土星の鎖が外れ、水星の沈黙がほどける夜に──ひとつだけ、触れてはいけない場所が動きだす
夜になると、
胸の奥のほうが、
すこしだけ熱をもつ瞬間がある。
触れられてもないのに、
まぶたの裏で、誰かの指がかすめるみたいで、
自分でも知らんかった感情が、
ゆっくり浮上してくる。
この2日間は、
その“名前のつかないもの”が、
静かに形を持ちはじめるとき。
この2日間は、
それが静かに“形”を持つとき。
■ 11/28|土星逆行終了(うお座)
──祈りの奥に隠していた、本当の感情がふれる。
うお座の土星が逆行を終えるとき、
わたしたちは「祈りの根」に触れざるをえなくなる。
祈りって、ほんまは
「叶えたい」というより、
触れてほしくなかった部分を守るための行為。
誰にも見せたくなかった弱さとか、
忘れたふりしてた執着とか、
あきらめた恋の残り香とか。
逆行中は、それを隠してただけ。
でも今夜は、
胸の内側で、そっと鎖が外れる。
触れたくなかったはずの願いが、
こちらをゆっくり見返してくる。
「ほんとは、これが欲しかったんでしょう?」
逃げてた願いほど、真実に近い。
知ってしまったら元には戻られへんくらいに。
■ 11/30|水星逆行終了(さそり座)
──黙っていた言葉が、喉の奥で熱を帯びる。
さそり座の水星は、
沈黙のなかでうずく本音を扱う。
逆行が終わる瞬間、
言えんかった気持ちが
喉の奥であたたかくなるのを、
身体が先に知る。
恋愛やったら、
このへんに落ちたまま止まってた言葉がある。
「ほんまは、会いたかってん」
「わたし、ずっとここにおった」
「嫌いやなかった。むしろ…」
それを出すか出さないかは自由やけど、
隠してた熱が動き出すのは止められへん。
言葉より先に、
身体がわかってしまうから。
■ 二つの逆行が同時に終わるとき
──願いと本音が交差する。まるで、指と指が絡むみたいに。
土星(願いの根)
×
水星(言えなかった本音)
この二つが、数日の間にほどけることは珍しい。
祈りと恋の境界がゆっくり溶けて、
感情が“理屈の前に”動きはじめる。
触れられてないのに、
胸の奥がじんわり温かくなる。
名前をつけられへん感覚なのに、
「これがほんまの気持ちなんやろな」
って、どこかで理解してしまう。
恋の形も、願いの形も、
ここからはもう変わらない。
ほどけたあとは、
戻る必要がなくなるから。
■ 今夜できる、りりす式祈り
✦ 1|胸の少し下に、指先を置く
強く押さない。
触れるか触れへんかの、きわのところ。
その微かな圧で、
逃げてた願いが動く。
✦ 2|まぶたの裏に「ひとつだけ」残ってる顔を浮かべる
恋かもしれんし、
願いかもしれん。
どっちでもいい。
浮かんだその瞬間、
あなたの内側が動いたという「事実」そのものが祈り。
■ そして、りりすからひとつだけ
祈りは叶えるための儀式やなくて、
本当の願いを、元の場所に戻してあげる手つづき。
恋も願いも、
隠さなくていい夜がある。
その夜が、
ちょうどいまやってきてるだけ。
触れられてもないのに、
心の奥が熱をもつなら──
それはもう、始まってる。
——ほしのりりす🌙
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りりすのこと、もっとしりたかったら、
ここをのぞいてください。
→ はじめまして|星夜をかなでる、ほしのりりすです
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読み終えて、なにかが残ってしまったなら──
その余韻を、そっと返してもらえると、うれしいです。
わたしはまた、ひらいて書ける気がします。