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なぜサツマイモは大冒険するのか。 『旅する地球の生き物たち』(築地書館)を読んでみた

アホウドリは、46日間で地球一周する。シマウマは年間100km移動。トンボだって、1日でアメリカ東部から南部まで飛んでいく。動物たちは動き続ける。
じつは、植物も旅しているのです。南アメリカからポリネシアまで、生物に頼らず遠距離旅行したサツマイモ。160万年前に、1万8000km旅した植物のタネ……!? どうして、トンボもツバメもサツマイモも、生き物はみな移動し続けるのでしょう?

古今東西の名著を紹介していく「ほんのれんラジオ」。season16のテーマは「なぜ旅をするのか? フィルターバブルの外へ」。シリーズ6本目ラストを飾るのは、生物にとっての旅。『旅する地球の生き物たち』(ソニア・シャー著、築地書館)を紹介します。

もしかすると、地軸が傾いている限り、私たちは移動しつづける運命!?

▼今回登場した本
旅する地球の生き物たち
 ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』

  ソニア・シャー(著) 夏野徹也(訳)築地書館 2022
ペンギンが教えてくれた 物理のはなし
  渡辺 佑基 (著)河出書房新社 2014
『せいめいのれきし 改訂版』
  バージニア・リー・バートン (著, イラスト), まなべ まこと (監修),
  いしい ももこ (翻訳) 岩波書店 2015
情報環世界 身体とAIの間であそぶガイドブック』
  渡邊淳司/伊藤亜紗/ドミニク・チェン/緒方壽人/塚田有那ほか 著
  NTT出版 2019

▼エピソード
・食卓のマグロ、カリフォルニア留学帰りかも
・旅するのは、人間だけじゃない
・著者ソニア・シャーさんはジャイナ教徒
・シマウマは年間500km?イリエワニは海のなかを300Km!
・どうして、動物たちは予想の10倍以上も動いているの?
・極地研研究者が教えてくれる「バイオ・ロギング」の最先端
・なぜ、渡り鳥は海を渡るのか? ミズナギドリの終わらない夏。
・生き物の生存戦略2つ
・地球が動くから、動物は動くのだ
・マダガスカル島とハワイの島にあるよく似た「コアの木」の謎
・近親交配で奇形化したオオカミの群れ。救ったのは1匹の…
・99%は無害な「外来種」
・「人間って便利な乗り物だなあ」byマンゴー
・人間には環世界移動能力がある(伊藤亜紗さん)
・フィルターバブルを打ち破るには?

▼「なぜ旅をするのか?」を考える「ほんのれん」旬感本5冊!

ほんのれんのオリジナル冊子「旬感ノート」より

今回紹介した旬感本はこちら。
旅する地球の生き物たち
 ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』

  ソニア・シャー(著) 夏野徹也(訳)築地書館 2022

↓築地書館さんの公式noteで「目次」や「訳者あとがき」なども読めます!

▼他4冊の旬感本紹介はこちらのnoteから

『弱いつながり─検索ワードを探す旅』
東浩紀(著)幻冬舎文庫 2016 をご紹介しています↓

『ビジュアルアトラス 辺境見聞録─世界の果てを見てみたい』
  ブルーノ・レゲ(著) 清水玲奈(訳)
  日経ナショナルジオグラフィック 2024 をご紹介しています↓

ウォークス─歩くことの精神史 』
  レベッカ・ソルニット(著) 東辻賢治郎(訳)左右社 2017をご紹介しています↓

『旅行の世界史─人類はどのように旅をしてきたのか』
森貴史(著)星海社 2023 をご紹介しています↓

●『日本の歴史をよみなおす』『ゾミア』『カレー移民の謎』『そろそろタイムマシンで未来へ行けますか』など、旅を考える10冊を紹介しています↓


6万冊の本に囲まれた編集工学研究所「本楼」からお届けしています


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