いつも心にたんぽぽを
たんぽぽは雑草と呼ばれてしまうこともある。
だからこそ、私はたんぽぽが好きだ。
踏み潰されたって、
コンクリートの隙間からだって、
強くたくましく、
黄色い、可愛らしい花を咲かせる。
そして、綿毛へと変化したその姿は、まるで芸術だ。
私はいつも目を奪われる。
こんなにも美しい変化があるものかと。
そして最後には、次の春へとつなぐため、小さな種が空に舞う。
私は雪国で育った。
寒く、暗く、そして厳しい季節は必ずやってくる。
雪と戦い、静かにじっと耐える。
彩りあふれる世界を思い描きながら。
そして、待ちわびた春の通学路にはたんぽぽが顔を出す。
その年、最初の一輪を見つけると、必ず立ち止まる。
じっくり眺め、そして呟く。
「たんぽぽ咲いたね」
心がふわりと、あたたかくなる。
田舎道は黄色く染まり、足取りも軽くなる。
眺める景色は変わっても、昔も今も変わらない。
私にとって、たんぽぽはいつの時代も心を安らげてくれる存在だ。
就活の頃、自己分析シートがあり、
『自分を花にたとえると』とあった。
私は迷わず、たんぽぽと書いた。
何度でも立ち上がれと自分を鼓舞する気持ちを込め。
地味でも、人の心に残るような花に。
たんぽぽのような人になりたいと。
今年はもうたんぽぽの時期は終わってしまった。
だけど、咲いていない時期だからこそ、
私の心の片隅には、
いつも咲いていてほしいと願っている。
noteを始めて、この7月で1年になりました。
私のアイコンであるたんぽぽへの思いを込め、綴りました。
皆様、いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします😊
