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遅刻はイヤ。でも行けるかもしれない場所ができた話

あの日から、朝が急に楽になったわけじゃない。
相変わらずバタバタだし、気持ちが追いつかない日も多い。

小1の壁。
不登校気味で、癇癪もちの長女。
毎朝「今日はどうする?」を、親子で何度も繰り返している。

行く。
行かない。

今までは、その二択しかないように感じていた。

でも最近、少しだけ変わったことがある。
「行く」「行かない」だけじゃなくて、
もうひとつの選択肢ができた。

長女の学校には、
教室に行くのがしんどい時や、ちょっと疲れてしまった時に
過ごせる、教室とは別の場所がある。

ここではそれを、
**「おひさまルーム」**と呼ぶことにする。

3学期からは、
「遅刻しても、まずはおひさまルームに行ってみる」
そんな使い方もしていいよ、と先生が話してくれた。

長女は、
「遅刻はイヤ」という気持ちがとても強い子だ。

だから今までは、
・時間通りに教室へ行く
・それができないなら休む
この二択しかないように思えていた。

でも、
「教室じゃなくてもいい」
「まずはそこに行くだけでもいい」
そう聞いた時、長女の表情が少しだけやわらいだ。

先生は、こんな話もしてくれた。

今のクラスには、
すでにおひさまルームを使っているお友達がいること。
だから、
「教室じゃない場所に行く」ことに、
クラスの子たちはあまり抵抗がないこと。

そして、
このタイミングで提案してくれたもうひとつの理由。

2年生になってクラス替えがあった時、
1年生の時に同じクラスだった子が、
「長女ちゃんは、おひさまルームに行ったりする子だよ」
と、自然に受け入れてくれるかもしれないこと。

新しいクラス、新しいお友達。
そこでも長女が「特別」になりすぎないように。
そんな先のことまで考えてくれているんだと思ったら、
胸がじんわりあたたかくなった。

ただ、おひさまルームを使うには、
校門まで親が付き添う必要がある。

そのことも、先生は事前に私に確認してくれた。

もしこれが、前職で働いていた頃だったら、
この選択肢は簡単には取れなかったと思う。

今の働き方に変えていて、
長女の選択肢を減らさずにいられたことは、
私にとってとても大きかった。

正直、これがうまくいくかはわからない。
毎日使うかもしれないし、
結局使わないかもしれない。

それでも、
「逃げ場がある」
「クッションになる場所がある」
そう知れただけで、朝の気持ちは少し変わった。

「今日は教室じゃなくてもいい」
「今日はおひさまルームまで行ってみよう」

そんな選択肢が増えたことが、今はありがたい。

3学期も、きっと迷いながら。
行ける日も、行けない日もあると思う。

それでも、
「今日どうする?」を
また親子で一緒に考えていけたらいい。

がんばりすぎなくていい。
今日をやり過ごせたら、それで十分。

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