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サスペンス型ノンフィクション小説『アーク・ザ・エンプレス』第四章まとめ!前編

大変お待たせ致しました🙇‍♀️
第四章まとめを書きたいと思います!
しかし第四章はとにかく長いお話になりますので、前編・後編にてまとめていきたいと思います。

ここで第四章前編3つのキーワードです!
『真理奈』
『泥沼裁判』
『シルバー頭』です!🫡
それでは早速見ていきましょう🤗

ー第四章まとめ前編ー


『アーク・ザ・エンプレス』
第四章 船の行き先の向こう側 (前編)

私の車でそこら中の銀行へ向かい、私や子供の貯金、家の貯金全額翔太の手元へ行ってしまった。
逆らうと私より子供に牙が向く⋯。
それだけはどうしても避けたかった。
その恐怖で私は従うしかなかった。

「お前結構金貯めてたんだな。よし。金は何とか出来た。弁護士から電話きた。」

翔太が弁護士に事情を話し、今すぐ事務所へ来てほしいと言われたらしく向かうことになった。

「車戻ってきたら、俺寄る所あるからお前は先に帰ってていいよ。」

本当に奴隷のようだ。
私は我慢出来ず言った。
「あのさ、渡したお金って返してもらえるの?子どもたちの貯金はさすがに返してあげないと。お年玉もお小遣いもずっと貯めて来たんだよ。私も何かあった時に困るから現金持っていたいんだけど。」

「あー。返すよ。ちゃんとね。いずれは返すよ。でもそれ以上に俺はお前らに金使ってんじゃん。別に今このこと重要?やめてくんない?俺今大変な状況なんだけど。なんで分かってくれないの?なんでこの状況理解してくれないの?こんな事されてさ。可哀想だと思わないの?辛そうだなとかさ。もっと空気読めよ。めんどくせー女。子供の貯金なんて微々たる金額だからすぐ返してやるよ!これで満足?」

毎回自分が発端で揉め事になっても、何故か主人公となり悲劇のヒロイン役だった。

弁護士事務所に到着した。
一緒に中へ入り、担当の弁護士の先生がいて電話をしている様子だった。

しばらくして、先生が入ってきた。
「お金は用意大丈夫ですか?向こうの意向としては全額返金してもらえれば車はお返しするとのことです。あと1点。今回の内容証明の件で翔太さんが言ってた能力や未来が見えるとか除菌に関することは全て嘘だったと認めてほしいと言ってます。」

「お金用意しました。認めます。嘘です。なので車返してほしいです。」

「謝罪はしなくていいんですか?明らかに内容見ると翔太さんのやったことは悪質だけど。」

「求められたらしますが、言われなければしません。俺も辛かったしプライドが許さないので。」

私は横で聞いててこの男は何のプライドがあるんだろう?と疑問だった。

「向こうの弁護士事務所の駐車場に置いてあるみたいだから行ってくれる?あと、少し話しを聞きたいんだけど、取りに行ったらまたここに来れますか?でも今から1件相談が入ってるから1時間半後ぐらいでもいいですか?」

「俺はこのまま仕事なんで、こいつでも大丈夫ですか?大丈夫なら向かわせます。」

「大丈夫ですけど、奥さん大丈夫?」

「こいつは暇してるんで、大丈夫です。じゃあ取りに行きます。ありがとうございました。」

「私は大丈夫です。また後ほど伺います。ありがとうございました。」と頭を下げて事務所を後にした。

私は話をする隙も与えてもらえないんだと思いながら相手方の事務所へ向かった。
「お前余計なこと言うなよ。俺がいないからって調子に乗って。あれは俺の弁護士だからお前じゃないからな。俺が電話してお前の弁護士探してくれるように頼んでやるよ。俺のこと少しでも悪く言ったらすぐ俺の耳に入ってくるんだからな。持ち上げて言えよ。」

到着し翔太は走って事務所の中へ入っていった。
私はこの翔太の圧がまたやってきて怖くて仕方なかった⋯。

無事に車が帰ってきた様子だった。

「あの信号の先のコンビニで集合。」

それだけ言い残し自分は早々と車に乗り向かっていった。
私も追走しコンビニへ到着。

到着すると翔太は誰かと電話しているようだった。
電話をしている時は近づくなといつも言われていたクセで向こうが来るまで車内待機していた。

しばらくして車から降りてきた。
私の車の窓をノックしジェスチャーを始めた。
「俺のタバコとコーヒ買ってきて。」

まだ電話しているようだったみたいで、ふと耳元の液晶から相手の名前が見えた。
ーはるかー
翔太はそそくさと自分の車へ戻っていった。

しばらくして電話が終わったようだった。

「俺このまま用事できたから向かうから。そっちはそっちで頼むよ。余計なことは言うなよ。あと弁護士にはお前の弁護士紹介してもらえるように話しておいたからな。」

「さっきから私の弁護士って言ってるけど、何に必要なの?私ところに内容証明が来たわけじゃないのに。」

「いいから!言うこと聞け。金入れないよ?困るでしょ?だったら俺の言ったことに従ってくれる?それともお前は歯向かうの?終わったらすぐ家に帰れよ。」

私もまだ翔太の洗脳から抜けられてないんじゃないかと自分が怖くなって少し泣いた。
それと同時に頭にも来ていた。
また出てきた違う女性。
自宅の寝室で前に電話をしているところを聞いたはるかという女。
クソ嫁と言っていたことを思い出した。

しばらくしてまた翔太の弁護士先生のところへ向かった。

「車は返してもらえた?」
弁護士先生が慌てて案内された部屋へやって来た。
「はい。無事に帰ってきました。ありがとうございました。」

「それなら良かった。ちょうど奥さんとも話したかったんだよ。翔太さんがいると奥さんに質問しても翔太さんが答えて話せなかったから。不安だったでしょう。あんなに内容証明がきて⋯気持ちは大丈夫?」

先生の言葉に一気に涙が溢れた。

「泣かせるつもりはなかったんだけど。ごめんね。それぐらい辛かったんだよね。それでねさっき翔太さんから美咲さんに訴えさせたいから弁護士を紹介してくれって言われたんだけど。自分が不貞した相手を訴えてほしいって言ってて⋯。」

そうか!
だからさっき私に弁護士付けるって言ったんだ。
でも私は以前その不貞したと思われる女性とは直接会って話をして私の中では和解して終わっていた。
それなのになぜ訴えることになったんだろうか?

「でも私その女性の方ときちんと直接会ってお話させてもらって謝ってきてくれたし、元は翔太が悪いって分かったからそんなつもりは。」

「うーん。翔太さんはそれで終わりじゃないんだと思うよ。こっちは弁護士紹介するのは構わないけど、はっきり言って離婚も視野に入れたほうがいい。私は翔太さんとそんなに深い付き合いじゃないし、悪く言うのはおかしいかもしれないけど⋯。依頼者とかではなく一人の人間として見て美咲さんやお子さんがもっと苦しくなってくる。それに翔太さんの執着もすごそうだから。」

「でも歯向かうと怖くて。離婚もしたいとは思うんですが⋯。そうなんです。あの執着が恐ろしいと思うんです。」

「一回弁護士の先生紹介するから話してごらん。出来れば美咲さんが一人で行ったほうがいい。翔太さんが行ったら美咲さんは何も話をさせてもらえないだろうし、言えないこともあるだろうから。」

言えないことでハッとした。
「先生にお願いがあります。私が泣いたことや話したことは主人には内緒にしてもらえませんか?余計なことは言うなと言われていて⋯。カマをかけてきたりして探ったりするかもしれません。それにまだ翔太は違う女性がいて不倫してます。」

「そんなことだろうと思ったよ。さっき電話で美咲が何を話したか後で教えてくださいって言われたから。私は言わないから大丈夫ですよ。ここで話したことは内緒にします。そうだろうね。不倫はしていると思うよ。それも一人二人とかじゃないと思う。これはあくまで想定しての話しだけどね。じゃあ流れ的には奥さんに翔太さんから話を聞いて訴える人がいて、私の知り合いの弁護士の紹介をしたってことだけを伝えますから。」

この先生は本当にいい先生だった。
気持ちを救ってくれる優しい温かい人だった。
まるであいつのことを知ってるかのように、私が言いたいことも全て汲み取ってくれた。

お礼を言って紹介してもらった弁護士先生の連絡先を登録し事務所を後にした。
車に戻ると翔太からメールが入っていた。

「なんて言われた?今電話は無理だから後で聞く。」

「私が訴えることになってて弁護士先生紹介してもらったけど。どういうこと?」

「後で説明する!了解!余計なこと言うなよ。まだ紹介してもらった弁護士には連絡しないで!とりあえず今はまっすぐ家に帰れ。家に着いたら連絡して。」

私が出歩くのが怖いんだろう。
見られたらマズイから。

夕方になり翔太から電話がかかってきた。
「あれ?説明受けたっしょ?とりあえずそんな感じだからやってくれよ。俺のやられたことをやり返してくれ。そもそも真里奈って女が一番悪いんだから。違う不貞した奴は俺が独身って言ってたから訴えられないんだよ!」

「はぁ。なんでそんなことしなきゃいけないの?最初は話を聞いた時私もカッとなった時もあったけど直接真里奈さんと話して和解したんだよ。あの一件はどう見ても翔太が悪かったんじゃないの?もう辞めなよ。」

「お前さその面倒くさそうな感じ出すのやめてくんない?言うこと聞かないお前のほうがめんどくせーわ。お前は不倫で傷ついたんだろ?だったら訴えろって話なんだよ。わざわざ俺が真里奈と関係持ったって情報あげてんだからさ。こいつが今回内容証明送ってきた奴らを誘導したりして一番悪い奴なんだよ。俺のこと言いふらしたり、悪く言ってるのも色んな人から情報回ってきてんの。お前また反抗すんのね?じゃあ生活費なんか入れてやんねーから。どうするの?子供見放して一人の女の味方してやんの?バカだよバカ。いいから俺の言うこと聞いて。ちゃんとした計画があるから。じゃね」

私は真理奈さんを訴えたくなかったがやるしかなかった。
多分この時期の私はまた少し洗脳されかけていたのだと思う。
子どもたちも言うこと聞かないとって気持ちが大きくなっていたから私や子供は地獄のようだった。

その後、紹介してもらった弁護士のところへ一人で行き、自分の気持ちを正直に話した。
しかし、もうここまでやってしまってるからやらないとと言われて引き戻せなかった。

そんな時真里奈さんから翔太へ内容証明が届いた。
私が訴えたから今度は真里奈さんが訴えてきたのだ。
負けたくない翔太は今までの弁護士はもう辞めて突然都会の弁護士をネットで探しわざわざ受任してもらえるよう直接話すことになった。
翔太は一人で運転するのが面倒なのだろう。
私に運転手で一緒に来てと言われて反抗など出来ず、私の運転で現地へ向かった。

「真理奈は俺がこんな都会の有名な弁護士立てたらビビるよな!笑えるわ。俺の勝ちだ。」
車内は翔太の高笑いが響いていた。

高速を飛ばして2時間ぐらいで到着した。
先生はとてもはっきり言う先生だったが、翔太の押しが強く都会の弁護士先生はそれならと受任し、個人的に翔太の顧問弁護士にもなることになった。

やり取りをしていく中でこの2つの件の裁判は泥沼となり口頭弁論として本人たちが一つの法廷に呼ばれた。
弁護士先生もそれぞれ付いての出廷となった。

その数日後私の方は50万で示談となり和解して終わった。
月々分割で慰謝料を払ってくれた真里奈さん。
結局全て翔太に取られて終わった。
しかし訴えろとあれだけ言っていた翔太は今度こんな事を言いだした。
「大体さお前が真理奈を訴えたりしたから俺が訴えられたんだよ。ふざけんなよ。まぁ俺が勝ったからいいけど。でもお前が訴えなかったら、弁護士費用こんなにかからなくて済んだんだよ。腹立つなー。都会の弁護士だから普通の金額より高いんだよ。お前はそんなの知らないもんな。バカだから。」
(※後から真里奈から聞いたら翔太と真理奈の裁判は翔太が敗訴だったそうで慰謝料を払ってもらったとのことでした。なので翔太が勝ったと言ってた話しは全て嘘でした。)

しばらくしたある日。
「髪の色シルバーにしたの似合う?」
突然翔太が帰宅してきた。
莉子と2人で飲んでいたお茶を吹き出した。
こいつの頭の中は脳みそもやられ始めたのかと思い思わず吹き出した。
何が起きたのか訳がわからずいい年のおじさんが、シルバーって⋯
莉子は口がポカンと開いて塞がらないようだった。

翔太は髪型も両サイド刈り上げをして、ヒゲも綺麗に整えてあった。
よく見ると見たこともない洋服やネックレス、サングラスまで付け始めていた。
頭の先から足の爪先までハイブランドで固められた翔太に言葉が出て来なかった。
装飾品で照らし出された翔太の顔は自信に満ち溢れていた。
おまけにバッグもキーケースもハイブランドだった。

莉子が何故か翔太のキーケースに目が行ったようで、ずっと見つめていた。

「俺、髪の毛濡れてるからドライヤーしてこよっと。」
洗面所へ行った時、莉子がすかさずキーケースを開けた。
「ちょっと莉子!何してるの?」
「やっぱりね。だと思った。」
写真を撮り始めていた。
翔太のドライヤーの音が消えた。
その瞬間莉子は慌ててキーケースを戻して何もなかったかのように椅子に座った。
私は莉子が何を感じたのか不思議に思っていた。

それにしても一体そのブランド物はどうやって買ったのか?
そもそもお金はどこから来たのか?
聞きたいことは山ほどあったが聞いたところで嘘を言われて逃げられて終わりなのは分かっていたから聞くのはやめた。

上の2人が帰ってきた。 
「ただい⋯⋯⋯は?」
2人共声がハモっていた。

「はぁ。年齢考えろよ。こんな田舎でそんな髪の色のおっさんいねーよ。」
蓮が苦笑いして言っていた。
「恥ずかしいから帽子かぶってよ。」
敬斗もため息つきながら言っていた。
「早く白髪になりたかったの?だっさ!似合わな!髪の色浮いてるよ!」
莉子の返答は翔太にしてみたら結構撃沈を受けたようだった。

「もーいい!ふて寝する!誰もかっこいいって言ってくれないから。」と言ってそっぽ向いた。
するとすぐにいびきが聞こえ始めた。寝たのだ。

すると莉子に学校用品で買って欲しいものがあると言われて敬斗も連れて出かけることになった。
蓮は自宅に居ると言っていたから犬の散歩をお願いした。
買い物が終わり車に乗ってエンジンをかけてシートベルトを着用した瞬間、莉子の携帯が鳴った。

「あれ?蓮からだ。ちょっと出るね。もしもし?どうしたの?」
電話口の蓮は何かに慌てているように聞こえた。
「じゃあ今家に?分かった。知らないフリして帰るから。なるべく動画とか写メ撮っておいて。ママには話しとく。じゃあ。」

莉子は深呼吸して私の目を見た。

「ママ。今から話すこと落ち着いて聞いて。大丈夫?」
「何があったの?そんなに大変なこと?分かった。話して。」

何故か莉子が緊張しているのがとても分かって手のひらを握り拳にして握っていた。

第四章前編終わりー。

怒涛の第四章の始まりです!!
インフルエンザやコロナウイルスもすごい感染力を上げていますよね。
子どものいるご家庭などでは学級閉鎖なども多く見られる時期に入りました。

手洗いうがいやマスクなどで予防し、感染しないように気を付けて過ごしてくださいませ😊

ではまた第四章まとめ後半にてお会いしましょう🤗
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          翡翠🌼


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