【不登校中2娘】「もったいない」と言われた娘の隣で、母は何も言えなかった。
先日、娘と担任の先生との三者懇談がありました。
テストのこと、高校進学のこと、これからの学校生活。
その中で先生が、何度か口にした言葉があります。
「もったいないですね。」
娘は授業にほとんど参加できていません。
それでも今回のテストは、国語が9割近い点数。
社会も半分以上。
先生は、
「授業を受けていた頃は成績も良かったですし、本当にもったいない。」
そう話してくださいました。
その時、娘の顔を見ました。
困った表情をしていました。
私は、何も言えませんでした。
先生の気持ちも分かる。
娘の気持ちも分かる。
両方分かるから、何も言えなかった。
先生は間違っていない。
娘の可能性を信じているから、「もったいない」と言ってくださった。
その気持ちは、痛いほど分かります。
私も同じように思っているから。
授業に出られていたら。
普通に学校へ通えていたら。
そんな「もしも」を、私も何度も考えてきました。
でも——
その言葉を一番近くで聞いていたのは、娘です。
娘は学校が嫌いで休んでいるわけじゃない。
本当は行きたい。
でも、行けない。
そんな毎日を過ごしている娘に「もったいない」は——
「行けていたらできたのに」
と言われているように聞こえなかっただろうか。
励ましになったのか。
それとも「できない自分」を責める言葉になってしまったのか。
あの困った顔が、頭から離れません。
娘は何も頑張っていないわけじゃない。
別室へ行くこと。
テストを受けること。
好きな美術の授業に挑戦したこと。
周りから見れば小さなことかもしれません。
でも娘にとっては、大きな勇気が必要なことです。
先生の「もったいない」という言葉の裏に、
その勇気は見えていただろうか。
そして私は——
あの場で娘の隣に座りながら、
娘の気持ちを、ちゃんと守れていただろうか。
それが、一番引っかかっています。
家に帰ってから、ずっと考えていました。
もったいない、と思う気持ちもある。
娘の困った顔が頭から離れない気持ちもある。
両方、本当のことです。
どちらかじゃない。
どちらも消えない。
「今日もよく頑張ったね」と言いたい。
でも「もったいない」という気持ちも、まだある。
それが今の、私の正直なところです。
