「大学院で研究を」諦めた夢に、あおいさんがもう一度手を伸ばした理由|SHElikes受講生あおいさんのストーリー
大好きな日本史を高校で教えながら、Webデザイナー・Webライター・SNS運用代行など幅広く活躍しているあおいさん。今年の春から大学院生として、東北大学 文学研究科で日本史(古代)の研究がスタート。日本史の研究と働くことを両立させるまでの経緯とこれからについてお話を聞きました。
“学びをデザインする複業フリーランス”あおいさんの働き方とは
___まず、あおいさんの今の働き方について教えてください。
私は高校で日本史の非常勤講師として働きつつ、Webデザイン・Webライティング・SNS運用代行などを行う複業フリーランスとして活動しています。高校では1日4コマ×4日で週16コマの授業を担当しており、担任や部活動は持っていません。
つい先月までは、高校の授業がない水曜日を使って、SHElikesで出会った受講生さん(以下、シーメイトさん)経由で獲得した、那須塩原市の行政の仕事に携わっていました。テレワークで仕事を獲得していきたい女性向けの講座を行う事業で、その運営メンバーとして現地訪問やミーティングを担当していました。
___色んなことをやっていて本当に尊敬しかありません……!
いつの間にか好きになっていた「日本史」
___Xやnoteでの発信で「日本史が好き!」という想いを発信されていらっしゃいますが、日本史との出会いはいつですか。

小学校のときから、気付いたらもう身近にあって。私のお父さんは小学校の校長先生で、教科の中でも社会・歴史が好きで。小さい頃からお出かけ先はお城か史跡だったから、ちょっとずつハマって。そしたらお父さんに「これ解けるか?」って入試問題渡されて一緒に解いたりしてました。お父さんと歴史の話をしていたことが、歴史を好きになったきっかけかな。
___英才教育ですね。
そうそう。だから、小学生のときから日本史に関わる仕事がしたいと思ってた。「日本史に関わる仕事って何がある?」ってお父さんに聞いたら「教員か研究者」って言われて。それが将来の夢だった。
___具体的にいつ「日本史好きだなぁ」と感じますか。
実際にお城や神社仏閣に行って、「ここにいたんだな、ここで戦いがあったんだな」って自分の知識と繋がるときは、めちゃめちゃワクワクする瞬間かな。私は小学生のとき元々戦国時代・織田信長っていう王道なところが好きだったんだけど、大学生のときに織田信長が書いた書状を授業の一環で触らせてもらったときは、「これが信長の自筆……!」ってめっちゃテンション上がった瞬間でした。
「大学院に行きたい」と「私には絶対無理」
___改めて、大学院進学本当におめでとうございます!大学でも日本史を専攻されていらっしゃいましたが、大学院で研究したいと思った理由やきっかけを教えてください。

大学生のときから「大学院に行って研究者になりたい」という気持ちはありました。小学生のときから日本史がずっと好きで、高校生のときは全国模試の日本史1位を取るくらい熱意がありました。高校までの日本史は基本的に用語を覚えて、問題に答えられるかどうかをチェックするもの。一方で大学の日本史は“これまでの知識を疑う”研究をしていきます。今までの当たり前を疑っていくため、最初はすごく戸惑いました。それでも、色んな解釈ができることがとても面白くて。大学の先生たちと直接話していく中でも研究の魅力を体感していたこともあり、「研究者になりたい」という想いは強かったです。
でも、自分が大学院に行ってもやっていける自信はありませんでした。大学院に進学したら、最短で卒業するときには27歳。卒業してすぐに働けるわけでもないから、「私には絶対無理だな」と思っていました。大学生のときは「◎◎大学のあおいです」と名乗れる肩書きが欲しいと思ってたし、ずっと学生でいることに耐えられるメンタルがないなって。「今はムリでも、いつか大学院に行きたい。」そう思いながら大学を卒業。研究者になることと同じくらいやりたいことだった、高校教員になる道を選びました。
“仕事と学び”の両立を叶えるロールモデルとの出会いが、あおいさんの人生を動かしていく
___大学院に行くことを諦めていた時期もあった中で、「働きながら大学院に行く」と決断できた“ターニングポイント”はありますか?
SHElikes公式フリーランスコミュニティに所属していたときの、ゲスト登壇イベントをやったときです。お招きした方はフリーランスでバリバリ活躍しつつ、短期で韓国留学にも行ってて、イベント出演時も韓国から帰ってきたばかりの頃。きっと大変なはずだけど、「でも諦めなくてよかった」とおっしゃっていたのがすごくカッコよく映って。
大学院進学をあきらめた理由って経済的なこともあるし、周りの友人がライフステージをどんどん変えていくのを学生の立場で眺めるのがしんどそうとか。大学院へ行ったのに就職で違う進路を選んでしまったら、それまでの時間は何だったんだろうって自分を責めてしまいそう……って想像していて。でも、その「できない理由」はフリーランスになったら全部解決するんじゃない?と思って。大学院の方が上手くいかなかったとしても、フリーランスをしていたら戻る場所があるからゼロになるわけじゃない。そう思えたことで、もちろん時間管理とか大変な部分はあるけれど、「できるかも」と考えを変えられたのが一番大きかったです。
___「できないと」思い込んでいたことが「できる」に変わるって、結構衝撃じゃないですか?
めっちゃ衝撃。“大学院進学”か“正社員”どちらかを選んで、どちらかを手放さないとできないと思ってました。でも、フリーランスになることで半分ずつできると気がつけたのは大きかったです。
___他のシーメイトさんに大学院に行くことを相談していましたか?
いいえ!それまで「大学院で研究しながら働く」って言語化できてなくて。SHElikesに入会した当初は「副業ができたらいいな」ぐらいにしか思っていませんでした。だから、色んなシーメイトさんたちに「どんな働き方をしているか」を聞いて交流していく中で、色んな組み合わせで働いている人がいることを知ったことで大学院受験を決められたかな。
___決めたと同時に周りに宣言したんですね。
そう。そのとき所属していたSHElikesフリーランスコミュニティのSlackにはメンバーの個人チャンネルがあって、それぞれが思ったことを書いてて。メンバーから毎日のように「今日はこの案件取れた!」とか何かしらの報告が流れてきてて。「え、もうこの勢いの流れで私も書いちゃおう」と思って書きこんだら、みんながあたたかい言葉で応援してくれました。
___どこに身を置くかって結構大事なんですね……!

本当に!今まで3つのコミュニティに所属したけど、全部色が違う。どれも所属してよかったと思っています。
はじめて所属したのはSHElikesファンクラブコミュニティ。キャリアチェンジするために入会したのだから、デザインやライティングの話しかしちゃいけないと思ってたけど、当時のコミュニティプランナーが私が日本史好きなことを引き出してくれて。デザインやライティングに一気にキャリアチェンジしなきゃいけないと考えていたけど、これまでの地続きでいいんだと感じられて。そのおかげでどんどんコミュニティに参加していけるようになりました。
2つ目はフリーランスコミュニティ。メンバーみんな優しくて、仕事ができる。気付いたらイベント関連の制作物ができてるみたいな。毎日何かしら報告があがってくるから、「私も混ざりたい」と思って大学院進学を決断できました。
3つ目は直近でサポ隊をしていたライターコミュニティ。みんな友達のような雰囲気で、メンバーがたくさん褒めてくれたことで「大学院進学は間違いじゃなかった」って確信できました。
どのコミュニティも色が違うけど、自分が決断をしていく中で所属してよかったなぁと思っています。
「日本史が好き」を胸に、学術と社会のあいだをつないでいく
___「学術と社会のあいだをつなぐ存在になりたい」という目標を掲げられていますが、どのように実現させていきたいですか?
やりたいことは2つあります。
まず1つ、大学や学会の「広報」みたいなことをしたい。
大学や学会のホームページって見づらかったり情報が取りづらかったりして、「開かれていないな」と感じることがあって。必要に応じてWebサイト制作・チラシ制作・SNS運用・研究者へのインタビュー。SHEで学んで得た武器はくさんあるから、それらを使って大学や学会の魅力を伝える役割をしていきたいと思っています。今も大学の研究室のサイト制作をしているので、そういった仕事をどんどん増やしていきたいです。
もう1つは「日本史の面白さ」を伝えられる人になりたい。

この前、日本史講義をオンラインでやったけど、ああいった活動を増やしていきたい。大人向けの、もう一回学びたい人向けの講義をしたり。あるいは本を書いてみたいです!大分先にはなると思うけれど、もう一回学びたい人や高校生に向けて日本史の面白さを伝えられるような本を出版したい。その思いの下には「日本史が好き」が根底にあります。
___あおいさんなら絶対に実現させると思うので、楽しみです!
ありがとうございます!
考えすぎる人ほど、動いてみる。
___最後に、働き方だけでなく生き方に迷っている方。「毎日つまらない、これで合ってるのかな。」と思う方へメッセージがあれば教えてください。
「考えすぎちゃう人ほど、まずは動いてみる」
私自身考えすぎてしんどくなることが多いんですが、動きながらできる幅が広がっていくのを実感しています。違う場所に行ったり、環境を変えてみたり。
“まずは動いてみること”が大事だと思います。
あおいさん各種SNS
X:https://x.com/_aoihistory
note:note.com/aoihistory
SHElikesを通じて、学びと仕事を両立させるロールモデルと出会ったあおいさん。それをきっかけに自分自身のマインドをアップデートさせたことで、“複業フリーランス+大学院生”へキャリアチェンジすることができたのでしょう。
あなたにも「もう無理かも」と諦めかけている夢は、ありませんか?
その解決策は意外な場所に隠れているかもしれません。まずは、「すでに夢を叶えている人」との出会いを探すことから始めてみてはいかがでしょうか。
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