新年の朝、小さな虹を見つけた
心に、ひと呼吸の余白を。
咲かなくても、あなたは美しい。
こんにちは、ゆきのです。
新しい年が明けました。
街には「今年こそは」という言葉が、小さく漂っています。
でも、もし今日のあなたが、
「何も変わらない気がする」と感じているなら。
どうか、そのままのあなたで、ここに腰を下ろしてください。
変わらなくても、大丈夫。
今年も、あなたのペースで。
ある朝、窓から見た三色の虹
その日、私は「完璧じゃない自分」のことを、少し考えていました。
窓を開けたら、雨上がりの空気がひんやりと頬を撫でて、
遠くの空に、小さな虹が架かっていました。
七色のうち、はっきり見えたのは三色だけ。
「あれ、虹って七色じゃなかったっけ」
そう思った瞬間、ふと気づきました。
三色でも、虹は虹なんだ。
完全じゃなくても、美しい。
その時、心の中でこんな声が響きました。
「もしかして、私の感情も、こんな感じなのかもしれない」

「何色ですか?」と、訊かれたあの日
新年の虹を見る、数ヶ月前のことでした。
まだ私が「色」について、これほど考える前の出来事です。
窓から柔らかな光が差し込む相談室で、ある方がこう言いました。
「最近、なんだかモヤモヤするんです。
でも、何が嫌なのか、自分でもわからなくて」
私は、自分でもよくわからないまま、こう訊いてみました。
「もし、そのモヤモヤに色があるとしたら、何色でしょう?」
その方は少し考えて、こう答えました。
「…灰色、かな」
その声は、とても静かでした。
まるで、自分の中の何かを、初めて外に出したような。
「灰色ですか」
そこで会話は途切れました。
私も、何を言えばいいかわからなかったんです。
でも、その後。
その方は、静かにこう言いました。
「なんだか……ホッとしました」
灰色という色を認めてもらえただけで、
重たかった何かが、少しだけ軽くなった――
そんなふうに感じたのかもしれません。
私も、わからない日がある
正直に言います。
私自身、感情に色をつけようとしても、
何も見えない日の方が多いです。
「今日は何色?」と自分に問いかけても、
答えは返ってこない。
それでも、時々。
窓から空を見たとき、
誰かの優しい言葉を思い出したとき。
ふと、「ああ、今日は少し薄い青っぽいかも」と、
名前のない色が、ぼんやり浮かぶことがあります。
それが正しいかどうかは、わかりません。
でも、その「わからなさ」ごと、
そっと抱きしめてみる。
それだけで、少しだけ、
自分に優しくなれた気がします。

雨には、雨の美しさがある
ハワイには、こんな言葉があります。
「No Rain, No Rainbow」
雨が降らなければ、虹は架からない。
この言葉に、私は長い間、励まされてきました。
「ああ、この辛さも、いつか虹になるんだ」
でも、最近、少し違う風に感じるようになりました。
雨は、虹のための前準備じゃない。
雨には、雨の美しさがある。
窓を叩く雨音。
濡れた葉っぱの艶。
雨上がりの土の匂い。
雨には、雨だけの美しさがある。
あなたも、もし今、雨の中にいるなら。
無理に虹を探さなくても、大丈夫。
雨の日には、雨の色がある。
その色を、そのまま感じてみる。
それだけで、十分です。
色が見えない日も、それでいい
感情に色をつける。
それは、新しい気づきをくれることもあります。
でも、色が見えない日も、たくさんあります。
七色揃わない虹があるように、
名前のつかない色があるように。
見えないものを、無理に見ようとしなくていい。
「今日は、わからない」
それも、一つの答えです。
また、ここで
もし、また雨が降ったら。
もし、虹が見えない日が続いたら。
いつでもここに戻ってきてください。
ココミチは、あなたの心の安全基地です。
虹が見える日も、見えない日も。
雨の日も、晴れの日も。
どんな色のあなたも、そのままで美しい。
新しい一年が、あなたにとって、
押し付けられない、あなただけのペースで過ごせる日々でありますように。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

もし心が向いたら。
窓の外の空を、ほんの3秒だけ眺めてみませんか。
今日の空は、どんな色に見えるでしょう。
ゆきの

【ココミチの「心の図書館」へようこそ】
この記事が、あなたの心に少しでも余白を届けられたなら幸いです。
「ココミチ」では、これからも心のゆとりと小さな気づきをお届けしていけたらと思います。
🌸 次に読む記事を探すなら
【迷ったら、まずここへ】
あなたの今の気持ちから、次の一冊を見つけられます。
【 あなたの心に近い枝葉 】
□ 心の声を、言葉にならない感情から受け取る
→ [ 感情は、優しい翻訳者 ]
□ 完璧じゃなくても、三色でも、それでいい。評価から解放される
→ [ 点数をつけなくていい ]
□ 感情がわからない日は、身体の声を聞いてみる
→ [ 身体という、最初の安全基地 ]
□ 葉にならない時間を静かに過ごしたくなったら
→ [ 沈黙という優しさ ]
さらに記事を探すなら:
→ [ 📚 心の図書館・探索ガイド ]
