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言葉の解像度を上げる


現在、告示に向けていくつかの制作物を作成しています。
その一つが「選挙公報」です。

選挙公報は、有権者の皆さんに候補者の情報や政策を公平に伝えるための公式な広報物です。
同じ条件で掲載されるからこそ、候補者同士を見比べることができます。

前回の市議会議員選挙の公報を、じっくりと読み込みました。
そこで感じたのは、とてもシンプルなことでした。

「みんな、正しいことを言っている」

子育て支援の充実
高齢者が安心して暮らせるまち
農業振興
商工業の活性化

どれも大切で、間違いのない言葉です。
だからこそ、ふとこうも感じました。

「では、この人は何をするのだろう?」

言葉としては納得できる。
でも、記憶には残りにくい。

それはきっと、言葉がやさしすぎるからです。
広く、多くの人に届く言葉は、同時に輪郭がぼやけていきます。


例えば、「子育て支援を充実させます」という言葉。

とても良い言葉です。
でも、その一歩先を考えたとき、

「具体的に、何が変わるのか?」

そこまでは見えてきません。


佐賀県東部の自治体を見てみると、
その“違い”が少しはっきりしてきます。

給食費について、

・上峰町、みやき町は完全無償化
・吉野ヶ里町は第2子半額、第3子以降無償
・神埼市は一部学年の無償化など負担軽減

例えば子どもが3人いる家庭では、
卒業までに100万円近い差が生まれることもあります。

この違いは、
「支援を充実させる」という言葉と、
「給食費をどうするか」という具体策の違いです。


今は、選ぶ時代です。

住む場所も、子育てする場所も、
比べながら選ばれています。

そのときに見られているのは、
イメージではなく、実際に何が変わるのかです。


もちろん、どの自治体も努力を重ねています。
神埼市も例外ではありません。実際には全国の自治体の6割は給食費の補助は実行されていません。

ただ、近くに具体的な取り組みが進んでいる自治体があると、
その差がよりはっきりと見えてくるのも事実です。


だからこそ私は思います。

やさしい言葉だけでは、届かない時代になっているのではないか。


議員は、多くの人の声を受け止める役割を持っています。
同時に、「こう変えていく」という具体を示す「オピニオンリーダー」の役割もあるはずです。

私は、これまでの経験である「農業」や「移住」という分野から、
何を実現するのかがはっきり伝わる言葉で、選挙公報を作ろうと改めて思いました。

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