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【File No. 014】 扉の向こうは......

【効果音】旅人の指名が外れた瞬間、裁判空間は「パリン」と乾いた音を立てて砕け散った。 しかし、その場に光明は差さない。冷たい暗闇の中で、目の前には新たな扉が出現していた。 先ほどと同じ、鉛色に重い鉄の扉。そこには一切の装飾がなく、ただひたすらに、奥へと続く暗闇を予感させる。

「……残念だねぇ。これじゃボクを倒すのは、キミには無理だよぉ♪」

どこからか、嘲笑うような怪物の声が響く。


「さあ、その扉を開けてごらん? きっと、いいものが見つかるよぉ……ピキュ、ピキュ……!」

旅人は、自らの推理の誤りを悔いながらも、扉に手をかけた。 冷たい鉄の感触。重く軋む音を立てて、扉はゆっくりと開いていく。 その向こうは、漆黒の闇。何も見えない。何も聞こえない。 しかし、一歩足を踏み出した瞬間——

ガヤガヤと喧騒が耳を劈き、鼻腔を刺激する焼き鳥の香ばしい匂い。 足元には、B1Fの宿場町の、見慣れた石畳が広がっていた。


「……また、最初からやり直しだねぇ♪ ピキュ、ピキュ……!」


👉 追憶の宿場町へ


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