接木苗と自根苗どっちを選ぶ? 家庭菜園歴15年のリアルな感想
昨日、隣町のホームセンターにトマト苗を見に行き、ほぼ老化苗の嵐のなか「今日出荷されました」的なイキのいい苗を見つけました。ほっ。
大玉トマトの接木苗380円を2本、自根苗120円を2本(30円引き)、ミニトマトの自根苗を2本購入しました。
同じトマト苗なのにこの値段の違いは何? ってことで、書いてみます。
土壌病害を気にせず植えられる接木苗
同じトマトの苗なのに200円以上高い「接木苗」は、青枯病などの土壌病害に強い台木にトマトを接いである苗です。根っこ近くにプラスチックのクリップみたいなのがついているので、見ればすぐわかります。(タイトル画像参照)
連作障害が出ていたり、しょっちゅう土壌病害が出るような農地では接木苗が基本です。バイヤー時代に取引をしていた農家も、自分で台木を育てて接いでいる人がほとんどでした。
樹勢も強いので肥培管理も容易ってことがあるらしいのですが、わたくしは素人なのでよくわかりません。
わたくしのように区民農園ですでに何年も連作されまくっている土壌では、接木苗を選択するのが正しいのかもしれませんが、なにがどういいのか、違いがイマイチわからないってのが正直なところ。
毎年、接木苗を2本購入して違いを確かめようと思うのですが、6月頃にはどれが接木苗だったか忘れちゃうので結果は定かではありません。「なにやってんの自分」って感じです。
今年は定植したところを覚えたので、結果を検証しようと思います。
味を優先するなら自根苗
接木苗に対して150円くらいの「えーそんな安くていいんですか!」みたいな価格で売られているのが自根苗です。
自根という名の通り、トマトやナス、きゅうりの種をまいて芽が出てそのまま大きくなった苗ですから、わりとこぢんまりしています。
自根の特徴は、台木の性質が入らないのでその品種本来の味がそのまま出ること、つまり「味がいい」こと。デメリットは、土壌病害に弱くて栽培しにくいこと。ですから、果菜類のプロ農家はおおむね接木苗を使います。

しかし、なかには自根にこだわる農家もいます。わたくしが担当していた農家にも何人かそういう方々がいました。彼らのつくるナスやトマトはほんとうにおいしくて、その理由のひとつが「自根」でした。
「自根で勝負する」ってことは、土壌病害が出ない土づくり、出てもカバーできる技術と自信がなければできません。「おいしいものを作りたい」という執念・努力の結果の自根苗選択。スゴいと思います。
ってことで、わたくしは基本的に自根苗を選択し、実験で2本だけ接木苗を購入しています。実験結果は秋にわかる予定です。
初心者こそ接木苗を使えと言われる理由
わたくしの師匠、西出隆一さんも自根苗をつくっていましたが「新規就農者は無理せずに接木すべし」と言っていました。
栽培途中に土壌病害が出て樹勢が弱ったり、収量が減るくらいなら接木苗を使ったほうがいい。新規就農で借りた土づくりができていない畑ならなおさら、どんな病害が出るかわからないから。ということでした。
「新規就農はまずは稼ぐことが大事。味は自分の技術が上がってきてからでも遅くはない」ってことだったのだと思います。
そして、区民農園のように毎年同じ区画でナス科やウリ科をバンバン作ってる!! みたいな土壌の場合は、とにかく接木苗のほうが安全です。
なにしろ「なんかわかんないけど枯れちゃった」みたいなことが防げるのですから、家庭菜園家が選ぶなら接木苗一択だと思います。
老化した接木苗、実はアリかも!!
昨日ホムセンで見た「老化して暴れまくっているナスやトマトの苗」は、ほぼ接木苗でした。
樹勢が強いためどんどん大きくなって老化が早いのかもしれないし、もしかしたら老化してなくて単にデカくなっていただけかもしれないけど、毎日見てたわけじゃないのでよくわかりません。
ただ、樹勢が強い分だけ活着も早く、ビシバシ大きくなる可能性があるため、自根の小さな苗より接木の暴れている苗のほうが結果的にいいのかもしれないなと、今思いました。
来年も区民農園が当たったら、老化した接木苗を1本植えてみて確かめてみようと思います。
今年の夏野菜、ほぼ準備完了
今年もピーマン以外はほぼ定植が終了しました。ピーマンのお気に入り品種がどこにも売ってないので、来週山梨に行ってよさそうな苗があったら買おうと思っています。
どこに行っても売ってない「万願寺唐辛子」がそろえば、夏野菜の準備完了です。今年は仕事を辞めたので、ていねいな作業で収量UPを目指すのです!!!
ところでみなさまは接木苗派? 自根苗派? いずれにしても良い作物ができますように!!
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