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広告なしの時短アプリが欲しくて、AIで自作してみた|GOALIFE開発記

数か月前、noteを始める前にやっていたことがある。
というより、それが上手くいかなくてnoteに流れてきた、と言った方が正確かもしれない。

それは、Android用の生活管理アプリ作りである。
名前は、GOALIFEだ。

きっかけは、生活の小さな無駄だった。

通勤前、天気を見ようとしてアプリを開くと広告で止まる。
目覚ましをセットしようとして、また広告で止まる。
とはいえ、広告を消すためだけにサブスクへ入るのも、お金の無駄に感じる。
テレワークでも、何となく集中しきれない時がある。
時間管理のために、複数のアプリを行き来していた。

一つひとつは小さい。
でも、毎日のことなので地味にストレスがたまるし、積み重なれば相当な時間ロスになる。

人間の一生の時間は有限だ。
時間を増やさなければならない。
そんな感覚を日頃から抱えながらも、忙しさに流されて、見て見ぬふりをしていた。

そんなある時、ふと思った。

「一生使うものなら、自分でアプリを作ればいいじゃん!自分が必要な機能を、ひとつのアプリにまとめりゃいいんだ!」

そうして産まれたのが、GOALIFEというアプリである。
完全に名前負けしているが(汗)

ChatGPTやClaude Codeに相談しながら、Android Studioを使い、自分のスマホで使うためのアプリとして作り始めた。

当時アプリ作成で使っていたClaude Codeのモデルは、Opus 4.6だった。
今のFable5で作れば、もっと良いものになるかもしれない。

以前作ったアプリは、Google Play Storeへの公開も試みたが、クローズドテスト後のgoogle審査に落ちて、挫折した経緯がある。
Fable5が出たのを契機に、もう一度クローズドテストに挑戦してみようかな。
そんな気持ちも出てきたので、改めて記事にしてみようと思った。

作りたかったのは、広告なしの生活管理アプリ

これは、Google Playstore用に作成した広告用画像だ。

「時間管理も、やることも、ひとつに。」

この言葉の通り、GOALIFEでやりたかったのは、便利な機能を増やすことそのものではない。

目覚まし、タイマー、ToDo、天気、習慣、日記。
生活の中で何度も開く機能をひとつにまとめ、アプリを探す時間や切り替える時間を減らしたかった。

生活で何度も開く機能をまとめる

GOALIFEトップ画面

目覚まし、タイマー、カレンダー、ToDo、天気、メモ、習慣、日記など、生活で何度も開く機能をひとつにまとめた。

何かをするたびに別アプリを探すのではなく、「今日やること」をこのアプリだけで全て見られるようにしたかった。

作ってみると、ただ機能を並べるだけでは足りなかった。

アラーム編集画面

アラームは、ただ鳴ればいいわけではない。

曜日指定、音量、スヌーズ、音かバイブかまで、自分の生活に合わせて調整できるようにした。

朝の起床や勉強開始の区切りを、アプリ側から支えたかった。

タイマー設定画面

タイマーは、よく使う時間をすぐ押せるようにした。

1分、3分、5分、10分。
料理、休憩、子どもの準備、短時間の片付けなど、生活の中には小さな時間管理が多い。

そのたびに細かく入力する手間を減らしたかった。

タイム計測画面

ストップウォッチにはラップ機能を入れた。

ただ時間を測るだけではなく、「何にどれくらい時間がかかったか」を記録できるようにしたかった。

普段使いはあまりないが、現場作業で定量ポンプの薬品吐出量を測量する時などに使えるように自分で作ってみた。

ポモドーロ・プリセット編集画面

テレワークの時、なんとなくダレることがある。
次にやることが決まっておらず、横やりが入ってそっちに集中を切られて
無駄に時間をかける。
そこで特に入れたかったのが、ポモドーロ機能だった。

これは単なる集中タイマーではなく、自分用の時間割である。

たとえば「数学25分、休憩5分、英単語25分、休憩5分」のように、作業と休憩をセットで流せるようにした。
強みは開始時刻を設定できるので、一日の工程表を組めるということだ。

やる気に頼るのではなく、始めたら次に何をするかが自然に決まる状態を作りたかった。

カレンダー画面

カレンダーには、予定、習慣、タスク、アラームをまとめて表示できるようにした。

普通のカレンダーは予定を見るためのものだが、私が欲しかったのは「今日の行動」を見る画面だった。

やることが散らばると、それだけで見落としが増える。

天気画面

天気機能は、思った以上にこだわった部分である。

天気データにはOpen-Meteoを使った。
基本的に無料で使えて、時間ごとの予報、雨量、風速、風向なども取れるので、自作アプリにはありがたかった。

ただ、意外に苦労したのが地名検索である。

「新宿」と入れたら東京都新宿区を出してほしいし、「博多」と入れたら福岡市博多区を出してほしい。
しかし、本当に検索で出てほしいスポット名が出て来なくて、何度も試行錯誤を繰り返した。

場所が少しずれるだけで、表示される天気はまったく別物になる。
天気アプリとしては、ここがかなり重要だった。

また、朝に知りたいのは「晴れか雨か」だけではない。

傘がいるのか。
洗濯物を外に干せるのか。
通勤時間帯に雨が降るのか。

その判断を減らすために、気温や降水確率だけでなく、雨量、風、洗濯の目安まで見られるようにした。

私が作りたかったのは、天気を眺める画面ではない。
朝の迷いを減らす画面である。

時短とは、小さな摩擦を減らすこと

作ってみて分かったのは、時短とは単に作業時間を短くすることではないということである。

探す時間を減らす。
迷う時間を減らす。
思い出す時間を減らす。
アプリを切り替える時間を減らす。

そういう小さな摩擦を減らすことも、時短の一部なのだと思う。

もちろん、アプリ開発は簡単ではない。
画面を作るだけなら、AIでかなり速く進む。

しかし、実際に使えるものにするには、自分で試し、違和感を見つけて、何度も直していくという地味な作業が必要である。

だが自分用にカスタマイズしていくという工程は、興味もってやればとても面白いものだと感じている。

最後に立ちはだかったPlay store公開の壁

そして最後に、もう一つ壁があった。
Google Playへの公開である。

Google Play Console画面

GOALIFEは、クローズドテストの条件までは満たした。

14人以上のテスターを集め、14日以上のテストも完了した。
Play Console上でも、クローズドテスト完了の状態までは進めている。

ただ、その先の本番公開申請は通らなかった。

Discordで募集したテスターにアプリを入れてもらったが、実際に日常的に毎日開いて使ってもらうことができなかった。
そのため、Googleの審査でテスト不足と判定されたのだと思う。

他人の行動を制御するなんて無理だ。
そう感じて、私は一度そこで挫折してしまった。

家族や知人に協力してもらうとしても、相手にも生活がある。
毎日アプリを開いて、いろいろ触ってもらい、フィードバックまで返してもらうのは思った以上に難しい。

ここで初めて、アプリ開発は「作る」だけでは終わらないのだと実感した。

作る。
使う。
直す。
人に試してもらう。
また直す。
そして、ようやく外に出せる形に近づいていく。

AIを使えば、コードを書く速度はかなり上がる。
自分では作れないと思っていたものにも、手が届くようになる。

でも、人に使ってもらうところまでは、自動化できない。

そこには、説明する力、巻き込む力、使い続けてもらう工夫が必要になる。
アプリ開発は、技術だけではなく、最後は人間相手の営みなのだと思った。

それでも、自分で作ってよかった

それでも、GOALIFEを作ってよかったと思っている。
公開には至らなくても自分のスマホで十分に私生活で活かせている。
副収入はおまけみたいなものだ。

このNoteも同じ、仮にお金にならなかったとしても、ちゃんと手を抜かずに心を入れて書いていれば、本当の意味で自分の資産になると思っている。

もし時短アプリを探すだけで終わっていたら、ここまで考えることはなかった。

自分で作ったからこそ、自分が何にストレスを感じているのかが分かった。
天気アプリの広告が嫌だったこと。
目覚ましやタイマーをもっと素早く使いたかったこと。
テレワーク中に集中の流れを作りたかったこと。
予定、タスク、習慣、天気をひとつの画面で見たかったこと。

つまり私は、単にアプリが欲しかったのではない。

自分の毎日を、少しでも扱いやすくしたかったのだと思う。

時短とは、何かを劇的に変えることだけではない。
広告に捕まる数十秒を減らす。
アプリを探す手間を減らす。
次に何をするか迷う時間を減らす。
頭の中に置いておくものを減らす。

そういう小さな摩擦を減らすことも、立派な時短である。

GOALIFEは、まだ完成した物語ではない。
Google Playへの公開も、いったん止まっている。

それでも、今ならもう一度挑戦してもいいかもしれないと思っている。
AIの力も、数か月前より進んでいる。
自分の理解も、あの時より少しは深くなっている。

時短アプリは、探すより自分で作った方が早いかもしれない。

少なくとも、自分の生活にしかない小さな不便なら、自分で作るという選択肢は十分にある。

そして何より、自分で作ってみると分かる。

自分が本当に欲しかったのは、便利なアプリではなく、
自分の毎日を少し軽くする仕組みだったのだ。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は、Android StudioとAIを使って、自分用の生活管理アプリ「GOALIFE」を作った話でした。時短アプリを探すだけでなく、自分の生活に合わせて作る。
そんな選択肢も、これからは十分ありだと思っています。

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