I'm Back MF 「The Lily 手札判」アダプター
六櫻社のフォールディングカメラ「リリー(The Lily)2号」(手札判)に I'm Back MF のアダプター MAMIYA RB 67 (MA04)を装着してみます
リリーの背面は 「単板(金属凹型)カタ枠」と呼ばれる差し込み式のプレート仕様になっています そのプレートに穴を設けてグラフロク規格の溝に合うような爪をもったアダプターを考えています
とりあえずプロトタイプを作成して問題点を洗い出してみます
計測
プロトタイプなので寸法を計測してプラ板を切ったり貼ったりしてアダプターを作成します


リリーのプレートの大きさに MA04 は収まりますが プレート面まで下げたとしてもフランジバックは合いません
リリーの木枠の溝にスライド挿入する「金属カタ枠」は薄く 差し込み用の溝の底(マウント基準面)から乾板(フィルム面)までは 約2mm〜3mm しかあり
ません
MA04 はマウント面から中のフィルムレールまでの深さは 約4.8mm〜5.0mmあります
作成
プラ板を切ったり貼ったりしてアダプターを作成しました
今回は黒色プラバンを使用したので塗装の手間を省けています
リリーと MA04 のマウント面を面一になるようにしています
MA04 はアダプターに固定実装した爪に横からスライドさせてはめ込む方法です


インストール
ピントグラスを外します

アダプターをしっかりとラッチが掛かるように挿入します

MA04 を挿入して I'm Back MF をセットします



撮影

課題
フランジバック(ピント位置)のズレと無限遠の確保
リリー本来の乾板(プレート)位置に MA04 を取り付けることでフィルム面が数ミリ後方に下がります これにより蛇腹を定位置にするとピントが合わなく(無限遠が出ない)なりますアダプターにくぼみを作るか レンズボード(前板)の固定位置をわずかに後ろへ下げる調整が必要です
徹底的な遮光(光漏れ対策)
アダプターの嵌め合い部から光が漏れるとフレアが発生します 結合部には遮光用モルトプレーン(スポンジ)を貼り 内側は光のm反射を防ぐためにつや消し黒(植毛シートや特殊塗料)にするなどイメージサークルの確認
リリーのレンズがカバーするイメージサークルが、6x7 の画面サイズを隅までカバーできているか シフト操作などがどこまでできるか確認がいります
