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hidemaro2005
「いらっしゃいませ」が消えた
コンビニのレジは外国の人で
「いらっしゃいませ」と言われてハッとした。
日本人の店員さんはバーコードを読み取るだけで、自動精算機にスマホをかざす頃にはレジを離れている。
流暢な「ありがとうございました」に会釈して、いつから来店の挨拶がなくなったんだろうと気がついた。
意識してみると、スーパーやドラッグストアでも会員アプリやカードの有無は訊かれても、それ以上は、
「支払いは自動精算機でお願いします」のみ。
コロナ禍を挟んで事情が変化したのかな。
これといった不自由がないので、平気ではあるが、先日、首を傾げた出来事があった。
ホームセンターで柔軟剤を選んでいると、わたしの足元へ手が伸びてきて、思わず
「きゃっ」と小さな声が出た。
店員さんが下の棚にある商品を取りたかったようだが、そういうときは
「前を失礼します」と、わたしが社会人一年生の頃は習った。時代は平成だ。
内勤だったとき、コピー用紙やサンプルを台車に積んで誰かの後ろを通過する際は
「後ろを失礼します」
前側に用事がある際は「前を失礼します」
それはうちの組織限定のルールだったのかもしれないし、ひと言掛ける理由も知っている。
良い習慣だと思ったので、前職での新人教育では、このルールを取り入れていた。
「ひと手間あれば円滑にいく。いきなり前や後ろからアクションを起こすと、気づかないお客様に不快感を与えるからね」と。
コミュ障にとっては最適な時代がやってきた。
合理化は、挨拶も礼儀も不要な便利な時代。
そして誰かと衝突したら、人のせいにすればいい。
スマホを開くとAIさんに
「こんにちは、もも」と表示された。
ますます人間とAIの能力に差が開く。
