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ジェネリックが「合う・合わない」のはなぜ?—薬剤師の見ている景色

先日、ジェネリックへの切り替えについて
『費用面だけでは語りきれない部分を薬剤師の言葉で聞きたい』というお声をいただきました😊

以前から書きたかったこのテーマ。
そう言っていただけたことで
背中を押してもらいました。

今日は、薬剤師として日々見ている「ジェネリックの合う・合わない」の景色を、できるだけ丁寧にお話ししてみたいと思います。


まず、大前提として🍀

ジェネリック医薬品(後発医薬品)有効成分は、先発医薬品と同じ

効き目や安全性の基本的な部分は、国が定めた試験で確認されたうえで承認されています。

実際、多くの患者さんはジェネリックに切り替えても、これまでと変わらない生活を続けていらっしゃいます。

「安かろう=悪かろう」という薬では決してありません
そして、実際にジェネリック医薬品のほうが先発品より飲みやすく工夫されているなんてものもあるんですよ✨

そのうえで、今日お話ししたいのは、

ごく一部の方に起きる
「なんとなく合わない気がする」という感覚が
どこから来ているのか

というお話です。

自分の違和感を、一人で抱え込まないでくださいね。

この記事は「ジェネリックが良いか悪いか」を語るものではなく、「合わない場合があるのはなぜか」を丁寧に見つめるためのものだと、思ってください😊


主薬は同じ、でも「まわり」は違う

錠剤やカプセルの中身は、
有効成分だけでできているわけではありません。

意外と知られていませんが、有効成分よりサポート役の方が割合としては多いんですよ✨


有効成分のまわりには、
たくさんの添加物が入っています。

イラストにしてみました💡

わき役たち、結構いい仕事してます!

薬を「体に届く一粒」に仕上げるために、
必要な脇役たちです。

そして、この添加物は
先発薬と後発薬で違うことがあります。

さらに、
後発薬同士でもメーカーごとに種類や量が違うことがあるんです。

「まわり」が違うと、
体の反応にわずかな差が出ることがあります

——これが「合う・合わない」の背景にある、
一番大きな理由だと考えています🍀


添加物で「合わない」が起きるとき

添加物で体の反応が変わる場面として、
現場で経験することが比較的多いのは次の二つです。

💊ひとつめ—アレルギー反応

特定の色素や、乳糖、小麦由来の成分などに反応してしまう方がいらっしゃいます。もともとアレルギーをお持ちの方が、切り替え後にじんましんや皮膚のかゆみを感じてしまう。

原因を探っていったら添加物にたどり着いた
——そんなケースを何度か経験してきました。

💊ふたつめ—消化器症状

マンニトールやソルビトールなどの糖アルコールが添加物として含まれている場合、量や体質によっては『お腹が張る』『下痢をする』といった不調につながることがあります。

多いのはこの二つかなと思います。

どちらも「そういう方もいらっしゃる」というくらいの頻度で、切り替えたすべての方に起きるわけではありません。

そして大切なことをひとつ——
これは先発薬でも起こり得ることで、後発薬だけに起こる問題ではありません。先発薬の添加物が合わなくて、ジェネリックに切り替えたら落ち着かれたという逆の経験も、現場では経験します。

症状の出方も人それぞれ。
はっきり自覚できる方もいれば、「なんとなく調子が違う」という漠然とした違和感を抱かれる方もいらっしゃいます。


薬剤師は、ここを見る

薬を切り替えたあと、

気のせいかもしれないけれど、
なんとなく違う

そんな感覚があるとき、それを言葉にしていただけると、薬剤師にとって本当に大切な手がかりになります。

「有効成分は同じだから大丈夫」
で終わらせるのではなく、

添加物の違い
剤形の違い
大きさや形の違い

一粒の中で何が変わったのかを、
薬剤師はひとつひとつ見ています。

あなたが感じた小さなからだの変化は、その手がかりを探るための、いちばん確かな入口です。

実際に添加物一覧を見比べて「もしかしてこれかもしれない」と原因を絞っていくこともあります。

原因が分かれば、
同じ有効成分で添加物の違う別のメーカーに変更するという選択肢が見えてくることもあるんですよ😊

だから、どうか自分の中で
「気のせいかも」と我慢しないでほしいなって思います🍀


もし変更を検討するなら

そうは言っても、

「切り替えたけれど、やっぱり合わない気がする」
「先発薬に戻したい」
「そもそも変更に不安がある」

そんなときは、
どれもまず薬剤師にご相談ください。

調剤薬局の薬剤師さんは、こうしたお話を聞くための時間を必ず作ってくださいます。
医師と連携しながら、その方に合う形を一緒に探していく事だってできるんですよ😊

まずは相談です✨

ただ、薬の種類によっては簡単に変更できないものもあります。

血中濃度の管理が繊細な薬
特殊な製剤の薬

こういう場合は、
切り替えることに慎重になる場面もあります。
だからこそ、そこは薬剤師と相談しながら進めていただくのが安心です。

不安なときは、医師や薬剤師に相談してください🌈

費用は、暮らしを支える大切な軸のひとつです。

同時に、体との相性も暮らしを支える大切な軸のひとつ

どちらか一方ではなく、
両方を天秤にかけていい
——私は、そう思っています🍀

迷ったら、まずはこのチェックリストに当てはめてみてください。

おわりに

「ジェネリック=安いから」

というイメージだけで語られがちなこのテーマ。

私の背中を押して、書く機会をくださった方に
あらためて感謝をお伝えしたいです✨

そして、
これを読んでくださった多職種の皆さんへ

患者さんの「なんとなく合わない気がする」というひと言があったら、どうか薬剤師にそっと繋げていただけたら嬉しいです。
原因を一緒に探すお手伝いをすることができると思います🍀

もしあなたが患者さんだったとしたら

ご自身の体の声を、
遠慮なく薬剤師に届けてください。

「気のせいかも」と流されがちなその感覚が、あなたに合う一粒を見つけるいちばんの手がかりになります。

同じ薬でも、あなたに合う一つは、きっと一緒に探せますよ🌸🌈

おしまい🌸

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