【File No. 013】B2F・解決、霧の晴れる時
「犯人は、2番……お前だ!」
【効果音】旅人の指先が「霧の従者」を貫いた瞬間、空間に響いていた「チッ、チッ」という秒針の音が、心臓を鷲掴みにするような長い残響を残して途絶えた。
「……あは、あははは……! ピキュッ♪」
上階から覗き込んでいた怪物が、初めて声を上げて笑った。 その拍子に、2番の影が足元から霧散していく。 「右側を壁に預けていれば、右側に注意を払う必要などない。お前の証言は、王の孤独(ハジの美学)を知らぬ者の虚偽だ。」
パリン、と音を立てて周囲の偽りの空間が剥がれ落ちる。 旅人が再び目を開けたとき、そこは元の暗い通路に戻っていた。 三人の容疑者も、黄金のリンゴも消えている。
ただ、目の前の重厚な鉄の扉が、まるで深呼吸をするようにゆっくりと左右に分かれていく。 その扉の隙間から溢れ出してきたのは、今までよりもずっと温かみのある、だが力強い「黄金の光」だった。
扉の向こう、開かれた道のど真ん中に、それは恭しく置かれていた。
【獲得アイテム:黄金の駐車券(ヒント2)】 光り輝く磁気カード。そこには王の直筆で、勝利への鍵が記されている。
「よくぞ見破った。王は車に戻る際、重い荷物を提げながらも、必ず『ある一方向』を振り返る。それは精算機でも、出口でもない。 番人がその巨体でキミを押し潰そうとした時、キミもまた、その『背後の安全』を捨てて振り返る勇気があるか?」
そして……
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