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高圧洗浄機・高圧ホースに使われる「ねじ」の基本を徹底解説! 

 本解説は実用性を重視して作成した参考情報であり、学術的・研究的な観点から厳密に検証した場合、一部に不正確な表現が含まれる可能性があり、その正確性や完全性を保証するものではありません。本解説の内容を利用したことにより生じたいかなる損害や不利益についても、当方では一切の責任を負いません。あらかじめご了承ください。

用語・表記について

・「ねじ」は基本的にひらがなで表記します。
 現場目線では「ネジ」とカタカナで書くことが多い気がします。
・おねじ=雄ねじ=オスネジ
・めねじ=雌ねじ=メスネジ
・テーパねじ=テーパーネジ

テーパねじ

 テーパねじは、ねじ部分がテーパ形状(*1)になっているねじで、おねじだと円錐形です。パイプの先端にねじ切り機で作るねじですね。
 テーパねじの、おねじ、つまり「テーパおねじ」は、ねじの根本部分が一番太く、先端に行くほど細くなっており、「テーパめねじ」は、ねじの入り口から奥に行くほど細くなって(狭くなって)います。

 テーパねじはシールテープやシーラーなどを使用してシール(流体、つまり水の漏れを防ぐ)します。シール剤がないと水漏れの原因になります。
 JIS規格では、「管用テーパねじ」といい、テーパおねじは「R」と表記します。サイズが1/4なら、「R1/4」と表記します。テーパめねじは「Rc」と表記し、1/4なら「Rc1/4」です。ちなみに、テーパネジは旧JISでは、「PT」という表記でした。pipe taperの略だと思います。
 テーパねじは、テーパおねじとテーパめねじのどちらもテーパねじの組み合わせで使うことが多いですが、テーパおねじと組み合わせて使う「Rp」という平行めねじもあります。

 通常はテーパねじというと、日本のねじ(JIS規格)のことだと考えて良いのですが、高圧洗浄機関連の部材だと「NPT」という北米規格のテーパねじを使用している場合があります。北米製の製品以外に、中国製の製品によく使われています。NPTは、ねじ径やテーパ角度はJISと同じ(1/16)ですが、ねじ山の角度とねじピッチが違います。
 ねじピッチが違うため、R、Rcとはねじが噛み合いません。精度によりますが、2〜3回転で止まります。強く締めればもう少し入っていきます。シールテープを多めに巻いて、強く締めれば漏れないようにはできますが、規格が違うねじですので、このような使い方は推奨できません。

 また、英国規格の「BSPT」というねじはR、Rcと寸法が同じテーパねじです。ねじピッチやねじ山の角度も同じなのですが、規格の異なるねじなので、組み合せての使用は避けるべきです。

平行ねじ

 「平行ねじ」は、「おねじ」も「めねじ」も、ねじ部分が平行です。おねじは根本も先端も外径が同じで円柱形をしており、また、めねじは入り口も奥も内径が同じです。
 JIS規格では「管用平行ねじ」といい、表記には「G」を使います。サイズが1/4なら、「G1/4」と表記します。おねじも、めねじも、どちらもGです。

 テーパねじは、ねじ山でシールしますが、平行ねじは、Oリング、ガスケット、メタルタッチなどの方式でシールします。ですので、平行ねじにはシールテープなどのシール剤を使用しません。というか、使用してはいけません。本来シールに必要な部分(メタルフェースなど)へ干渉し、水漏れの原因となる場合があります。

メートルねじ(ミリねじ)

 「メートルねじ」は、ISO規格(JISも採用している)にあるねじです。俗称(正式名称ではない)で、「ミリねじ」と呼ばれることが多いです。ホームセンターで販売している、よくあるボルトやナットのねじはこのねじが多いですね。というか、他のねじのボルトとかあるんだろうか。
 ねじの外径、ねじピッチを表すのに、例えば、外径10ミリでねじピッチが1.25ミリの場合、「M10x1.25」と表記します。
 高圧洗浄機関連で使われている継手に、M22x1.5やM14x1.5のねじがあります。

ユニファイねじ

 北米規格のねじです。経験上、高圧洗浄機に使用されていることはまずありませんが、北米製の洗浄機(ポンプ)の給水側のねじに使われているのを確認したことがあります。

(*1) テーパー形状 先端に行くほど細く(太く)なっている形状。先細りの形状。円錐形。円柱ではなく傾斜がついている形状。ワインのコルク栓やボールペンの先端、コーヒードリッパーなどもテーパー形状。


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