計となり、
日本の自衛隊の潜水艦で特徴的なX字型の艦尾形状を、PLANが初めて採用する。
変位 4,000トン(水中、推定)
長さ 84メートル(推定)
幅 8.5メートル(推定)
失敗したのは?
中国国営の中国船舶重工集団公司(China Shipbuilding Industry Corporation, CSIC)の一企業である、
武昌船舶重工集団有限公司(Wuchang Shipbuilding Industry Co., Ltd)である。

武昌造船所で、潜水艦の建造はしてきたが、初の原潜建造だった。
上海から直線距離にして約690kmも奥地の長江(河川)に所在する。
武昌造船所が原潜建造に携わることになった背景には、PLANの海軍力増強戦略が関係していると推察される。
中国の潜水艦
最新の米国議会調査局報告書によれば、現在PLANは370隻以上の艦艇を保有しており、その戦力は2025年までに395隻、2030年までに435隻に増加すると予想されている。
潜水艦は、その一部である。中国は、通常動力型潜水艦(SS)と原潜を保有しており、原潜は弾道ミサイル搭載型(SSBN)と攻撃型(SSN)に区分される。
内訳
SSが039型「宋(Song)」と039A型「元(Yuan)」
SSBNが092型「夏(Xia)」と094型「晋(Jin)」
SSNが091型「漢(Han)」と093/093A型「商(Shang)Ⅰ/Ⅱ」
同報告書によれば、PLANは過去15年間で093型2隻、093A型4隻、094型6隻の計12隻を建造している。
094型には CSS-N-14(JL-2)潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)(射程3,900NM)またはCSS-N-20(JL-3)SLBM(射程5,400NM)を最大12発搭載可能である。
また、次世代SSBNの096型の建造開始が見込まれているほか、2022年5月から2023年1月にかけて093B型「商Ⅲ」級誘導弾原子力攻撃型潜水艦(SSGN)2隻が進水し、2025年に陸上攻撃巡航ミサイル(LACM)を搭載した同艦は3隻運用体制となる。
しかし、今回の報道対象となった「周」級は、同文書などを探しても関連する記述が見当たらないほど、極めて情報に乏しく最も新しい謎の存在である。その存在が、今回のように衛星画像を通じて初めて知られるようになるケースは珍しくない。
例えば、2023年に米国海軍大学中国海事研究所(China Maritime Studies Institute, CMSI)が発表した報告書の著者であるキルヒベルガー(Sarah Kirchberger)は、公的予算が欠如し、不透明で独占的な調達プロセスや極秘の建造スケジュールなどを考えれば、中国の潜水艦調達は、他のほとんどの国よりも高度に不明瞭なのであり、新型潜水艦の存在を発見するのは、すでに建造が完了した後の衛星画像や偶然撮影された映像からということもあり得る、と論じている。
遼寧省葫芦岛(Huludao)の渤海(Bohai)造船所、上海の江南(Jiangnan)造船所、湖北省武漢の武昌造船所が潜水艦を建造している。
武昌造船所が所在する武漢には、中国国家船舶総公司(China State Shipbuilding Corporation, CSSC)に所属し、SS の設計を担う第701研究院とSSN/SSBNの設計を担う第719研究所が所在する。
造船所の規模が10倍となったのは2012年以降であり、2015年から水上艦艇の積極的な建造が始まっている。それに合わせて、039A型SSや水上艦艇用の建造施設、大量生産ラインが増設された様だ。
CSSCに属する江南造船(集団)有限責任公司(Jiangnan Shipyard (Group) Co., Ltd)が擁する江南造船所は、武昌造船所と折半してSS建造を行いつつ、003型空母「福建」など大規模水上艦艇建造事業を担うほか、大型無人潜水艇(Extra Large Unmanned Underwater Vehicle, XLUUV)の試験も行っているようである。
