サスペンス型ノンフィクション小説『アーク・ザ・エンプレス』第四章まとめ!後編
第四章まとめ後編を公開したいと思います。
前回も前編にてお伝えしましたが、とても四章は話が長くそして不倫女はるかとのバトルが多くなっている記事となります。
サレ妻(サレ夫)を経験した方は誰もが思うかなと思うのですが、不倫相手って結構図太い人が多いんですよね😱
こっちはメンタルボロボロで心の中で何かが割れる様な崩れ落ちる感覚がした方が沢山いらっしゃると思います。
私の経験上、一度不倫した人は余程の心変わりがない限りまた同じことを繰り返します。
きっと詐欺も同様です。
その場は反省する方もいますが、時間が経つと楽な方へ刺激がある方へと向かっていってしまう様です。
そういった経験がお有りの心が傷付いた方はぜひそういった方とは距離を取り静かに去ることをオススメします😢
幸せとは自分が決めていいことだと私は思います。
子供がいて子供の幸せが先と思ってる方が大半かと思いますが、まずはお母さんが今現在幸せであるかどうかがこれからの子供たちへの幸せにつながっていくと私は子供を通じて実感しています🤗✨
余談失礼致しました。
今回の第四章後編キーワード3つを発表します!!
『キーケース』
『悲劇のヒロイン』
『体の悲鳴』
では第四章後編どうぞ★
『アーク・ザ・エンプレス』
第四章 船の行き先の向こう側 (後編)
「実はね、あいつ不倫してるんだよ。はるかって女と。それで今家にはるかが乗り込んできててあいつと喧嘩してるみたい。かなり強い口論だって言ってた。あいつみんなで買い物でかけたと思って蓮がいるの気付いてないっぽい。ごめんね。その女のこと言わなくて。ママ傷付けちゃうと思ってうちら知ってたんだけど言えなかった。あとさっきのキーケースの写メ!イニシャルが掘ってある。はるかと翔太って意味だと思う。ほら見て!H・Sになってるの。ママ大丈夫?運転できる?」
敬斗も同時に「ごめん。」
と謝ってきた。
莉子は辛そうに話してくれた。
こんな辛い思いをさせてたなんて。
逆にこっちがごめんねなのに⋯
私が翔太に抱いた疑問、間違ってると思ったこと。辛かったり苦しかった状況なんかが一気に頭の中に蘇ってきた。
やっぱり私が疑問に感じていたことは間違ってなかったんだとここでようやく気が付いた。
「莉子、敬斗ごめんね。我慢させてしまって。不倫してること分かってたし相手がはるかって名前なのも知ってる。でも翔太に聞いても嘘言われて真実なんて分からないから聞かなかったの。そのキーケースの写メは保存しておいてくれる?」
莉子と敬斗は驚いていた。
しばらく沈黙のあと莉子は
「分かった!取っておく!」と言ってくれた。
きっと子供たちは私が知らないと思っていたんだろう。
やっとはるかの顔が見れる。
私は急いで自宅へ向かった。
自宅の前に見たことない車がワガママ駐車してあった。
外まで聞こえるキーキー声のはるか。
怒鳴っている翔太。
玄関の戸を開けようとしたが手の震えが止まらなかった。
でも絶対あの顔見てやるんだ!そう思ってはいるが、心とは裏腹にいざとなるとやっぱり辛かった。
しかし私は悪くないと自分を奮い立たせ、何食わぬ顔で玄関を開けリビングの戸を開けた。
「二人の喧嘩外まで聞こえてますよ?どうもクソ嫁の美咲といいます。うちに何のご用でしょうか?」
「あっ。ママ!おかえり。ごめんね。今この人帰るから。それにクソ嫁なんて思ってないのになんでそんな事言うの?」
アタフタした翔太が私をなだめるが、私は翔太を押し退けてはるかの前に立った。
「あなたはるかさんですよね?初めまして。クソ嫁と言います。何かうちに御用ですか?外まで丸聞こえなんですけど。」
はるかと翔太は無言。
するとはるかは開き直ったかのように口を開いた。
「子どもには聞かれたくないのでどっか行ってもらえます?」
子供がいなくなった途端はるかは怒鳴り出した。
「おい。クソ嫁。しょおちゃんははるかと一緒になりたいんだって。調停申し立ててるのに図々しい女だな。出ていかないし、しょおちゃんは家から出さないでさ。何が不満で離婚しないわけ?はるか離婚したんですけど。それに子供もいるよ。しょおちゃんに一緒に住もうって言われてるからアパートも見に行ってるんだけど。さっさと出ていくか、しょおちゃん解放しろよ。はるかのしょおちゃんなの。クソ嫁は家のことも子供も見なくて大変だっていつも言ってる。しょおちゃんに仕事させて家のこともやらせて子どものことまで見させてあんたはずっとソファーでゴロゴロしてんだろ。はるかは一番可愛くて一番好きだって言われてんの。ご飯も作れなくていつも買って子どもたちと食べてるって。あんたそれでも母親なわけ?はるかはいいお母さんやってんの。アンタみたいにグータラしてないの。あとはるかもしかしたら妊娠してるかもしれないからさっさと終わりにしてくれる?」
私は初めて聞いた話ばかりが飛び交って口がポカーンと開いたままだった。
そしてこの女のキャラが強すぎてある意味眩しかった⋯(笑)
「あのはるかさんはおいくつですか?」
「は?38だけど?かわいいって言われんだよ。この雌豚。」
(え⋯私より年上。
肌は胸元がかなり露出していてミニスカートを履いてる。
これがお母さんかぁ⋯
この女はどこかのプリンセスになってる脳内なのか?
この人物像がすでに物語ってるなぁ。)
「お子さんは引き取ってるんですか?」
「3人いるけど?今は実家に預けてる。旦那とはちゃんと離婚して慰謝料払ってるし。しょおちゃんのこと本気で好きだから結婚するの。」
(慰謝料払ってる?話が見えない⋯。)
翔太が慌てて弁解を始めた。
「ママ!違うんだよ。もう終わりにしたいのにこいつがしつこいんだよ。助けて。ごめんね。ママと離婚したくないよ。」
「しょおちゃん!何をそんなにこんな雌豚に怯えてるの?どういうこと?二人で離婚して一緒になろうねって約束したよね?だからはるかは離婚したんだよ。このクソ嫁に脅されてるの?可哀想。はるかは居なくならないから大丈夫だよ。」
「私は離婚の話も調停のことも聞いたことありませんけど。説明してもらえますか?」
・・・・・・
「しょおちゃん!」
私が放った言葉にはるかは顔を真っ赤にして怒り出しテーブルを叩いた。
「は?嘘なん?はるかに言ってたこと。どういうこと?説明して。二人で離婚して一緒になろうって言ってたよね?それになんでママって言ってんの?雌豚だよね?クソ嫁だよね?やだぁー。えーん。」
言い終えると今度は泣き始めた。発狂し始める始末。
(怒鳴るし、泣くし、物に当たるしでこの人忙しいなぁ。もうこんなクズ喜んで差し上げますだよ⋯。なんならリボンつけようか?)
何か一人劇場を見ているようだ。
これこそ本当の悲劇のヒロイン役はるか登場だった。
すると翔太がはるかに逆ギレが始まった。
はるかにもう帰れと言い出した。
「あー。もうめんどくせーなぁ。はいはい。遊びでした。美咲とは離婚も別居もしません。ってことではるかとは終わりで。はい。さよなら。お金は今まで通り支払うよ。離婚させたの俺の責任だし。ってことでもう帰って。」
「ふざんなよ。てめー。何があっても別居しろ。約束したんだから。ここまで来てんだよ。こっちは。何一つ守らねーじゃん。はるかのこと本気で怒らせるなよ。まぢで。潰してやるぞ。」
さっきまで泣いてたと思ったらまた怒り出した。
怒鳴り合いが激しい二人だった。
怒りたいのも泣きたいのもこっちのセリフだ。
なのに何故この二人はお互いが悲劇のヒロインで、主人公なんだろう。
よくお似合いの似た者同士だ⋯。
翔太が無理矢理外へ連れ出そうとし始めた。
やだやだと駄々をこねるはるか。
とっさにカウンターにあったメモ用紙とボールペンを手に取った。
「あの〜揉めてる途中で申し訳ないんですが、帰る前にこちらのメモ用紙に記入していただけますか?お名前、ご住所、電話番号頂きたいんですが。テーブルでご記入して頂けますか?はるかさんはうちの夫と不倫関係の立場の方ですので、色々とお話しを聞きたいこともありますので。ここで翔太を挟んで連絡を取るというのは申し訳ありませんが、翔太も同じ不倫をしていた立場なのでお二人とも信用は出来ません。なので直接お話し聞かせてください。」
私が淡々と話した。
「は?なんではるかが書かないといけないの?なんでクソ嫁に個人情報晒さないといけないわけ?不倫って言ってるけど、こっちは結婚の約束してんだから婚約者ですけど。死んどけや。」
「今の立場上、私と翔太は婚姻関係がある状態ですのでそちらは不貞と言う立場になります。婚約者?日本は一夫多妻制ではありませんので。まだ既婚者だと知らなかったとかであれば分かりますが、堂々と私が妻だと仰ってましたよね?ってことは既婚者だと知っていると言うことになります。あなたさ、既婚者って知っててその人と肉体関係持つとこの世の中は不貞って言って法的な処置が出来るんだよ。それに死んどけやって脅しですか?」
翔太は顔面蒼白でオドオドしていた。
「なんではるかばっかりこんな辛い目に遭うの?しょおちゃんははるかのこと一番好きって言ってたじゃん。なんではるかが悪者なの?悪いのはこのクソ嫁なのに。しょおちゃんはクソ嫁に何か弱みを握られてるんだよ。きっと。可哀想。はるかはそんなことしないのに。えーん。」
書き終えて投げてきた紙がヒラヒラ私の前に落ちた。
「あんたみたいなブスよりはるかの方が可愛いしね。はるかはしょおちゃんと結婚するんだから。あったかい家庭築いていこうねって約束したんだから。はるかの方が家のことちゃんとやってるし、料理も作るし、ブスよりお金使ってないし、節約家だし、子供も面倒見てるし。はるか精神的に弱いんだから。いじめることしないで。はるかなんだか可哀想。」
なんでか翔太が相当頭にきたのか、
「もういい加減にしろよ。しつけーんだよ。いい加減帰れよ。子供可哀想だろ。帰る気がないなら警察呼ぶぞ。」
お前が言うなと思いながら静かに聞いていた。
帰るときもずっと頭がおかしい人みたいな感じで私に文句をひたすら言い続けて翔太に腕を引っ張られながら帰っていった。
やっとはるかが帰ったからか一気に気が抜けて床に倒れ込んだ。
動悸と冷や汗が酷くなってきて気持ち悪くなってきた。立ち上がることができなくて、そのままその場で横になった。
「ママごめんね。俺はるかに脅されてたんだ。でももうママにも話通ったから連絡も取らないって約束する。信じて。」
翔太が頭を私に向かって下げた。
しかし私のことをバカにしている翔太のことだからその場しのぎの言葉で私のことを簡単に考えて、上手く言って丸め込んで信じさせ、許してもらえると思っているだろう。
きっとはるかにもその場しのぎの嘘を並べていいことを言うに決まっている。
翔太とはるかのダラダラした関係は続くであろう。
どうしよう?ここで信じたフリをするか、それとも⋯。
少し悩み静かに私は翔太に返した。
「申し訳ないけど少し考えさせてもらっていい?今すぐに答えは出せないし信用なんて出来ない。翔太出かけるんでしょ?髪の毛も染めてそんなオシャレないい格好して。だったら行ってくれば?これから雌豚は夕食の準備しますから。グータラしてるって言われるの嫌なので。」
「ママー!うちらがご飯作るからちょっと休みな!」敬斗と莉子がリビングへ入ってきて莉子の声の大きさに翔太は何かを言っていたが声はかき消された。
子どもたちは冷たい目で翔太を見て無視をした。
私に話すのを諦めたようで、静かに用意を始めた翔太。
気付いたら翔太の姿はリビングにはなく、外を見たら車がなくなっていたから翔太はいつの間にか出かけていったようだった。
すると蓮が降りてきた。
「おー。いい匂い!今日の飯なに?」
「あんたさー手伝わないのにご飯の時間は降りてくるわけ?!今日はハンバーグ!」
「莉子ありがとうね。ママ心強いよ。」
「そんな事はいいからご飯出来たから食べよー!」
「今頃あいついいもん食ってんだろうなぁ〜」
「高級焼肉店?回らない寿司かもよ?」
蓮と敬斗は美味しそうな料理の妄想して話が盛り上がっているようだった。
「あんたらうちのハンバーグの方がおいしいよね?!文句言うなら食べなくてよし!」
莉子に謝る二人に笑った。
そんな子どもたちに支えてもらってどうにか過ごして何ヶ月か過ぎた。翔太とは必要以上の会話はなく、少しぎこちなかった。
ある日突然翔太が寝室から勢いよく降りてきてどうやら電話で喧嘩しているようだった。
「だーかーらー。もう終わりにしてくれって。俺が無責任でいいよ。無理だよ。解放してくれ。」
怒鳴っている様子だ。
車が入ってきた気がして外に出ていくと、またはるかだった。
(はぁ⋯また来たんか⋯)
「あんたも随分と懲りない女だね。また来たの?なんの用?」
「しょおちゃん出して。話し合いたいの。お願い。だってこの前の喧嘩のあと絶対離婚するから待っててとか言ったりやっぱりもう別れてとか色々言われて最近全然会ってくれないし。この前からずっとそこの駐車場に止めて出てくるの待ってみたりしてたんだけど警察呼ばれるし。はるかのこと一番好きって言ってたのは嘘なんかな。はるかと結婚したいって言ってたのは?もう分かんない。もし結婚してくれないなら最低限離婚ぐらいはしてよ。はるかばっかり可哀想だよ。はるかばっかり辛い思いしてて。はるか本当に病みすぎて可哀想。はるかしょおちゃん信じてたのに。」
そして毎度の悲劇のヒロイン⋯
香水すごい匂いするし⋯
またそんな露出してる服着てなにしてるの?
わたしは何も言わず、ただぼーっと聞いていたら今度は突然怒り出した。
「はるかの話聞いてる?ねぇふざけんなよ。このクソ嫁!被害者振りやがって。」
めんどくさかったはるかからすり抜け、家の中に入り翔太を呼んだ。
「世界一可愛い子が外で呼んでるよ。」
翔太はため息をついて電話を始めた。
「もう終わりにして。家に来ないで。気持ち悪いよお前。さっさと帰れや。10数えるからそれまでに帰ってくれないなら警察呼ぶ。10、9、8⋯」
怒鳴りながらカウントを始めた。
はるかの車が立ち去っていったのが分かった。
翔太はなにかまた弁解したそうだったけど、この一緒にいる空間も苦しくて犬の散歩へ出かけた。
私は涙が溢れた。
ただ私は普通の家庭を作りたかった。
子供もいて犬もいてみんなで何でも分かち合える家庭にしたかった。
でも私の見る目がなかった。
それだけだった。
洗脳から解けた現実は時に波を立てて攻撃してくる。
この時期は食欲もなく眠れず2週間で13キロ近く落ちた。
さすがに2週間全く眠れずダメだと思い精神科を受診した。
入り口の前で一歩入る勇気がなくウロウロしていて予約時間が過ぎてそれに気付いた看護師さんが声をかけてくれ泣きながら中へ入った。
先生に心の中を泣きながら話して背中を擦ってもらった。
診断は適応障害、睡眠障害、パニック障害だった。
そこから抗うつ薬や睡眠薬、パニックや動悸がした時のとんぷくなどももらった。
自分は究極にここまで落ちて悩んだのは今回が生まれて初めてだったと思う。
精神的な辛さって肉体的にもすごく負担がいくんだなって身にしみて分かったこともあった。
円形脱毛症になっていることがわかり、3ヶ所以上500円玉ぐらいの大きな丸い地肌が出ていた。
この姿を翔太は大笑いしていた。
「お前女なのにハゲてんじゃん。ウケるわ。」
皮膚科にも通った。
電気治療や塗り薬などをもらって円形が分からないように髪の毛をとにかく縛って見えないようにしていた。
いつ良くなるんだろうと考えながら1時間ほど散歩していた。それと同時に今まで翔太に言われてきたことや、嘘だとわかることなのにいつも丸め込まれてきた自分を振り返り悔しい気持ちを石ころを蹴りながらぶつけた。
悔しくて悲しくてとにかく泣いて少しだけスッキリし帰宅した。
翔太は出かけたようで家にはいなかった。
だけど私の体の悲鳴はこれだけでは終わらなかった。
夜にお風呂から出た時に突然左耳が聞こえづらく、こもっているというかプールの底にいるような感じがした。
水でも入っちゃったのかと思って水抜きしても何も変わらない。
風邪でも引いたのかな?
この時自分の片耳はすぐ治ると思って過ごしていた⋯
ー第四章まとめ後編終わりー
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
きっと私が生きてきた中でこの経験が一番辛かったと思います。
自分の体が悲鳴を上げていたのにも関わらず我慢し得たものは何もありませんでした。
それでも懸命に支えてくれた子どもたちのお陰であの辛い時期を乗り越え、今も私は生きていられています。
精神科は未だに通っていて、睡眠障害とパニック障害はよくなることはありません。
それでも前を向いて生きる。
きっと辛いことばかりではないと言うことが、日々を過ごして今となっては言えることです。
同じようにパートナーの不倫に悩んでる人は、吐き出すことから始めてみてほしいです。
溜め込むことは体に一番良くありません。
ぜひこのコメントでもいいので活用して下さい🤗
長くなりましたが、これにて第四章まとめ後編は終わりになります。
第五章まとめにてまたお会いしましょう☺️
北海道・三陸沖後発地震に遭われた方、心からお見舞い申し上げます。
熊の被害も多発しております。
ぜひお気を付けください。
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