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AIに本を読ませる権利をよこせ

こんな記事を読んだ。

作り手側の問題意識で、編集の価値や人間向けの本のあり方を論じた記事だ。どれも納得できるし、あの記事の通り、人間向けの編集は依然として重要だろう。

ただ俺は別の方向に考えが走った。買い手側の話だ。

俺が気になったのは「AIに本を読ませる」行為を読者側からどう位置づけるかだ。本を買う理由は減るのか増えるのか。あの記事は「買う人は減る」という前提だった。でも、そもそも前提が違うのではないか。

俺は逆だと思う。AIに読ませられるなら、本を買う理由は増える。

読む時間がないから買わないが、AIに読ませるために買う

本は読むのに時間がかかる。読み切れないからたくさん買うのを躊躇する。

ところがAIに読ませる前提なら、この制約は変わる。10冊20冊をまとめてAIに入れれば、横断比較も論点整理も引用探索もできる。多く買うほどAIの分析材料が増える。「読む時間がないから買わない」本が、「AIに読ませるために買う」本になるのだ。

AIに読ませられることは本の売上を増やす。追加課金しなくても、多く買われれば出版社にも著者にも利益になる。「AIに読ませると本が売れない」ではなく、「AIに読ませられないと本を買う理由が減る」と考えるべきだ。

電子書籍が紙より不便になっているねじれ

ところが現状は逆だ。特に電子書籍で顕著な問題がある。

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