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【7歳娘記録】暗闇ができるきっかけは、もしかして…

寒い日が続いている。
朝の空気は刺すようで、床に足をつけるだけで
一日の気力を半分ほど持っていかれる。

この寒さを凌ぐには、どうしても
暖房に頼らざるを得ない。
エアコン、ヒーター、ドライヤー、電子レンジ。
文明の利器たちは頼もしいが、
同時に我が家の電力メーターを容赦なく回転させていく。

となれば自ずと電力は跳ね上がり、
電気代はおろか…ブレーカーが、落ちるのだ。

あの突然、世界が一瞬で闇に沈むあの感覚。
落ちた瞬間、思わず「うぉっ」と声が出る。
大人でもなる。
むしろ大人ほどなる。

そんな突然の停電に、
ここ最近、我が家で一番の被害者がいる。
7歳の娘だ。
どういうわけか、彼女の都合が悪いタイミングを
見計らったかのように、電気は落ちる。

それは決まって、娘が一人の時に…


一発目は風呂だった。
普段は私か妻のどちらかと一緒に入るのだが、
その日はたまたま違った。
正確には、私と一歳の下の子が
先に風呂を上がり、娘が一人で湯船に浸かっていた。

私は何気なくドライヤーのスイッチを入れた。
その瞬間…落ちた。

風呂場は完全な暗闇。
湯気のこもった密室。
7歳の小さな心には、あまりにも唐突で、
あまりにも恐ろしい世界だったに違いない。

結果、大号泣。
それはもう、家の中に響き渡る
見事な泣き声だった。
そりゃそうだ、としか言いようがない。

慌てて妻が風呂へ戻り、
暗闇の中で「大丈夫だよ」と声をかけながら抱きしめていた。
その光景に、ブレーカーよりも先に、
私の反省スイッチが落ちた。

そして数日後の今日の朝。

7歳娘は得意げな顔で、
「トイレ行ってくるね」と宣言して
一人で向かった。
小さな自立の一歩。
頼もしい背中だった。

その背後で、妻が電子レンジのボタンを押す。
チン、と鳴る前に…落ちた。

「またかよ〜!」


妻の“やっちまったぁ…”よりも早く
トイレで一人でいる7歳娘の叫び声か聞こえた。
急いで様子を見に行った妻。
どうやら何事もなかったらしく、今回は泣きはしなかったらしい。

よかったと安堵とともに
一つ疑問が浮かぶ。

何故、娘が一人きりになると落ちるのか?


もはや7歳娘が一人にならないと落ちないんじゃないか?
いや、落ちるタイミングに合わせて一人になりにいっているのか?
おそらく、7歳娘とブレーカーには因果関係が…

45歳2児の父。
家庭の電力事情と7歳児の運命の結びつきに、
静かに頭を悩ませる朝なのだった。

ちなみに

トイレから出てきた娘に、
「誰が消したの?」と真顔で尋ねられ、
正直に「ママ」と答えると、

「上手に電気使って」


と、朝から叱責を受けていた。

なんか私の妄想を伝えると怒られそうだったのでやめた。

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