4. 大統領令EO13848の「点」

●1 2018年9月12日 トランプ大統領、大統領令EO13848(米国選挙において外国による介入を受けた場合の制裁措置)に署名
選挙戦で秘密兵器(?)として話題になっていた大統領令。DeepLくんの助けを借りて、頑張って読んでみたよ。
①まず、米国選挙終了後 45日以内に、国家情報長官が報告書を提出。提出先は、大統領、国務長官、財務長官、国防長官、司法長官、国土安全保障長官の6名。
2020年11月3日現在の在職者でいうと、
ラトクリフ国家情報長官が、
トランプ大統領、ポンペオ国務長官、ムニューシン財務長官、
エスパー国防長官、バー司法長官、ウルフ国土安全保障長官代行
に提出するということ。
この大統領令に関しては、この7人がキーパーソンってことですね。
②次に、国家情報長官の報告書提出後45日以内に、司法長官および国土安全保障省長官が、報告書を提出。提出先は、大統領、国務長官、財務長官、国防長官の4名。
③その後、財務長官が決定した外国人対象者に制裁措置を行なう。
つまり、これは「外国人が選挙介入した事実をつかんだら、財務省が金融制裁するよ」という命令ですよね。
おもしろいなと思ったのは第9項。
この制裁の対象者のうち、米国内に合法の事業基盤を持つ可能性のある者については、資金またはその他の資産を即座に移動できるため、事前通知は必要なし。
つまり、米国に活動拠点のある人は、いきなり制裁しますよって言ってる。
●2 2020年3月3日 2019 年政権移行改善法制定(大統領候補者は覚書に署名/次期大統領等に対して公務遂行の準備のために役務及び施設を提供する期限を、次期大統領等の就任の日の後 180 日から 60 日に短縮)
上記リンクに詳しいですが、①共通役務庁(General Services Administration)は役務及び施設の提供を、就任日の60日以内に行なう、②大統領候補者は10月1日以前に、被用者、施設等の入手条件を含む覚書(MOU)に署名する、の2点が変更になったようです。
これはよくわからないんですけど、GSAが政権移行の実務担当者ということなんでしょうね。
●3 2020年3月15日 トランプ氏、FRB議長の「解任権限ある」 大幅利下げ再要求
まったく知らなかったけど、FRBは私企業なんだそうです。下記の記事に詳しく載ってますね。
リンクは第6回ですが、第8回の記事にはこう書かれています。
FRB設立にあたり、最も重要なことは、FRB連銀がドル紙幣を発行できるということです。つまり、ドル紙幣を発行する権限を得るわけで、ドル紙幣を発行するだけで、利益を得るのです。紙幣は印刷されるのですが、そのコストはだいたい紙代と印刷代だけです。たとえばそれが1ドルとした場合、100ドル紙幣を印刷すると、99ドルが利益になります。これがFRB連銀の儲けになります。
えええええええええええ?????
手数料数%とかならまだしも、「100ドル紙幣を100ドルで売ってる」ってこと?? それ、ぼろ儲けじゃん!! しかも政府がお金を使えば使うほど、金融緩和をすればするほど儲かる仕組み??
現在のアメリカ合衆国は、その私企業であるFRBから「紙幣を購入して」運営している「株式会社アメリカ」にすぎない。その関係を断って、再び独立宣言を!!というのが、トランプ陣営の目標のひとつみたいです。

●4 2020年3月27日 トランプ大統領、実質的にFRBと財務省を一つの組織に統合──ブルームバーグ報道
上記リンクから一部抜粋(ロボットじゃないよ💦)
In other words, the federal government is nationalizing large swaths of the financial markets. The Fed is providing the money to do it. BlackRock will be doing the trades.
つまり、連邦政府は金融市場の大部分を国営化するつもりなのだ。そのための資金はFRBが提供する。その取引はブラックロック(資産運用会社)が行なうことになる。
This scheme essentially merges the Fed and Treasury into one organization. So, meet your new Fed chairman, Donald J. Trump.
この仕組みは、実質的にFRBと財務省をひとつの組織に統合する。というわけで、新しいFRB議長を紹介しよう、ドナルド・J・トランプだ。
仕組みはさっぱりだけど、●3の記事と合わせて考えると、これは相当すごいことですよね??
トランプ大統領が目の仇にされるのは、こういう暗部に斬り込んでいるからでもあるんですかねぇ…?
●5 2020年11月3日 米国大統領選挙投票日
●6 2020年11月20日 トランプ米大統領、マーク・エスパー国防長官を解任 ツイッターで発表
さて、キーパーソンのひとりが解任されました。
下記のCNNの記事によれば、エスパー国防長官は「大統領選の勝敗結果にかかわらずトランプ大統領が解任を通告する」ことを想定していたとあります。
つまり「大統領選の結果ではなく、選挙の実施自体が契機になって解任される理由が発生する」と予期していたということになりますよね? むむむ🤔🤔🤔
●7 2020年11月20日 スイス在住の米国民、ニール・スッツ氏、米国大統領選挙へのスイス郵政事業の関与を YouTube にて内部告発
まだ音声は聞いてないんだけど…顔も名前も出して告発されているんだし、告発したという事実は「点」になるよね。
●8 2020年11月23日 米一般調達局(General Services Administration)、政権移行をまだ承認せず
「一般調達局」というのは、●2の政権移行改善法にでてきた「共通役務庁」と同じGSAのこと。不思議なことに同日のブルームバーグの記事では「勝者と判断」と出てる。どっちだったのかなぁ。
●9 2020年11月28日 ジョー・バイデン次期大統領、右足を骨折し、ブーツを装着
この件は、メディアがいっせいに報じてたのでよく覚えてる。
●10 2020年12月1日 ウィリアム・バー司法長官、米大統領選で重大な不正投票見つかっていないと語る
さてふたり目のキーパーソンの登場。
●11 2020年12月11日 国防総省、CIAとの協力関係を打ち切りとの報道(その後、終了日が確定)
いわゆるペンタゴン(国防総省)のトップが国防長官ですね。エスパー国防長官が選挙後に解任されたあと、クリストファー・ C・ミラー氏が国防長官代行に就任してます。
●12 2020年12月14日 米大統領選 バイデン氏 選挙人投票で過半数獲得
●13 2020年12月14日 バー司法長官、23日に退任へ トランプ大統領に書簡で表明
ふたり目のキーパーソンは退任を決めました。
●14 2020年12月18日 米政権移行手続き、国防総省当局者が協力拒否=バイデン氏チーム
トップ更迭後の国防総省は、トランプ大統領と足並みそろえてるね。
●15 2020年12月28日 ウクライナ政府、バイデン氏汚職情報の音声を公開との情報
大手メディアの報道はなし。ウクライナ「政府」が確認したっていうのはすごいですよね。ウクライナ国民の血税が、資金洗浄されたあと、バイデン一家の会社の口座に移された証拠があるんだとか。
●16 2021年1月3日 トランプ氏の政権移行妨害に関わるな、国防長官経験者10人が寄稿
元国防長官たちがトランプ氏を非難。
「トランプは悪」という前提に立っている人から見たら、離任まぎわに重要な省のトップが次々解任や退任という現象は「なんて傍若無人な!」ってなるでしょうね。実際そういう批判を見かけました。
でも、その重要な省のトップたちを、「EO13848を粛々と実行すべき立場にいる人たち」というふうに見ると、解任や退任について別の見方ができるかも?
●17 2021年1月5日 国防総省とCIAの協力関係が終了
●18 2021年1月7日 ジョン・ラトクリフ国家情報長官、中国の米国選挙への介入を報告
45日以内には間に合いませんでしたけど、EO13848-①の報告書が提出されました。下記サイトで原本(のカバーレターかな?)が入手できるみたいです。
●19 2021年1月11日 米財務省、米国選挙介入が特定された外国人(ウクライナ人)氏名を公開
EO13848-③ まで進んでいますね。EO13848に従って制裁措置が取られているということでしょう。それにしても、ウクライナはトランプチームに協力してるっぽいですねぇ。
●20 2021年1月12日 米国土安全保障省のウルフ長官代行が辞任
EO13848-② はどうなった?と思ったら、バー司法長官につづき、ウルフ安全保障省長官代行も辞任。②で報告書を出す担当の責任者ふたりがいなくなっちゃった。8日後には新政権に移行するのに、こんな時期に辞任する必要とは…?
●21 2021年1月15日 巨大金融帝国創業者の御曹司、ベンジャミン・ド・ロスチャイルド氏(57)が心臓発作で死亡
●22 2021年1月15日 実業家ドナルド・トーバー氏(89)投身自殺
同じ日に超超超超大金持ちがふたり亡くなりました。なんか…だんだんご冥福を祈る気が失せてきちゃったな…いやいや、そんなこと言っちゃダメか。ご冥福をお祈りします。
●23 2021年1月19日 ジーナ・ハスペルCIA長官が辞任(CIAがツイッター上で声明を発表)
CIAの長官がツイッター上の声明だけで辞任?って思ったけど、ツイ廃の大統領のもとではそれもあり、なのか…?
●24 2021年1月20日 バイデン大統領就任式
●25 2021年2月24日 連邦準備銀行で数時間停電が発生。システム障害により、取引が一時停止に。
FRBでシステム障害ですか…むむむ。
●26 2021年3月1日 ヘッジファンド幹部が、NYの豪邸を売出し中…ウォール街の金融企業は続々とフロリダへ
これは本気で驚いた! ウォール街がフロリダ移転?? びっくり。テスラのテキサス移転も驚いたけど、それをはるかにしのぐ仰天ニュース。
にわかには信じられないけど、口先だけではなく、実際の行動が伴ってるんだもんね。これ以上説得力のある証拠はない。つまり、「金融の中心地がウォール街からフロリダに移った」ということなんでしょう。そうか、これからはフロリダなのかぁ…。
このニュースもマッカーサーJrさまのところで知りました~😊😊😊
な、長かった! こうやって眺めてみると、選挙介入したと名指しされた「中国」抜きの情報でも、十分ひとつの大きな流れとして読めてしまう不思議…。意外と「中国」って主敵じゃなかったんだな…と思えてくる。
大統領選にまつわる「一次情報のブックマーク」的なものを作ろうと思い立って始めたこの試み。いざ投稿しようとするといろいろ気になって確認したりもするから、自分用の表を埋めるよりもやっぱり時間かかるなぁ😞
今日は疲れたから、次はちょっと軽めにしときたい…。
つづく。
