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【雑記】個人的に刺さった歴代ジャンプ漫画

過去記事にジャンプ作品の思い出があれば~というコメントをいただきました。なので今回は思い出ベースで好き勝手に語ります。筆者の自我あり&ネタバレありのため閲覧注意です。


1.めだかボックス

文武両道・容姿端麗・質実剛健・才色兼備・有言実行……の完璧超人である箱庭学園の1年生、黒神めだか。彼女は入学したてでありながらも、生徒会長選挙で大言壮語を放った結果、98%の支持率を得て箱庭学園第98代生徒会長となる。選挙戦での公約通り「目安箱」を設置し、その投書に書かれた案件を幼馴染の人吉善吉と共に解決していく。学園内で生徒たちのトラブルを解決していくにつれて次第に好評を博した目安箱は、いつしか「めだかボックス」と呼ばれるようになる。最初は2人だけだった生徒会も、案件を解決していくうちに、柔道界のプリンス:阿久根高貴、競泳部の守銭奴・喜界島もがなといった個性豊かなメンバーが揃う。

Wikipediaより

多感な時期に読んで頭をおかしくされた漫画筆頭です。当時の中高生は西尾維新に何らかの形で触れるため遅かれ早かれといったところ。

さて、この漫画のジャンルについてですが、『学園異能インフレ言語バトル漫画』となっています。公式が真面目に標榜してるので大マジです。ところどころで西尾節満載な言葉遊びだの慣用句だの屁理屈だの豆知識が飛び交いつつ、炎だのソニックブームだの電磁波だのH&K MP7の弾丸だのが飛び出すイカれた学園で物語が展開します。

また、メタネタも満載です。友情・努力・勝利へのアンチテーゼ、主人公はなぜ主人公なのかという問いなど、ジャンプを卒業できず中二病をこじらせた読者へ火の玉ストレートが飛んできます。しかし最後はストレートな王道ジャンプ漫画を豪速球でぶつけてくる。西尾維新のバランス感覚はどうなっているんだ。

第1話と同じ台詞なのが激熱

そんなめだかボックスの物語を彩る多彩かつ多才なキャラクター達の中でも一際異彩を放つ存在といえば、やはり球磨川禊でしょう。一時期は至る所で球磨川っぽい言動のキャラが溢れ、『』つけて話すことがトレンドになったほどです。ま、戯言だけどね。

良い子は螺子を持ち歩かないように

そのうえ当時はネットSS文化が盛んだったため、彼を別作品へ放り込むクロスオーバー物が流行りました。仮にエタっても球磨川だからしょうがないと反則過ぎる言い訳を携えて。以下は個人的に好きなやつです。

しかしあくまで二次創作。西尾節が溶け込んだ西尾汁マイナス120%を浴びたいなら是非めだかボックスアブノーマル 第マイナス十二槽 グッドルーザー球磨川を観てください。前日譚の小説版で咲ちゃんと水槽学園でイチャついてる様も読んでください。

そういや最近になってグッズ出し始めたんですけどアニメ3期に期待していいんですかね?足掛け三年、体感時間で三億年どころか3兆4021億9382万2311年と287日くらいなら余裕で待てますよ。


2.アクタージュ act-age

役者志望の女子高生、夜凪 景(よなぎ けい)はプロダクション『スターズ』のオーディションを受けるが、不合格となる。しかしその選考にかかわっていた映画監督「黒山 墨字(くろやま すみじ)」と出会い、黒山の率いる『スタジオ大黒天』に所属し、役者をめざし成長していく姿を描く。

Wikipediaより

未だに心を捉えて離さない作品です。クソ映画編から化け始め、銀河鉄道→羅刹女辺りの熱量をリアタイで浴びてた時期が懐かしい。本当に面白い…面白かったんですよ… この面白さに比べると山岡さんの鮎はカスや。

舞台化の話が持ち上がっていたことも記憶に新しく、アニメ化を筆頭に各種メディア展開も秒読みだったんだろうなと勝手に想像しています。裏で動いていた人と金の単位を考えたら肝が冷える思いです。

あまりにも皮肉すぎる本編コマ

筆者はそろそろ5周忌となるアクタージュの幻影を追い続け『推しの子』や『あかね噺』を読んでみたのですが、前者は個人的に2.5次元舞台編まで、後者はややパンチに欠けるといった印象です。なんというか、話の面白さとぶっ刺さるキャラの多さが絶妙で魅力的なんですよね、アクタージュって。

個人的にこの二人が好き

基本的に日常や回想パートでキャラのバックボーンや心境を掘り下げつつ、撮影や公演のパートではメソッド演技を駆使する主人公・夜凪の感情爆発とそれに振り回されつつも食えない共演者達のプライドバトルが筆致の凄みで襲い掛かって来る。基本に忠実ながら飽きさせない、綺麗な絵なのに怖い、まるで観客になったような錯覚に陥るのがこの作品の魅力です。

※主人公サイドです

だからこそ終わったのが惜しく、終わった理由が理由だけに新規にオススメもできず、まるで呪いのように心を蝕んでいます。ちなみに紙は絶版で電子版も配信停止されてるため、ジャンプのバックナンバーを引っ張り出すとかしないと読めません。

呪いと言えば、鬼滅の後は彼らが次のジャンプを担うと盛り上がっていた時期もありましたね。今となっては最悪の世代だったと失望される結果に終わりましたが。……オマエらは、なんなんだァ!!(CV.榎木淳弥)

風評被害も甚だしいんですがキタニタツヤとマツキタツヤって似てません?
(アクタージュに)「また会えるよね」って~♪ 声にならない声~♪

こんな最低な気分にこそサム8語録がスーッと効くもんです。

失望されたかどうかはオレが決めることにするよ

これで万事解決。あとはチェンソーマンのレゼ編と呪術廻戦の死滅回游編を見て嫌なことは全部忘れましょう。MAPPAくん、後は頼みます。もはやアクタージュ関係ねぇなこれ。


3.ワールドトリガー

28万人が住む「三門市」に、ある日突然異世界への「門(ゲート)」が開いた。門からは「近界民(ネイバー)」と呼ばれる怪物が現れ、地球上の兵器が効かない怪物達の侵攻に誰もが恐怖したが、謎の一団が現れ近界民を撃退する。一団は界境防衛機関「ボーダー」を名乗り、近界民に対する防衛体制を整えた。結果、依然として門からは近界民が出現するにも関わらず、三門市の人々は今日も普通の生活を続けていた。

門が初めて開いてから4年半が経過し、三門市にやってきた空閑遊真が、三雲修に出会う所から物語は始まる。

Wikipediaより

他の記事でも時折擦ってる作品です。改めて語れと言われたら何とも言葉で表しにくいですね。絵は淡白寄り、各キャラは動揺してもすぐに立て直せるお利口さんが多い、戦闘はまるでバトロワ系FPS、たまに社内政治や駆け引きが発生するといった要素を踏まえると、クレバーさを売りにしている印象です。しかし、ジャンプ作品らしい熱さはきちんと根底に流れています。

界隈恒例「9巻まで読んで」

移籍後はSQで連載していることもあり、ジャンプを卒業しようとする読者の受け皿になれているようなそうでもないような、ふんわりとした感想を抱く不思議な漫画です。新規にひとつ警告すると、SQは月刊誌な上に作者の体調が優れない時はよく休載する欠点があるので注意。

良い点を挙げるなら、やはりキャラがしっかり生きているところ。上に貼った画像に初見はうげっとなるかもしれませんが、しっかり読み込んでる読者なら酒を片手に「たしかに○○はこの位置だわ」「意外とこの二人って相性よさそうだよね~」と二時間は語れると思います。

キャラが物語の都合で振り回されず自分達の意志で動き、思惑が複雑に絡み合うことで物語が生まれる。だからこそ過去の言動にも意味が生まれ、それがまたキャラクター延いては物語の深みに繋がる。『遅効性SF』というキャッチフレーズに偽りなしのスルメ漫画なので是非読んでください。これってPR記事だっけ?

PRついでに筆者イチ押しのオペ子も宣伝しときます

4.魔人探偵脳噛ネウロ

謎を食糧とする突然変異種の魔人脳噛ネウロ。魔界の「謎」全てを喰らい尽くしてしまったネウロは、自らの脳髄の空腹を満たせる「究極の謎」を求め、人間界へと赴く。

人間界へと降り立ったネウロが最初に見つけた謎は、女子高生桂木弥子の父親・桂木誠一が殺された事件。警察の捜査が難航する中、ネウロは弥子に接触し自らの協力者(奴隷人形)として探偵を演じることを強要する。魔人の力をもって脅迫され、弥子は嫌々ながらもそれを引き受ける。前菜として近場の喫茶店で起きた事件を『魔界777ツ能力(どうぐ)』を駆使して解決し、そして桂木家の謎もあっさりと解いてしまう。

こうして真相を知り日常を取り戻した弥子だが、その後もネウロの隠れ蓑として女子高校生探偵の名を掲げさせられ「謎」を探す羽目になる。ネウロと共に行動していき、多くの事件に触れていくうちに次第に「謎」に満ちた奇妙な日常に慣れ、そして「ひとりきり」の歌姫アヤ・エイジアや、世界中を震撼させる凶悪犯罪者怪盗“X”など数多くの犯罪者と接していく中で、弥子の中に犯人の心理の奥底にある想いを理解しようとする感覚が芽生えていく。

Wikipediaより

あらすじ長げーよ!

気を取り直して語りますが、この漫画は基本的に探偵の主人公サイドがトリックを暴き、犯人を追い詰めていくオーソドックスな内容です。が、複雑なトリック・高度な知識が求められることはほとんどありません。むしろキモの部分は犯人が動機を語ったり豹変する描写にあり、そこが面白さの大半を担っています。具体的には以下のような感じです。

これが6話という衝撃

その他にも野良犯罪者(野良犯罪者ってなんだよ)がワラワラと現れる治安の悪い街で謎を解き、怪盗Xや電人HALといった強敵達と激闘を繰り広げます。特に電人HAL編のラストや怪盗Xとヤコが対話する終盤の展開は非常に心揺さぶられるものがあります。

そんな彼らをも凌ぐ犯罪者のメジャーリーガーこと『新しい血族』が事態を掻き回し、物語は混迷を極めます。まぁ彼らのやってることは一介の犯罪を通り越して最早テロです。かと思えば人間臭いリアクションもする。個人的には松井先生の毒気と茶目っ気はネウロの尖った作風でこそ一番発揮されていたなと思ってます。

そんな新しい血族には伝説の放火魔・葛西善二郎というおっさんがいるんですが、このおっさんを嫌いと言っている人を筆者は一度も見たことがないです。飄々とした昼行燈と見せかけて仕事はキッチリこなす大犯罪者には違いなく、根底には強固な哲学が通っています。

そのため肉体改造を拒否したり(他の血族は自分の犯罪スキルを伸ばすために人間を辞めている)、自分達のリーダーより長生きしたいと人間臭い目標を持っていたりと、なんだか憎めないキャラになっています。

嫌煙ババアはきっちりシメますが

ちなみにネウロは既にアニメ化されているんですが、もしも万が一にも令和リバイバルされるならCV.大塚芳忠さんでお願いしたいです。あの渋い声で火火火って笑う演技を聴きたすぎる。そういえば”火”で笑いを表現するキャラって葛西と夢喰いメリーのエルクレスしか知らないんですが、他にいるんですかね?知ってたらコメントで教えて欲しいです。


おわりに

といったところで好き勝手語らせていただきました。改めて振り返るとキャラがきっちり立ってる人間賛歌的な作品が好きなんだなぁと。範囲がめちゃくちゃ広いからなんでも人間賛歌判定になっちゃうんスけどね。
マジ!?ウチもめっちゃオタクだよ!ジョジョとかヘルシングも好きだし!(心のギャル)

もし機会があれば筆者イチ押しの『ウソツキ!ゴクオーくん』という作品も読んでみてください。コロコロじゃんと侮るのはもったいないほどに人間賛歌すぎる名作です。おわり。


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