ふれてないのに、ふれてた。
ねぇ、
そのことば、
まだもらってないのに
わたし、もう、
ほどけかけてたよ。
やさしさを想像しただけで
身体が思い出してしまうの、
ねぇ、ずるいと思わへん?
わたしの皮膚、
いつからそんなに
さみしがりになったんやろ。
ふれてないのに、
ふれてた。
それってもう、
魔法みたい。
──ほしのりりす
読んでくれて、ありがとうございます。
よるのショートエッセイシリーズは、
ことばだけで、濡れる夜がある。
あなたの「感じるところ」に、そっとふれていく連作です。
わたしのことばが、
からだのどこかに残ったなら。
よかったら、ほかの夜も読んでみてくださいね。
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読み終えて、なにかが残ってしまったなら──
その余韻を、そっと返してもらえると、うれしいです。
わたしはまた、ひらいて書ける気がします。