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100日100冊出版 ─ Kindle出版で2ヶ月目に月5万を達成した記録 【前半戦】

「100日で100冊のKindle出版」

無謀に聞こえるこのチャレンジ。

ぼくはとりあえずやってみることにしました。

結果はなんとか完走。

この記事は、その100日間のチャレンジ奮闘記です。(※記事が長いので、この記事では50日目までの前半をご紹介します。)

準備段階での試行錯誤から、実際の執筆・出版までの学び。

そして2ヶ月目には月収5万円を達成するまでの道のりを、包み隠さずお伝えしています。

たとえば:

・10日ごとの出版数と売上
・作業効率を上げるためのコツ
・SNSでの発信の工夫と実績

成功も失敗も、すべての経験を包み隠さずお伝えします。

副業としてKindle出版に興味をお持ちの方はもちろん、新しい挑戦を模索されている方にも、なにかヒントになれば幸いです。

それでは、ぼくの100日間の挑戦をご覧ください。

この記事では、10日目までの記録を無料でご覧いただけます。

チャレンジの概要と目的

このチャレンジは2024年10月25日にスタート。

基本的には1日1冊のペースで出版していく予定でした。

ただ別の予定や体調など、さまざまな理由で予定通りにいかない日もあるはず。

そんな時は他の日に2冊出すなどして調整し、最終的な100日で100冊という目標を達成すればOKと考えました。

でもこのチャレンジの本当の目的は、たんに冊数を稼ぐことではありません。

ぼくが知りたかったのは、毎日アイデアを形にしていく過程で、人間の創造性がどのように変化していくのかということ。

アイデアは使えば使うほど枯渇するのでしょうか?

それとも逆に豊かになっていくのでしょうか?

このチャレンジを通じて、その答えを見つけていきたいと思いました。

なぜKindle出版なのか

じつは、ぼくは10年間も出版の夢を温めてきました。

しかし会社員として働きながら本を書くのは簡単ではありませんでした。

時間が足りない、アイデアが浮かばない、自分に自信が持てない、完璧を求めすぎる...

さまざまな理由をつけては行動を先送り。

その考えが大きく変わったのは、近しい知人を突然失ったときでした。

人生には期限があること、その期限は予想よりもずっと短いかもしれないことを痛感。

「いつか」というのは、じつは「永遠に来ない日」かもしれません。

たとえ完璧でなくても、今この瞬間に動き出す必要がある。

そして誰かに「つまらない」と言われても、自分の思いを形にしていかなければいけない。

そんな気持ちでやっと最初のKindle本の執筆に取り掛かりました。

執筆期間は3ヶ月。

初月の売上は5,300円。

金額は決して大きくありませんが、この小さな一歩が教えてくれたのはKindle出版には大きな可能性が眠っているということです。

商業出版にこだわらなくても、独立した個人出版者として自分の道を切り開けるかもしれない。

そして、同じように夢を諦めかけている誰かの背中を押すことができるかもしれない。

そんな思いを胸に、ぼくは100日間で100冊のKindle本を出版するという挑戦を始めることにしました。

これは「アイデアを形にする技術」を探求する旅です。

目指す月収5万円の根拠

ぼくが目標として掲げていた月収5万円という数字には計算根拠があります。

まずKindle本の価格設定についてお話しさせてください。

ぼくのほとんどの本は、読者の方が気軽に手に取れる250円に設定しています。

この価格帯での印税率は70%ですので、1冊あたり175円の収入になります。

では、月収5万円を達成するには何冊売れる必要があるのでしょうか?

単純計算すると、50,000円÷175円=約286冊となります。

つまり、1ヶ月に286冊以上売れれば目標を達成できる計算。

これを1日あたりの必要売上に換算すると、約10冊です。

「1日10冊も売れるの?」

と思われるかもしれません。

しかし100冊の本を出版することで、それぞれの本が少しずつ売れていけば、決して達成不可能な数字ではないと考えました。

これは給料のように「時間を売って収入を得る」のではなく、「作品を積み重ねて収入を生み出す」というビジネス。

ぼくはこのの収益構造に大きな魅力を感じています。

また5万円という金額は、副業収入として現実的な目標だと考えました。

本業の給料を完全に置き換えるほどの金額ではありませんが、趣味や自己投資に使える程度の余裕を生み出すことが可能です。

そして何より、5万円という現実的な目標金額だからこそ、売上至上主義に陥ることなく、「読者の方に本当に役立つ情報を提供したい」という初心を忘れずに執筆を続けられると考えています。

ぼくにとって、この「5万円」という数字は、理想と現実のバランスがとれた、しっかりとした根拠のある目標でした。

チャレンジを通じて身につけたいスキル

このチャレンジを通じて、ぼくは主に3つのスキルを磨いていきたいと考えています。

まず1つ目は、出版に関する総合的なスキルです。

100冊もの本を作り上げていく過程で、取材、執筆、編集という一連の作業を体に染み込ませていきたいと考えています。

100日で100冊という、一見すると無謀とも思える目標に挑戦することで、自分の限界も知ることも可能。

そして、毎日異なるテーマで本を作ることで、文章力や表紙デザインなど、クリエイティブな面での表現の幅も自然と広がっていくはずです。

このチャレンジが終わる頃には、1日で1冊の本を仕上げる「エクストリーム出版」のノウハウが確立できているはずです。

2つ目は、生成AIを効果的に活用するスキルです。

誤解のないように申し上げておきたいのですが、これは生成AIに原稿を丸投げすることを意味していません。

あくまでも「何を書くか?」はぼくが決め、「どのように書くか?」で生成AIのサポートを受ける形です。

また生成AIを「部下」としてだけでなく、「教師」として活用する方法を探っていきたいと考えました。

つまりAIの支援を受けながら、よりよい作家、そして編集者として成長していくことが目標です。

3つ目は、人とのつながりを育むコミュニケーション能力です。

良い本を作るためには、ほかの方々からアドバイスをいただくことが不可欠。

本を届けたい読者の方々の声に耳を傾け、ニーズを理解することも重要です。

現代は誰もが簡単に出版できる「大出版時代」。

このチャレンジを通じて磨かれる3つのスキルは、そんな時代を生き抜くための大切な武器になるはずです。

そしてぼくの経験が、同じように出版の夢を持つ方々の道標となれば、これ以上の喜びはありません。

準備段階での取り組み

本のアイデア出しと整理法

ここでは、「毎日1冊出版」というチャレンジを始める前の準備作業をご紹介します。

まず一番重要だったのが、毎日10個の本のアイデアを書き出すという習慣づけ。

というのもその日に思いついたアイデアをすぐに本にするのは、かなり難しいだろうと考えたからです。

アイデア出しの方法はとてもシンプルです。

A4の紙を用意して、思いつくままにアイデアを書き出しました。

このとき、ぼくがとくに意識したのは「アイデアの質は問わない」ということ。

たとえば「毎朝おいしいココアを入れる方法」といった、一見すると本にするには軽すぎるようなアイデアでも、どんどん書き出していきました。

アイデアは質より量が大切だからです。

たくさんのアイデアを出す中で、思いもよらない良いアイデアが生まれることもありました。

この習慣を「56日間」続けた結果、書き出したアイデアはぜんぶで560個。

そのなかから、実際に本として成立しそうなものを厳選していき、最終的に「77個」のアイデアを選び出すことができました。

目標の100冊には23個足りていませんが、ここは出版を進めながら新しいアイデアを見つけていこうと考えました。

このように、「アイデアを出す習慣」を身につけることができたのは、チャレンジを始める前の大きな収穫でした。

アイデアは使えば使うほど枯渇するのではなく、むしろ増えていくものなのかもしれません。

そんな発見が、100日間の挑戦への大きな自信となりました。

必要な投資(ツール・書籍など)

チャレンジに向けての準備として、ぼくは大量の本を購入しました。

𝕏やThreadsをフォローしてくださっている方は、ぼくの「爆買い」の様子をご覧になっているかもしれません。

チャレンジ前の2ヶ月間で購入した本の数を数えてみたところ、141冊。

普段は月に5~10冊程度しか購入しない自分としては、かなり思い切った投資です。

ただし正直なところ少し心配もありました。

毎日1冊のペースで本を出版していくとなると、参考文献を読む時間はかなり限られてくるということ。

実際、ほとんど読めませんでした。

せっかく購入した本たちを、どれだけ有効活用できるか。

これは今後の大きな課題の一つとなりました。

生成AI活用の基礎固め

もう一つの重要な準備が、生成AIの活用スキルを磨くこと。

今回のチャレンジでは、ライター・編集者としての能力を向上させることを目指しています。

その過程で、生成AIを強力なパートナーとして活用していきたいと考えました。

そのためCourseraというオンライン講座のプラットフォームで「Google AI Essentials」という資格を取得。

そして、『深津式プロンプト』と『AI時代の質問力』といった本を読んで、AIの活用方法を学んできました。

正直なところ、チャレンジ開始前にすべての教材を完璧にマスターするまでには至りませんでした。

でも基本的な使い方は身についたので、チャレンジをスタートする準備は整ったと判断。

本を書きながら、少しずつAIとの関係も深めていきました。

ここからはやっと、チャレンジの記録をご紹介します。

10日ごとに区切ってご紹介していきます。

1日目~10日目

出版数

この期間内に出版できた本は8冊で、1日あたりの平均は0.8冊。

目標の10冊には届かず、2冊の遅れが生じてしまいましたが、それでも充実した日々を過ごすことができました。

それぞれの日に、どんな本を出版したかをご紹介します。

▼ Day 001 (10/25):1冊
- 『三日坊主の1,000日note術』

▼ Day 002 (10/26):2冊
- 『30代からのnote入門』
- 『ひっこしの赤ふん』

▼ Day 003 (10/27):0冊

▼ Day 004 (10/28):1冊
- 『ラクしてnoteフォロワー3,000人』

▼ Day 005 (10/29):0冊

▼ Day 006 (10/30):0冊

▼ Day 007 (10/31):2冊
- 『ブログを始めてはいけない7つの理由』
- 『Canva無料フォント・セレクション』

▼ Day 008 (11/1):0冊

▼ Day 009 (11/2):1冊
- 『30代がAI時代に外国語を学ぶ理由』

▼ Day 010 (11/3):1冊
- 『AI語学ハック』

※出版したKindle本は順次整理しており、すでにAmazonで販売していない本もございます。

それらの本は、再編集して順次noteにて公開しています。

じつは5日目と6日目に出版できなかった理由があります。

それは、Canvaの無料フォントに関する本の制作に予想以上の時間がかかってしまったから。

ただこの時間投資は今後の作業効率化につながると考え、あえて時間をかけることにしました。

また出版した本のテーマは、ぼくが日頃から取り組んでいることを中心に選びました。

とくにnoteと語学学習の2つが大きな柱となっています。

noteについては、ぼくにとって大切な活動の場であり、愛着のあるプラットフォーム。

そのため「noteを1,000日続ける方法」や「noteで自分だけの世界観を表現する方法」など、noteユーザーの方々に役立つ情報を発信したいと考えました。

売上の推移と分析

最初の10日間の結果は、以下のようになりました。

  • Kindle本:544円

  • Amazonアソシエイト:1,441円

まだ新刊本1冊を購入できるかどうかという控えめな金額。

うれしい誤算だったのが、興味深いことにAmazonアソシエイトからの収入のほうが、Kindle本の売上を上回っていることです。

ただし、この収入には以前からnoteに掲載していたリンク経由の売上も含まれているため、今回のチャレンジがどの程度貢献しているかは判断が難しい状況。

といっても、いままでほとんど売上がなかったため、Amazonアソシエイトの売上をこのチャレンジの売上に加えることにしました。

デザインの振り返り

以下が、10日で出版した本の表紙たちです。

ぼくは日本の書籍デザインの特徴を意識して表紙を作成しました。

とくに注目したのが「帯」の存在。

日本の本の大きな特徴として帯があるため、ほぼすべての表紙デザインに帯を取り入れることにしました。

また日本の書籍デザインのもう一つの特徴である「余白の少なさ」にもこだわりました。

欧米の本は余白を多めに取る傾向がありますが、日本の本は情報をギュッと詰め込んだデザインが多いもの。

表紙のデザインには、Canvaの素材を活用しました。

とくにAIの本では、以前ぼくが描いた脳のイラストを使用するなど、オリジナリティも意識しています。

この期間中のCanvaの無料フォントの整理には、たくさんの時間を使いました。

この投資のおかげで、その後のデザイン作業でフォント選びに悩む時間が大幅に減りました。

しかし、まだまだ課題も残っています。

とくに配色には苦心しました。

配色の参考書を見ながら色の組み合わせを選んでいたのですが、なかなか思い通りの結果が得られません。

書籍通りの配色を使っても、どこかしっくりこないのです。

この経験から学んだことは、配色は理論だけでなく、実践的な微調整が重要だということ。

参考書の配色をベースにしつつ、自分の感覚で少しずつ色を調整していく必要があります。

この10日間のデザイン作業を通じて、理論と実践のバランスの大切さを実感しました。

試行錯誤を重ねながら、より良い表紙デザインを目指していきたいと思います。

10日間の学び

コンセプトの重要性

8冊目の『AI語学ハック』を執筆中に、大きな壁にぶつかりました。

その理由は、コンセプトがあいまいすぎたこと。

当初は「AIを使った語学学習」という大きなテーマで執筆を始めたのですが、あまりにも範囲が広すぎて焦点が定まりませんでした。

ターゲットを30代に絞ってみても、まだ特色が弱いと感じました。

今になって考えると、「AIが登場する前にTOEIC935点を取得した筆者が伝授する、最新AI活用による超効率的な『いまだったらこうする』英語学習ロードマップ」といった、より具体的なコンセプトにすべきでした。

このように具体的なコンセプトがあれば、執筆もずっとスムーズに進んだはず。

この経験から学んだことは、本のコンセプトがあいまいだと、目次構成も曖昧になり、結果として本全体が焦点の定まらないものになってしまうということです。

AIツールの効果的な活用法

ぼくは1日目の出版でAIの力すっかり魅了されてしまいました。

しかしそれは思わぬ落とし穴でもありました。

午前中いっぱいを使って、『深津式プロンプト』や『AI時代の質問力』から学んだプロンプトの整理に没頭してしまったのです。

当初の計画では使えそうなプロンプトを整理して、出版の各ステップで試していく予定でした。

でもこれは完全な見込み違い。

そんな時間的余裕はどこにもなかったのです。

Geminiに課金して、ChatGPTのGTPsのようにパーソナライズされたGemを作れるようになったのも、かえって時間を浪費する結果になってしまいました。

「各出版ステップに最適化されたGemを作れば最強になれる!」

そう思い込んでいたのですが、実際にはなかなか満足できる結果が得られません。

ところが2日目でClaudeと出会い、状況は一変。

Claudeにはとくに魅力的な3つの特徴があります。

まずアイデアの整理力が抜群です。

つぎに文章の自然な流れを作り出すのが上手です。

そして何より、文脈を理解した上で、より魅力的な文章に修正してくれる能力には目を見張るものがありました。

最初は無料版を使っていたのですが、制限時間に引っかかることが多く思い切って課金。

これが大正解でした。

出力画面とチャット画面が分かれている2画面構成のおかげで、作業効率が格段に向上したのです。

じつは昔実家で飼っていたシェパード犬も「クロード」という同じ名前で、なんだか運命的なものを感じています。

Claudeという心強い味方を得て、この100日間の挑戦がより実りあるものになりそうな予感がしました。

目次作りのコツ

ぼくが最初に直面したボトルネックは目次作りでした。

チャレンジ開始時にAIの活用方法を探るのに時間を使いすぎてしまい、本のコンセプトが決まった後は、目次は自分で作ることにしたのです。

これが予想以上の時間を必要としました。

目次作りは本の骨組みを作るような重要な工程。

実際、最初の目次が完成したのは夜の21時を過ぎていました。

そこから本文の執筆と表紙のデザインを行い、結局その日は3時間半ほどしか睡眠が取れませんでした。

この反省から、2日目には新しい方法を試してみることにしました。

それはClaudeの整理力を活用する方法です。

まずブレインストーミングを行い、本に含めたいアイデアを紙に書き出し、ます。

次に、それをスマホで音声入力してGoogle Docsに保存。

そしてClaudeに「これらのアイデアをグループ分けしてください」と指示を出すのです。

するとバラバラだった内容を見事に論理的にグルーピングしてくれました。

おもしろいことに、同じ質問をGeminiにしてもうまくいきませんでした。

さらに「グルーピングされた内容をもとに、本の目次を作ってください」とお願いすると、すばらしい目次案を提案してくれます。

この出力された案をたたき台として、順番や構成を調整していく方法により、目次作成の時間が大幅に短縮されました。

執筆作業の改善点

目次構成についても、重要な発見がありました。

最初の本では目次を3階層構造にしたのですが、これが予想以上に大変でした。

執筆時につねに階層構造を意識しなければならず、書くのに神経を使いすぎてしまったのです。

3階層構造とは、たとえばこんな感じでした:

第1章:副業としてのKindle出版
1-1. なぜKindle出版なのか
 1-1-1. 参入障壁の低さ
 1-1-2. 継続的な収入が期待できる
 1-1-3. スキルが身につく
1-2. 必要な準備
 1-2-1. アカウント開設
 1-2-2. 基本的な知識
 1-2-3. ツールの選定

これを2階層構造にすると、このように変わります:

第1章:副業としてのKindle出版
1-1. Kindle出版の魅力
1-2. 参入障壁の低さについて
1-3. 継続的な収入を得るために
1-4. 身につくスキルとは
1-5. アカウント開設の手順
1-6. 知っておくべき基礎知識
1-7. おすすめのツール

3階層構造は情報を細かく整理できる反面、執筆時に「この内容は1-1-2に入れるべきか、1-1-3に入れるべきか」といった判断に時間がかかってしまいます。

いっぽう2階層構造では、より柔軟に内容を展開できます。

たとえば「1-3. 継続的な収入を得るために」という項目の中で、自然な流れで必要な情報を盛り込んでいけるのです。

これにより執筆のテンポが良くなりました。

何よりも収穫だったのがnoteの記事を書くような感覚で本文を書けるようになったこと。

もちろん、読者にとってどちらが理解しやすいかは、本の内容によって変わってくるでしょう。

ですがこのチャレンジ期間中は2階層構造でつづけていこうと考えました。

つまらない作業は、3分だけやってみる

繰り返しになりますが、5冊目の「3分で決める!Canvaの無料フォント・セレクション」という本には、本当に苦戦しました。

フォントの選定、整理、画像化という一連の作業...

これらがとても退屈で、パソコンの前で「あぁ、またこの作業か...」とため息が出てしまうほど。

そんな中で、ある方法を試してみることにしました。

それは「3分だけ」という制限を設けること。

「たった3分なら...」と思って始めると、不思議なことが起こります。

最初は嫌々始めた作業が、気づいたら30分も続いていることも。

この「3分ルール」が効果的な理由はいくつかあります。

まず、心理的なハードルが大幅に下がります。

また途中で止めてもいいという安心感があるため、気楽に始められます。

そして時間の制限があることで、余計な考え事をする余裕がなくなり、とにかく手を動かすことに集中できます。

ちいさな達成感が得られることで、「もう少しだけ」という気持ちが自然と湧いてきます。

ただし、いくら頑張っても集中が続かなくなる時があります。

そんな時は、無理につづけずに別の作業に移ることにしました。

ぼくの場合フォントの作業で集中が切れたら、つぎの本の執筆に移るようにしました。

これが意外と効果的で、気分転換になるだけでなく、作業全体の停滞を防ぐことができたと考えています。

また、新鮮な気持ちで取り組めることで、アイデアが自然と湧いてくるようになりました。

睡眠の重要性と時間管理の最適化

低気圧の影響もあってか、朝からズキズキと頭が痛くて大変な日がありました。

頭痛持ちのぼくにとって、これはお馴染みの症状です。

いつもならストレッチをしたり、温かい飲み物を飲んだり、いろいろと対策を講じるのですが、その日はどれも効果ナシ。

「このままでは1日が台無しになってしまう…」

バファリンを飲んでも改善する気配がないなか、思い切って「攻めの休息」を取ることにしました。

そう、昼寝です。

このチャレンジを始めてから、睡眠が十分に取れていないことも頭痛の原因かもしれないと考えたからです。

結果的に2時間ほどの昼寝で、頭痛はかなり和らぎました。

それにぼくがこの10日間で痛感したのは、睡眠の絶対的な重要性です。

すくなくとも6時間は寝ないと、頭が正常に機能しないことがはっきりとわかりました。

睡眠時間が不足するとパソコンの画面を見るだけでも苦痛になってしまいます。

そんな経験から、夜はしっかりと睡眠時間を確保することを心がけました。

同時に、日中の時間管理の重要性を改めて実感。

とくに本の執筆に関しては、13時までに目次を完成させることを目標にしました。

表紙デザインについても、貴重な学びがありました。

時間との戦いということで、最初の本で作った表紙デザインを流用して1時間で仕上げようとしたのです。

しかしこれが予想以上に難航。

デザインを考えている最中、何度も行き詰まりを感じました。

試行錯誤の末にわかったのは、紙に手書きでラフスケッチを描いてみるのがじつは一番の近道だということ。

簡単なプロトタイプを紙の上で作ることで、アイデアがスムーズに形になり、パソコンでの作業効率も格段に上がりました。

まさに「急がば回れ」という言葉を体感した瞬間です。

日を重ねるごとに、少しずつコツをつかめてきている気がしています。

SNSでの発信と効果

なぜSNSの発信が必須なのか?

ぼくがKindle出版チャレンジを始めるにあたって、最初に決めたことがありました。

それはなにがあっても、SNSで進捗を公開することです。

じつは、SNSでの発信には2つの重要な役割があります。

1つ目は、自分へのプレッシャーづくり。

「今日も1冊出さなければ」という良い意味での緊張感が、継続の原動力になりました。

2つ目は、マーケティングの役割。

個人でも無料で始められるSNSは、本を売るための強力なツールになります。

というのも、Kindle本の制作は「作って終わり」ではありません。

むしろ作ってからが本当の勝負の始まり。

SNSでの発信を通じて、ぼくの100日チャレンジに興味を持っていただいた方々が、実際に本を購入してくださることを期待しました。

さらにSNSでの発信には予想外の効果もありました。

読者の方々からの励ましのコメントが、モチベーション維持に大きな助けとなったのです。

フォロワー数推移

チャレンジ開始時点での各プラットフォームのフォロワー数は以下の通りでした。

noteは3,275人のフォロワーさんがいらっしゃり、Threadsは466人からのスタート。

以下が、10日間の結果です:

  • noteフォロワー数:3,420人(+145)

  • Threadsフォロワー数:472人(+6)

振り返ってみると、noteでの伸びが予想以上に好調でした。

これチャレンジの進捗報告に対して多くの方が興味を持ってくださったためだと考えています。

いっぽうでThreadsの伸び悩みには課題が残りました。

投稿の時間帯や内容の最適化など、まだまだ改善の余地がありそうです。

投稿内容

Threadsへは、以下のような投稿をしていました。

【20:15】GeminiとClaudeの二大AI様に祈りを捧げること数時間...ついに降臨した神託のようなタイトル!『3分で決まる!Canva無料フォント・セレクション - 出版デザインが劇的に変わるズルい本』。なんだこの背徳感溢れる subtitle!でも、そこがいい。清く正しく美しく...なんて、もうやってられない。ズルくても、美しければいいじゃないか!😈

【22:46】 9日間の狂騒の果てに、ぼくは7冊の怪物を産み落とした!2冊のビハインド?ハッ、それが何だというんだ。最初の頃の自分を思い出す…「一冊も出せないかも」なんて、情けない弱音を吐いていた臆病者を。今のぼくは違う。7つの分身を電子の海に解き放った、締切という荒野を駆け抜ける狂った放浪者。この遅れなど、次の狂気の波で一気に飲み込んでやる…!9日前の怖気づいていた自分に告げたい。「お前の恐怖など、取るに足らない妄想だったよ」💥

【23:18】 うおおおお…! ついに…ついに…第一稿の70%が完成したぞおおおお! まさに、血と汗と涙の結晶…いや、嘘だ。涙は流してない。だって、男は黙って…執筆…だろ? さあ、次は表紙デザインだ! 女神ミューズとCanvaよ、ぼくに力を!

ぼくの投稿はとにかく「時間」と「インパクト」を意識して発信。

1日最大で10投稿。

これは結構な量ですよね。

基本的に何か作業が終わったら、すぐにそれを投稿に変換するという作戦でした。

でも正直に申し上げると、これがなかなか大変でした。

試行錯誤の末に気づいたのは、本の執筆と投稿コンテンツの同時進行は現実的ではないということです。

そこで編み出したのが、こんな方法です。

まず1日の活動を記録しておきます。

その日の夜に記録を見返しながら、翌日の投稿用コンテンツを一気に作成。

そして翌日分の投稿を予約投稿するという流れです。

つまり、読者が目にする投稿は、じつは前日の出来事だったりするわけです。

この方法のメリットは2つあります。

ライブ感を保ちつつ、夜の集中できる時間帯に効率よく投稿を準備できること。

ところが、こういった工夫も虚しく、フォロワー数はなかなか伸びませんでした。

おおくの投稿が「いいね」5個程度で、とても寂しい結果に。

振り返ってみると、2つの課題が見えてきました。

1つ目は、ぼくの「100冊出版チャレンジ」に社会的意義が欠けていたこと。

たとえば「日本の出版業界に新しい風を吹き込む」といった大義があれば、もっと応援してもらえたかもしれません。

2つ目は、無名の人間である以上、まず「人の役に立つ」ことから始めるべきだったということ。

たんに「面白そうなことをしている人」というだけでは、フォロワーの心をつかめなかったのです。

ちなみにnoteでは、毎日3つの学びを共有するというルールを決めて投稿していました。

この習慣が、のちのちの振り返りにも役立つことになります。

自分の文体も変わってきた

ぼくの中で、とても興味深い変化が起きていることに気づきました。

Threadsでは、エクストリーム出版チャレンジの様子を臨場感たっぷりにお伝えしようと、いつもより軽やかでユーモアのある文体を心がけています。

これはいつものnote記事で使っている丁寧な文体とは、まったく異なるもの。

じつはこの楽しげな投稿の多くはAIに作成を依頼しているのですが、ここで予想外の展開がありました。

なんとぼくがAIに依頼する際の指示文が、だんだんとAIの文体に近づいてきたのです。

まるで、AIが文章表現の先生になってくれているような感覚。

「生成AIを教師として活用する」

これは、このプロジェクトの重要な目標の1つでした。

その目標が少しずつ現実のものになっていくのを実感しています。

文体の変化は、ぼくの中での大きな発見でした。

AIとの協働は、単に作業を効率化するだけでなく、ぼく自身の表現力も豊かにしてくれているようです。

これは、人間とAIの新しい関係の形かもしれません。

お互いに影響し合い、高め合っていく。

そんな可能性を感じる瞬間でした。

この経験から、AIとの付き合い方についても新しい視点が得られました

AIを単なるツールとしてではなく、学びのパートナーとして活用していく。

それがこれからの時代の1つの答えなのかもしれません。

11日目~20日目

出版数

ここから先は

19,362字 / 6画像

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ここは、「書きたいのに書けない」を終わらせたい人のための創作研究室です。 完成された作家が教える場所…

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