第37話「ポンコツおじさん、AIを覚える」
最初は
AIってなんか難しそうやな
くらいの感じやった。
仕事で少し使うことはあっても
せいぜい検索の延長みたいなもん。
でも気がつけば
インスタの文章を考えてもらったり
動画の構成を相談したり
BGMの検索ワード教えてもらったり。
長文を書けば
「同じこと2回書いてますよ」
って直してくれる。
なんか
職場の親切な若い人みたいな存在やった。
それが少しずつ仕事にも入ってきた。
資料作成を手伝ってもらったり
CGをフォトリアル化したり。
座標を相対座標に変換したり
面倒やった作業もかなり楽になった。
昔なら何時間もかかっとったことが
少しずつ早くなってきた。
会社で
AIを使って資料を整理しとったら
若い人に
「それ何っすか?!」
って言われたこともあった。
別にマウント取りたいわけじゃないけど
ちょっとうれしかった。
58歳のポンコツおじさんでも
少しは時代についていけとる気がした。
もちろん
自分はAIの専門家でもないし
今でも分からんことだらけ。
でも
そんな自分でも使えるなら
もっと色んな人の役に立つんじゃないかって思った。
大紀町で話しとると
AIを全然使ってない人も多い。
使っとっても
「ちょっと検索する程度」
みたいな人がほとんどやった。
でも本当は
観光でも
仕事でも
情報発信でも
かなり使える。
しかも
田舎ほど武器になる気がした。
だから最近
「まちの人にも伝えたいな」
って思うようになってきた。
