いつも歩けば人に聞かれる
道を歩いているとき、駅で電車を待っているとき、バスを待っているとき、とにかく、よく人に話しかけられる。
不思議なのはイヤホンをしていても、周りにたくさん人がいても、私に声をかけるところだ。よっぽど話しかけやすいのかなめられやすいのか。
そんな私が出会ったいろんな「声かけ」を紹介する。
降りた駅を間違えた!
私の住んでいる県には、全く同じ名前の駅で、かつものすごく距離が離れている駅(市を2つ3つ飛び越えるレベル)がある。
ある朝駅に向かって歩いていると、私と同年代くらいの女の子に声をかけられた。
「ここって◯◯駅ですよね?!こんな田舎じゃないと思うんだけど…」
そう、同じ駅でも片方は田舎、片方は都会。
話を聞いてみると、何かの試験のため都会のほうの駅へ行こうとして間違えて田舎のほうの駅へ来てしまったらしい。その子のおじいちゃんに「◯◯駅は1つしかないよ!」と言われて信じて乗っていたらしい。おじいちゃん嘘つき。
かわいそうなのと、私も都会のほうの駅方面に向かうところだったので、途中のハブ駅まで一緒に電車で向かった。残念ながら、試験の時間には間に合わないということで、諦めてなぜか一緒にロッテリアでご飯を食べた。
仲良くなりLINEまで交換したが、その後一度も話したことはない。しかし初対面で、話しかけられて、ご飯まで一緒に食べるというのは最初で最後の経験だろう。
ちなみに、父親も一度田舎の◯◯駅と都会の◯◯駅を間違えた人に声をかけられたらしいので、間違える人はたまにいるのだなぁと思う。
紛らわしいので地下鉄◯◯駅と×鉄◯◯駅のように名前を変更してほしいものである。
同じ男女ペアに3回話しかけられる
大学に通っていた頃の話である。大学は色んな人がいて、中には怪しげな勧誘を行う人もいる。私は話しかけやすい力を発揮(?)し、入学説明会の日から早速怪しげな人にカフェで話をしないかと声をかけられたことがある。
声をかけてきた怪しげな人たちの中でも印象的な人たちがいる。その人たちは男女ペアで、必ず男性のほうがファミリーマートのレジ袋を手から提げていた。
大学構内を歩いていると、こう声をかけられた。
「今、大学祭のためにプレゼンを作っていて、練習したいのですが友達だと恥ずかしいので、一度見てもらえませんか?」
怪しさ度MAXである。プレゼンの内容もなんか怪しかった覚えがある。そもそも友達で恥ずかしくて、初対面の人なら恥ずかしくない理由がわからない。
1度きりだったら特に印象も残らなかっただろう。しかし私はこの同じ男女ペアに、半年間の間に3回、ほぼ同じ文言で声をかけられている。
3回目だけは、「大学祭でプレゼンをして、うまくいったので見てほしい」という内容に進化していた。
しかしさすがに3回目。私は「あの、前にも断っているので」とついに言ってしまった。
結局どんなプレゼンだったのかはわからずじまいなのでもしかしたら怪しいものじゃなかったかもしれないけれど、初対面の私が見る義務もないと思うのでよしとしたい。
フランスで道を聞かれる
大学1年生の春休み、フランスへ短期語学研修に行っていた。そのときの出来事である。
語学研修も終わり、友達とパリへ観光に行っていたときのこと。
ある駅で、中国人と思われる人にフランス語で道を聞かれた。
なぜ明らかに観光客と思われるアジア人(大荷物だったので)にフランス語で声をかけたのか?声をかけて道がわかると思ったのか?同じアジア人だから声をかけやすかったのかも?
全てが謎に満ちていた。
結局、I'm stranger here.とか何とか言って逃げた覚えがある。(逃げた、というより、聞かれても道が分からないので答えられなかった、という方が正しいだろう)
他にも印象的なエピソードはたくさんあるのだが、長くなってしまうのでこの辺で終わりにしたいと思う。
ちなみに声をかけられる年齢層、性別は特に固定されていなくて、老若男女に声をかけられる。多いのは駅で待っていて、「ここへ行くのにこの電車でいいですか?」という質問だ。
私自身が初めて乗る電車で詳しくなくても、調べて答えているので偉いと思う。(自画自賛)
声をかけられることは必ずしもいい思い出ではないけれど、ちゃんと答えられると、あ、今日いいことしたな、という思いになれるからありがたい。これからもいつでも聞いてください。
