見出し画像

ep.1片想いのまま終わった恋の話をします

はじめまして。ほぬです。
読みにきてくださった方、フォローしてくださった方、
本当にありがとうございます。


これから何本か、片想いと失恋についての文章を書いていきます。

少しだけ自己紹介をすると、
このアカウントでは私・ほぬという女の
人生ですごくすごく大切だった恋の話を書いていきます。

ペンネーム:ほぬ
年齢:30歳
髪型:ポニーテールがほとんど
思い出:びっくりドンキー


こんなところが、私の簡単な自己紹介です。


最初にひとつだけ、正直に言っておきたいことがあります。


私はこの話の"結末"を、うまく消化できたわけではありません。
でも、それだけ好きになれた人がこの世界にいた。

その思い出を、
今も力に変えながら前を向いている
、そんな女の話です。






すごく好きだった人がいました。

北海道の、大雪がやたら長く積もる街でのことです。出会ったのは職場でした。でも仕事以上に、たまたま同じ時期に、同じ場所にいた、というだけの偶然だったと思っています。全くタイプでもない、これまで関わりもなかったはずなのに、なぜかその人が発する言葉の間や、ふとした沈黙の質感みたいなものが、自分にとってすごく心地よかった。

好きになるのに、理由なんてほとんどありませんでした。


強いて言うなら、雪が降り始める時期の夕方に、仕事で思い詰めていた私の話を一度だけ、無言で聞いてくれたことがあって。共感するでもなく、寄り添うでもなく、心配してくれているわけでもない。ただ目の前で、私の言葉に向き合ってくれていました。
その時間だけ、世界の音量がすっと下がったような感覚があって。どこか、私にも心を預けていい場所があったんだって。その日の帰り道、温かい安心感みたいなものが心の奥底に生まれたのを覚えています。
この人のことが好きなんだと気づくのに、それから数日もかかりませんでした。



それから二年くらい、私はその人のことを想い続けました。

告白は、何度もしました。

でも結ばれることはありませんでした。理由はいくつもあったと思います。私にとって彼は、大切な同僚であり、仲間であり、同志であり、守りたい人でした。好きになったあの日から、何度も何時間もお互いの仕事に対する夢を語ったり、熱意や強さ、時には弱さをさらけ出す日もありました。今振り返ってみても、自分で言うのは烏滸がましいけれど、誰よりもお似合いだったと思っています。周りの人たちも、この関係を「いつか」の深みを込めて見守ってくれていました。
私自身も、その「いつか」を心から信じていました。


でも、彼にとっては違っていたみたいでした。

「確かに大切な人ではある。だけどお前はバディだ」


彼からのこの言葉は、形を変えて、この二年間の中で何度も言われた言葉です。すごく、すごく辛かった。
信頼と恋心は、紙一重だということを痛感しました。


でも私自身も、心のどこかに迷いがありました。関係が変わるのが怖かった。この距離感が、もう十分すぎるくらい大事だった。失う可能性があるくらいなら、これ以上何も言わずにこのままでいたかった。
全部本当で、全部言い訳でした。


そうこうしているうちに、彼の心は、時に私に、時に別の場所に、気づけば移っていきました。職場恋愛だったから、その過程も全部見えていました。だから私は、意を決して物理的に彼から離れることを決めました。



これは「実は両想いでした」という話ではありません。
「気持ちを伝えて後悔しない結果になりました」という話でもありません。


ただ、大雪の積もる街で誰かを好きになって、たくさんの感情と自分の成長に向き合って、その恋を「前を向く力」に変えていくために終わった、という話です。北海道を出て地元へ帰る、という結末は劇的な別れに感じるかもしれませんが、今の私は後悔していません。ただ、気づいたら過去形になっていた。それだけです。



こういう恋の終わり方って、意外と言葉にしづらいと思っています。

失恋の話というと、告白して振られた話や、別れ話をした話が多い気がします。でも実際には私のように、「どんなに好きでも、分かり合えないこともある」 —  そんな思い出を抱えている人も、たくさんいるんじゃないかと思うんです。本気で好きだった人だったからこそ、本物の「思い出」に変わってくれるまで、ずっと言葉にしてきませんでした。でも、ようやく今、この片想いの経験こそが、私の一歩を踏み出す力になっています。



このアカウントでは、そういう「大事すぎた片想いや失恋の思い出」について、少しずつ書いていこうと思っています。



大きな出来事じゃなくてもいい。

ただ、誰かをすごく好きになって、

それが「今日も頑張ろう」って思える力になる。

それってすごいことだと思うんです。


思い出す度に心がぎゅっとなったり、どこか引っかかっていたり。あの頃の自分は、強くなろうとしていたんだなって。

そういう記憶や感情を、
一緒に言葉にしていきたいなと思っています。


片想いや失恋に向き合っている

すべての人の力になりますように。




次回は、「好きって気持ちを、なかったことにしなくていい」という話を書きます。


よかったら、また読みにきてください。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました♡
ぜひフォローもお待ちしています。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集