読んだ本(2026年4月中旬)
4月中旬の読了本。
最近シリーズものをずっと読んでいてなかなか積読を消化できていなかったのであるが、やっと一冊。
読んだ本の記事は大体1か月遅れの公開。
大大阪という神話 / 長﨑励朗
1920~30年代、日本最大の都市だった「大大阪」大阪市。しかし東京に対抗することで、その独自性を喪失し…。吉本興業、職業野球、宝塚歌劇など多様な切り口を通じて、その軌跡を追い、日本社会の均質性の問題を照らす。
県立図書館蔵書。NDC見て番号のところに無かったので焦ってたら新書だけ別の棚に分けられていた。文庫が別棚のところは多いが新書が別れているのは珍しい。
過去の大阪を例に挙げているが、内容は国民の標準化とか知識の平準化とかそんな話。
三千円の使いかた / 原田ひ香
御厨家の人々が直面する、将来への不安や人生のピンチ。前向きに乗り越えたいからこそ、1円単位で大事に考えたい…。「節約」家族ストーリー。節約アイデアも満載。
積読消化。
構成としてはいわゆる連作短編。家族についてそれぞれの立場でお金をテーマに不満や心配ごとをかたりつつ、最後に美帆(次女)の今後について父母や祖母が重大な決断と思いやりで提案をして解決、という感じの話。
連作短編というと巧妙な伏線で、「おー、こーだったのか。」みたいなのを期待しがちなのであるが、そこは家族の話なので誰かが言っていることが補完されるくらいで大きなものはない。
いわゆるいい話ではある。
外科医、島へ / 中山祐次郎
離島の診療所に派遣され、自分の未熟さを思い知る31歳の外科医・隆治。さらに駐在所から、竹薮で見つかった身元不明の死体の検死を依頼され…。現役外科医が生と死の現場をリアルに描く、シリーズ第6弾。
泣くな研修医シリーズの六作目。隆治は離島の診療所の支援に半年間派遣されて、消化器外科ではそれなりの技術が持てるようになったという自尊心が一気にくずれさるような話。他の巻と違い、終わり方がさわやかというか清々しいというかそんな終わり方。
