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読んだ本(2026年3月中旬)

3月中旬の読了本。
八咫烏シリーズが佳境に入ってきたので一気に読んだ。

読んだ本の記事は大体1か月遅れの公開。


星の王子さま / サン=テグジュペリ

「お願い…。ヒツジの絵を描いて」「なんだって?」 雷が落ちたみたいにおどろいた。立ちあがって声のしたほうを見つめると、そこにはふうがわりな、小さい貴公子がいて…。ほんとうにたいせつなことが見えてくる物語。

kindle unlimitedから。子供むけかと思ったらかなり深い示唆が含まれる難解な作品。本質的なものは表に見えないとか、いろいろ。大人が読んでも十分読みごたえがある。

烏の緑羽 / 阿部智里

「なぜ、私の配下になった?」 生まれながらに山内を守ることを宿命づけられた皇子。葛藤と成長、彼らのその先には-。奈月彦の兄・長束と、長束の近衛・路近の物語。

路近と翠(翠寛)の話が延々と続き、ここにきてサイドストーリーかと思いきや(いや、サイドストーリーなんだが)、最後の最後に「追憶」の締めのところに話が合流していく上手い流れになっていた。
後だしじゃんけんみたいに「実は誰々が連れてこの時逃げてました」みたいなのを最終巻とかで謎解きされてもあれなので、良い感じの読後感だった。

望月の烏 / 阿部智里

八咫烏が支配する世界・山内を統べる金烏の座に新たに就いた凪彦。その后候補として登殿の儀に臨むのは、南家の蛍、北家の鶴が音、東家の山吹、西家の桂の花。しかし落女として宮中で働く絶世の美女澄生の存在が-。

基本的には凪彦の代の登殿の儀と澄生が落女として朝廷でひと悶着起こすところの話。「単」と「主」の二つを凪彦の代で1冊で書いた感じといえば良いのだろうか。
最後で雪哉が澄生の事を謎解きしちゃうんだけど、このシリーズの内容からいえばもうひとひねりありそう。
あと雪哉がどこへ向かって行こうとしているのか、読んでいてよくわからなくなってきた。作中で治真に言わせている通り雪哉は深謀遠慮のかたまりなので、単純に独裁を強化しつつ山内の崩壊を遅らせてているだけとは思えない。何かひとつはどんでん返しがありそう。
読書記録を残しはじめてから400冊目。

亡霊の烏 / 阿部智里

博陸侯雪斎が独裁を敷く<山内>で、<登殿の儀>を経て皇后を選んだ金烏代・凪彦。しかし、ふたりの間に子が生まれる気配はない。一方、谷間出身者たちの叛乱を生き延びた少年・トビは、北家の朝宅で博陸侯の母と出会い…。

この話でやっと「楽園」より先のストーリーが進む。はじめが外界に帰ってトビが捕まっている状態から話がスタート。読んでいる自分の方も既刊にやっと追いついた。
ストーリー的には貴族の汚さというか駆け引きメインのストーリーで読むのは相当にしんどいのではあるが、気になって後半は最後まで一気に読んでしまった。凪彦がうまいことやったのかと思ったら南家、東家と組んで雪哉がえげつない返し方をしてかわいそうなことになってしまった。この辺も本編最終巻である次巻への布石ではあるんだろうけど。
最後に紫苑の宮が民衆に決起を語るところで終わるんだけど、どうなんだろう。雪哉が治真に語っている通り彼女は物語中結構詰めの甘い人なので、誰かがお膳立てしてないと不安なのだが。(朔王とか出てくるのか?)
「望月」と「亡霊」の発刊間隔からいうともう少しで次の巻でそうな時期なんだけど、でるんだろうか。レーエンデ国物語のように最終巻いつ出るのかよくわからんみたいな感じになったら嫌だな。

逃げるな新人外科医 / 中山祐次郎

新人外科医の隆治は、2人のがん患者の主治医となり、自分の「できなさ」が身に染みている。そんなある日、父が緊急入院したという電話が…。現役外科医が、生と死の現場をリアルに描く、シリーズ第2弾。

八咫烏シリーズの後はハリポタにしようと思っていたが、ファンタジー疲れで泣くな研修医シリーズに寄り道。
2巻は新人外科医として働きはじめた主人公だが、一生懸命さは持ち続けているものの反面として医師としての冷静な意識が頭にあって、という感じの話。
この巻もエピローグで泣かせて終わる感じの話。

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