⭐ズルくて優しい、自分を取り戻すための、よるの占星術
ほんとうは自分で決めたくせに、 星のせいにしたくなる夜がある。
それは、 ズルいけれど、とてもやさしい。
自分を取り戻すための、よるの占星術。
星という「友(friend)」に背中を押されるフリをして、
ようやく自分に正直になれた、あの夜のこと。
🌙 星のせいにして、ほどけていい夜
はじめに:わたしが決めたわけじゃない、ってことにしたい夜がある。
「なんでそんなこと、しちゃったの?」
そう聞かれたとき、
ほんとうは自分で決めたくせに、
誰かのせいにしたくなることがある。
たとえばそれが、
月が満ちる夜だったり、
金星が逆行するタイミングだったり、
あるいは、
「リリス」が通りすぎたあとだったりして。
わたしはその夜、
ちゃんと知ってた。
でも「星のせい」にした。
そのほうが、
ほどける理由になったから。
💫 星が、そう言ってたから。
占星術って、
ほんとうは言い訳にもなる。
「だって満月だったから」
「金星とリリスが重なってたし」
「火星に抗えるわけないやん」
──そうやって、
理性を、ちょっと休ませる。
それだけで、
心も身体も、少しだけゆるむ。
🪞なぜ、星のせいにしてもいいのかって?
それはね、
ずっと「自分のせいだ」って、評価や判断でしばりつけてたら、
心も身体も、だんだんしんどくなってしまうから。
だからこそ、
ホロスコープをそっとひらいて、
その気持ちごと、いったん星にあずけてみてほしいの。
そうすることでね、
ほんとはどう感じてたのか、
どんな感情がそこにあったのかに、
すなおに気づけるようになってくるの。
──だからこれは、
「自分をとりもどすための、よるのセルフケア」
としての占星術の使い方。
自分の意志で動くには、あまりに心許ない夜がある。
だから、私は星という「友(friend)」に背中を押されるフリをする。
🕯 その夜、ほどける準備はできてた。
触れられたとき、
ほんとうはびっくりなんてしてない。
感じてしまったのも、たぶん自然なこと。
ただ「ちゃんとわたしが選んだ」って言うのが、
ちょっと怖かっただけ。
だから、こう言った。
「なんか、星のせいかも。」
🔥 わたしをほどくものに
理由なんていらなかった。
ほんとうは、ずっと前から感じてた。
呼吸が少しずつ浅くなること。
手首がじんわり熱を持っていくこと。
視線ひとつで、奥がうずくような感覚。
でも、自分で選んだって言うには、
あまりに自然すぎて。
だから、星に言わせたの。
🕯️ ほどける夜のための、もうひとつの問いかけ
星に預けてほどけた後、
朝の光の中でふと思うかもしれません。
「あの時、星に何を言わせたかったんだろう?」
その答えこそが、
あなたが心の奥底でずっと大切にしていた、
本当の望みなのかもしれません。
星に預けることで見えてきたその純粋な気持ちを、
これからは「自分の意思」として愛してあげられるの。
🌌 おわりに:星のせいにした夜ほど、わたしは正直だった。
「星のせい」って言うと、
ちょっとズルい。
でも、ちょっとやさしい。
星を理由に、
わたしはほどける。
何もしてないふりで、
いちばん奥まで、受け入れてた。
──そして今なら、言えるの。
あの夜はたしかに、星のせいにした。
でもそれすらも、
ちゃんとわたしが選んだ夜やったって、
今は思ってる。
──そう思える朝が、
いつか来るってことも、
あの夜のわたしは、
たぶん、もう知ってた。
──ほしのりりす
「今夜、あなたが星のせいにしたいことは何ですか?」
星は、ゆるしてくれる。
りりすは、知っているよ。
🌙よんでくれて、ありがとう。
りりすのことばが、
からだのどこかに残ったなら。
よかったら、ほかの夜も読んでみてくださいね。
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読み終えて、なにかが残ってしまったなら──
その余韻を、そっと返してもらえると、うれしいです。
わたしはまた、ひらいて書ける気がします。