夕焼けは、今日も私を置いていく
蒼と橙が静かに喧嘩して、最後に勝つのは闇
金の星が一つ、洗濯ばさみの陰で光っていた
それでも蒼は、最後まで粘る
橙の火を手でなぞるように、空を抱いて消える
焦げかけた空に、風の温度が夏を主張した
夕焼けは蒼とせめぎ合いながら
今日を燃やし尽くす
宵の明星が終わりの合図をこっそり投げた
夕焼けって、なんでこんなに寂しいんだろう
空は蒼と橙で揉めて、星がひとつ
ぬるい風に混じって笑う
洗濯物を取り込むのを忘れ、ぼんやり立ってた
#小牧幸助さん
#シロクマ文芸部
#夕焼けは