レビュー『お金の学校』坂口恭平
注目の思想家であり芸術家である坂口恭平さんが語る、お金の本。
本を読むときは線を引いているのですが、全ページに線を引くほど面白い!!
2回目に読むときは、線が引かれた箇所を読み返し、重要と思うページの端を折るようにしているのですが、約4ページに1ページにほど、ページの端をおりました!!
それほど、自分にとっては重要なことが書かれてありました。
自分の仕事に違和感を感じている人や、創作に行き詰まっている人、漠然と不安を抱えている人にオススメです。
とにかく文章が読みやすく、ぶっ飛んだお金の話がもり沢山で、楽しく読み進めることができます。
紹介されているお金の稼ぎ方は、他人がすぐに真似ができるようものではないものの、いままで凝り固まっていた「お金の概念」を柔らかくほぐしてくれます。
本書を読み、家や学校では「お金のこと」を何も教わっていなかったな、と、改めてびっくりさせられました。
「お金を稼ぐには、嫌なことにも耐えてることが当たり前」というのが、いかに思い込みだったのかと思い知らされます。
坂口さんなりの創作の手法も開陳されており、興味深かったのが「ヒーローたちを三人分模倣すること」。
坂口さんは、鴨長明、石牟礼道子、ボブ・ディランを模倣対象に選んでいるようです。
そんな坂口さんの1日のルーティーンは以下。
21時-4時:睡眠
4時-9時:執筆(原稿用紙10枚)
9時-12時:ぼ〜っとする
12時-13時:昼食(ベーコンエッグ丼)
13時-16時:パステル画
16時-17時:ぼ〜っとする
17時-19時:畑
19時-21時:夕食、お風呂
「ぼ~っとする時間」が2回も組み込まれており、1日のうちに空白な時間を作る重要性がわかります。
坂口さんの別の本である『独立国家のつくりかた』でも感じた、「自由な発想で生きる喜び」が伝わってきて、若い人にこそ読んでほしい一冊でした。
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