大雪の中、かがやきで富山へ— 東京から2時間少しで銀世界へ④
富山ぶりかにバスフリーきっぷで、新湊へ
—— 射水市・新湊へ高志の紅ガニを食べに行く
駅近のダブルツリーbyヒルトン富山をチェックアウトして荷物を預け、今日は少し足を延ばして新湊へ向かいます。バスは朝10時の出発なので、ゆっくり身支度ができました。
富山駅南口バスロータリーの1番から出発し、港町の新湊まで45分ほどの小旅行です。同じバスで寒ブリで有名な氷見まで行くこともできます。
乗り放題切符ですが、一日2便の運航のため、スケジュール的には一往復が可能です。「新湊きっときと市場」で使える「500円お買い物券」と「ぷちプレゼント引換券」がセットになっています。平日にもかかわらずかなりの乗車率で、帰りは予約なしで乗れないインバウンドのグループも出ていましたので、予約がおすすめです。

富山駅を出て「新湊きっときと市場」で降車します。新鮮な海産物や、名物のほたるいかの加工品、富山の日本酒など数多くのお土産が揃っています。
高志の紅ガニの食体験
今回のお目当ては「高志(こし)の紅(べに)ガニ」。
高志の紅ガニは、富山県で水揚げされる高品質な紅ズワイガニのブランド名称です。富山湾の深い地形により、新鮮な状態で水揚げされるため、濃厚な甘みとみずみずしい身が特徴です。特に1kg以上などの基準を満たすものは「極上」のタグ付きで販売されています。

まずはその大きさにびっくり!ハサミの大きさと比較するとよく分かります。右横の甘エビ味のスナック棒が、ブリかにきっぷ特典のぷちプレゼントでした。

口に含んだときの、何とも言えないやわらかな甘み。
新鮮で採りたてを感じるみずみずしさ。“港のすぐ近く”を感じる味わい。
新湊漁港では、港から漁場が近い地の利を活かし、全国的にも珍しい「昼セリ」が行われています。到着してすぐに協力金の100円をお支払いし、見学を申込みました。「新湊きっときと市場」から徒歩で3分ほどの建物に移動します。競りの様子を見学する通路が整備されていて、次から次へと競り落とされていく様子を2階から眺めることができます。
昼の競りの主役はもちろん高志の紅ガニ。
12:30に競りがスタートします。新湊漁港では一度に20杯の紅ズワイガニが競りにかかるそうで、買参権を持つ人は自分が買いたい紅ズワイガニが競りにかかると手と声をあげ競り落とします。漁港の床一面に並んだ紅ズワイガニがあっという間に競り落とされる様子は、まさに圧巻です。耳を澄ませて聞いていると、仲卸業者の名前や金額など、競り人が何と言って声を出しているかや、どのタイミングで競り落とされているかが何となく分かって面白いです。
競り落とされた紅ズワイガニは、鮮度が命とばかりに仲卸業者が素早くカゴに入れて漁港から運び出します。立派な甘えびの競りも見学できました。


インバウンド視点で見ると
インバウンド、とりわけ富裕層が重視するのは、単なる高級食材ではありません。
・どこで獲れたのか
・どの港で水揚げされたのか
・どれだけ海に近い場所で食べているのか
こうした背景のストーリー性です。
富山湾は、3000m級の立山連峰から一気に深海へ落ち込む、世界でも稀有な地形を持ち、その地形が、魚介の鮮度と多様性を支えています。
水揚げされたばかりの紅ズワイガニが整然と並び、目利きの買い手が吟味する。
短い掛け声。
素早い判断。
一瞬で決まる値。
その競りを目の当たりにしながら、水揚げされた港町でいただく紅ガニは、食体験として忘れられないものになると感じました。
復路は「新湊きっときと市場」14時10分発に乗車。
能登半島を後ろに見ながら、海王丸パークを通過。
富山新港をまたいで総延長はアプローチ部分も含めて3.6kmという日本海側最大級の斜張橋である新湊大橋を渡ります。この橋は上が車道、下は歩行者通路の2層構造になっているので、季節がよければ、歩行者通路「あいの風プロムナード」を歩ききながら絶景を楽しむこともできるようです。
バスの車窓からは、運よく立山連峰が見えました。


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