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仕事始めは突然に…

本日、仕事初め。
体のだるさは、いまだに継続中。

腹は朝からグニョグニョと自己主張を続け、
頭はズキズキと、まるで「今日はまだ休みだろ」と抗議してくる。
これで熱でもあれば、堂々と引き返せるのに
そう思って体温計を脇にはさむ。

結果は、裏切りのような平熱だった。

昭和の残党だからだろうか。
熱がなければ行かねばならない、
という謎の倫理観が、まだ体の奥に居座っている。
鉛のように重い体を引きずり、
駅へ向かい、電車に乗る。

満員電車。

押し合いへし合いの中で、なぜか一席だけ空いた。
奇跡のようにそこへ腰を下ろすと、
背中に貼ったカイロがじんわりと主張を始める。
それは熱というより、許しに近い温度で、
全身を少しずつ解いていった。

気づけば、意識が遠のき、ウトウトする。
目を開けた時には、降りるはずの駅を
一駅通り過ぎていた。
慌てて電車を降りながら、今朝、
妻に言われた言葉が不意に浮かぶ。

「いの一番に、いびきかいてたよ」

昨夜、7歳の娘に「一緒に寝よう」と誘われた。
寝付くまでのつもりだった。
本当に、そのつもりだったのだ。
気づけば朝で、天井を見上げながら、
自分の体の重さに少し驚いた。

「疲れてるのね」と妻は言った。

だが、正月であれだけ休んだはずなのに、
どこに疲れる要素があったのか。
そう考えて、答えの出ない問いを抱えた自分が、
少しだけ嫌になったことも思い出す。

兎にも角にも、時間通りに仕事場へ辿り着き、
頭痛を連れたまま一日を終え、
また電車に揺られて帰宅する。

玄関を開けると、頭はまだ痛い。
それでも、一直線に駆け寄ってくる1歳の娘を抱き上げる。
その様子を見て、7歳の娘が「おかえり」と声をかける。

その瞬間、ようやく思った。
ああ、今年が始まったのだなと思いつつも
やっぱり頭が痛いので早々に1歳娘を下ろして
足元で泣かれてその鳴き声で余計頭が痛くなってしまった
45歳2児の父はなのでした…。

ちなみにその後、7歳娘にも遊ぼうと誘われましたが
丁重にお断りしましたとさ。

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