レビュー『生成AI時代の「超」仕事術大全』
去年の11月に発売された「生成AI時代の「超」仕事術大全」という本を、最近読んでみました。
著者である保科学世さんは、外資系コンサルティング会社アクセンチュアの役員で、AIの専門家。
本書では、仕事で使えるAIの活用法や、AI時代における仕事の考え方について解説されています。
近年、AI技術の発展は目覚ましく、ホワイトカラーの仕事もAIに置き換わるのではないかという不安も高まっています。
そんな時代に、本書は「生成AI」という新しい技術を活用することで、より効率的で創造的な仕事を実現する方法を提示。
「大全」とあるように、おおくの情報を網羅しており、「広いけど浅い」という弱点はあるものの、以下の三つの点ですぐれていると思いました。
技術史全体を俯瞰
本書では、技術史においての生成AIについて詳しく解説されています。
車輪や蒸気機関から、現代のAI技術の発展まで、幅広い視点で語られています。
AI技術は、人類がこれまで発明してきた汎用技術の中でも、とくに大きなインパクトを持つ技術。
本書を読むことで、AI技術が社会に与える影響について、改めて理解できます。
AIの応用
本書では、生成AIをビジネスにどのように応用していくかについても解説されています。
たとえば、以下のような具体的な事例が紹介されています。
・資料作成:AIを使って、膨大な量のデータから必要な情報を抽出し、自動的に資料を作成
・マーケティング:AIを使って、顧客のニーズを分析し、効果的な広告やキャンペーンを展開
・商品開発:AIを使って、顧客のニーズに合致した商品を設計・開発
これらの事例を読むと、生成AIがビジネスのさまざまな場面で活用できることが分かります。
ChatGPTを優秀な部下にする
本書では、生成AIの中でも注目されている「ChatGPT」について詳しく解説されています。
ChatGPTは、人間と自然な会話ができるAIチャットボット。
ChatGPTを仕事で活用するための具体的な方法が紹介されています。
たとえば、以下のような活用方法。
・アイデア出し:ChatGPTと対話することで、新しいアイデアを思いつく。
・情報収集:ChatGPTに質問することで、必要な情報を効率的に収集する。
・要約や資料作成などのタスク:ChatGPTに指示を出すことで、簡単なタスクをこなす。
ChatGPTを使いこなすためには、的確な質問(プロンプト)を与えることが重要です。
本書では、効果的なプロンプトの書き方についても解説。
紹介されるプロンプトは、正直なところ目新しいものはないものの、基本をおさえているので、プロンプト関連本を読んだことがない人には役に立つはず。
まとめ
本書は、生成AIという新しい技術を活用することで、より効率的で創造的な仕事を実現するためのヒントが詰まった一冊。
AI技術は、私たちの生活や仕事を大きく変革する可能性を秘めています。
また、この本は、AIのポジティブな面とリスクを考慮し、人間とAIの共存を目指すための指南書。
話題のAIのトレンドを俯瞰するには最適な一冊といえます。
本書を読んで、AI技術をどのように活用していくべきか?これから社会は変革するのか?を考えるのに役立ちます。
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