外野手の一歩目が遅かった僕が「足の速さじゃなかった」と気づくまで
はじめに|ずっと「足のせい」だと思っていた
外野手としてプレーしていて、
一番きつかったのは「走ること」じゃなかった。
打球判断が遅れて一歩目が出ない。
追いつくために焦って、背走が怖くなる。
捕れるはずのフライを、ギリギリにしてしまう。
当時の僕は、
「自分は足が遅いから仕方ない」
そうやって納得しようとしていた。
外野は足。
一歩目が遅いのは才能。
だからもっと走らなきゃいけない。
ずっと、そう思っていた。
外野守備が一番しんどかった理由
外野守備で本当にしんどいのは、
ミスそのもの
走る距離
じゃなくて、
**「遅れた自分が分かる瞬間」**だと思う。
打球が上がった瞬間、
「あ、遅れたかも」と分かる。
そこから全力で追うけど、
気持ちはずっと追い込まれている。
背走に入るのも怖い。
捕れたとしても、余裕はない。
この状態が続くと、
守備がどんどん嫌いになっていった。
転機|守備が変わったのは「一言」じゃなかった
高校3年に上がるタイミングで、
監督とコーチが変わった。
よくある話だと、
「監督の一言で意識が変わった」
みたいな展開になるけど、
僕の場合は違った。
何か特別な言葉をかけられたわけじゃない。
変わったのは、
練習の形そのものだった。
外野ノックのやり方が変わり、
同じ選手に連続してフライが飛んでくる練習が始まった。
止まれない。
捕ったら、すぐ次が来る。
正直、めちゃくちゃきつかった。
気づき|一歩目は「速くしよう」としても速くならない
その練習を続けていく中で、
あることに気づいた。
一歩目を
「速く出そう」
「反応しよう」
と意識している時ほど、うまくいかない。
小刻みにバタバタして、
構え直して、
結局遅れる。
逆に、
落ち着いて構えたまま、
静かに一歩目が出た時の方が、
結果が良かった。
ここで初めて分かった。
一歩目はスピードじゃない。
判断と準備なんだ。
「足」じゃなく「判断」だった
一歩目が速い外野手は、
足が速い人じゃなかった。
インパクトを見ている
打球の質を感じ取っている
構えが崩れていない
だから、
速く動こうとしなくても、
自然に一歩目が出る。
逆に僕は、
判断が遅れているのに、
足で取り返そうとしていた。
だから焦るし、
だから怖くなる。
原因は、走力じゃなかった。
守備が「怖くなくなった」瞬間
判断が早くなると、
守備は一気に楽になる。
追い込まれない。
無理な背走が減る。
打球を見る余裕が出てくる。
「捕れるかどうか」よりも、
「落ち着いて動けているか」を
考えられるようになった。
この感覚を知ってから、
外野守備が嫌じゃなくなった。
もし、昔の自分に言うなら
もし、あの頃の自分に声をかけるなら、
こう言うと思う。
足を鍛える前に、
判断と準備を疑ってみろ。
一歩目が遅いのは、
才能でも、走力でもない。
守備は、
練習で作れる。
おわりに|技術の話は、ブログにまとめました
この時に実際にやっていた練習は、
外野守備の「一歩目」と「打球判断」を
体に染み込ませるためのものでした。
やり方・回数・注意点などの
具体的な内容は、
ブログに実体験ベースでまとめています。
外野守備に悩んでいる人の
ヒントになれば嬉しいです。
