オールアウトとは何か?本当に追い込む意味と筋肥大を最大化するための真実
ジムで「今日は追い込んだ!」と満足している人をよく見かける。
しかし、その「オールアウト」は本当に限界まで追い込めているのだろうか。
追い込んだつもりで終わってはいないだろうか。本当に追い込むとは何か。
「追い込む」とは、単に疲労や達成感を得ることとは違うと思う。そんなことが追い込みの定義なら、すでに多くの人間がマッチョになっているだろうからだ。
筋肉に“限界の刺激”を与えること、そして“適切に限界を作り出すこと”が真のオールアウトである。才能がなくても、経験が浅くても、正しい知識で“限界を設計する”ことはできる。
オールアウトを理解することが、筋肥大を最大化する第一歩である。今回は、努力の方向性を間違えないために知っておくべき「オールアウトの本質」を解説する。
なお、追い込むだけでは発達しない、追い込み過ぎは注意、なんて理論は今回の範囲外なので除く。
限界の地点はどこか?
本当に追い込んだ時の状態はどんな時か?ベンチプレスで例えてみよう。
「10回で限界になる重さでベンチプレスをした場合、例えば10回目でギリギリ挙げきれた」
果たしてこれは、本当に追い込んだことになるのだろうか?
これでは不十分だ。特に最近のトレーニングで停滞を感じる人は、トレーニングで追い込みきれていない可能性が高い。
「10回ギリギリ挙げても追い込みきれていない。もちろん潰れるのが当たり前だ!」
という意見の人もいるだろう。
しかし、実はそうでもない。
クライアントでベンチプレスで100kgの壁を感じている人がいた。彼は半年以上、ずっと同じ重量である70kgでセットを組み、全く進歩していなかった。
彼のトレーニングを観察してみると、少なくとも私の視点から判断して、追い込みが足りないことがわかった。
では、本当に追い込むとはどういうことなのだろうか?
本当に追い込んだ時の状態はどんな時か?
多くのトレーニーがこの問いに明確な答えを持っていない。
なんとなく「きつかった」「疲れた」という感覚だけで、限界を判断してしまっている。これでは成長の機会を逃している可能性がある。これは大きな損失である。
先ほどのベンチプレスで例えてみよう。
10回で限界になる重さでベンチプレスをした場合、例えば10回目でギリギリ挙げきれたとする。バーベルがゆっくりと上がり、最後の力を振り絞って挙げきった。呼吸は荒く、胸はパンプしている。「今日は良いトレーニングができた」と感じるだろう。
果たしてこれは、本当に追い込んだことになるのだろうか?
10回目を挙げきったということは、まだ余力が残っている証拠である。本当の限界はその先にあるのだ。
特に最近のトレーニングで停滞を感じる人、重量が伸びない人、筋肥大が進まない人は、トレーニングで追い込みきれていない可能性が高い。自分では「限界まで追い込んだ」と思っていても、実際にはまだ余裕が残っている。
10回ギリギリ挙げても追い込みきれていない。もちろん潰れるのが当たり前だ!という意見の人もいるだろう。
逆に、「毎セット潰れないと意味がない」「補助者なしでは危険だ」と考える人もいる。確かに一理ある。しかし、実はこうでもない。潰れることが全てではない。
むしろ、潰れる手前で適切に限界を設定することが重要なのだ。
先ほどのベンチプレスで100kgを突破できていなかったクライアントは、半年以上ずっと同じ重量である70kgでセットを組み、少なくとも漸進性過負荷という点では全く進歩していなかった。週3回ジムに通い、真面目にトレーニングをしているにもかかわらず、記録は一向に伸びない。
彼は10回挙げきった後、すぐにラックに戻していた。彼なりに「もう限界だ」と判断して終了していたのだ。
しかし、実際にはまだ2回、3回は挙げられる余力が残っていた。この「あと数回」が成長の分かれ目である。この差が半年後、1年後の結果に大きく影響することになる。
ネガティブ動作こそ筋肥大の鍵
本当の限界とは何か。
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