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【現場で即使える】 その言葉、大丈夫?|認知症ケアの質を変える「BPSDの言い換え」入門

「困った行動」の裏に、どんな思いが隠れているか。
私たちが普段何気なく使っている言葉が、知らず知らずのうちに、利用者の尊厳を損ねていないでしょうか。
BPSD(認知症の行動・心理症状)への対応を見直す第一歩は、「言葉」を変えること。
このnoteでは、現場でよく使われがちな表現をどのように言い換えるべきか、そしてなぜ言い換えが必要なのかを、わかりやすくご紹介します。


BPSDってそもそも何?

言葉にすることで、チームが動く。

BPSDとは、認知症のある方に現れる行動・心理症状のこと。

具体的には、「帰宅願望」「徘徊」「暴言」「不安定な感情」「拒否的な態度」などが含まれます。
これらの行動や反応は、本人が「何かを伝えたい」「不安を表現している」サインであることがほとんどです。
つまり、「問題」ではなく「メッセージ」なのです。

なぜ「言い換え」が必要なの?

ことばでつなぐ、ケアの質。

① 本人の尊厳を守るため

否定的な言葉「徘徊」「暴言」「攻撃的」は、本人を「問題行動のある人」と見なす視点につながります。
言い換えによって、「何に困っているのか」「どんな気持ちなのか」を想像する視点に変わります。

② ケアの質が上がるから

抽象的な表現「不穏」「拒否的」では、申し送りや記録を見ても状況が正確に伝わりません。
具体的に言い換えることで、背景を分析しやすくなり、チームでの支援も一貫性が生まれます。

③ 家族・地域への信頼を守るため

「暴言があります」「徘徊しています」と伝えると、家族に不安や誤解を与えてしまいます。
「不安から大きな声で訴えることがある」などの表現であれば、状況を正確かつ丁寧に伝えられます。

④ 職員の意識が前向きになる

言葉は職場の雰囲気や人間関係にも影響します。
ネガティブな言葉が飛び交う職場では、対応する気持ちも萎えがち。
前向きな言葉を使うことで、自然と支援の視点もやさしくなります。


✨現場でよく使われる表現の言い換え例✨

伝える力が、支える力になる。

記録・申し送りでも活かせる

記録の先に、本人の安心があります。

記録や申し送りの中で、
「徘徊があった」➤「トイレを探して歩行していた可能性あり」
「暴言を吐いた」➤「介助時に不安が強く、強い口調になった」

といった言い換えを意識するだけで、 その人への理解が深まり、次の支援がより的確になります。

まとめ

BPSDの「言い換え」は、単なる言葉のマナーではありません。
それは、

  • 本人の尊厳を守る

  • ケアの質を高める

  • 家族や地域の理解を得る

  • チームの気持ちを前向きにする

すべてにつながる「ケアの質を根本から変える視点」です。
まずは、記録や申し送りのひとことから
明日から「言い換え」を意識してみませんか?


最後に…☘️ケアの質向上に向けて

その人を「見る」より、「感じる」ケアを

行動だけで判断するのではなく、
「なぜその行動を取るのか?」を感じ取ることが、
私たちのケアの出発点です。

言葉ひとつで、ケアの質が変わる

「困った人」ではなく「困っている人」として関わることで、
その人の安心と尊厳を守る支援ができます。

私たちの一言が、誰かの「安心」になるかもしれません。

対応に困ったら「本人の立場で考える」

不穏?拒否?暴言?
それは「症状」ではなく「メッセージ」かもしれません。
まずは、その人の思いに寄り添う姿勢を大切にしましょう。

言葉は、チームケアの土台です

記録・申し送り・会話——
日々使う言葉を丁寧に選ぶことが、
利用者にも、スタッフにも、心地よいケアの空気をつくります。
まずは、あなたの記録や申し送りの「ひとこと」から見直してみませんか?
あなたの視点が、チームと利用者の未来を変えていきます。


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