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第六章2

「昌次さんと話したよ。早速俺警察にアポ取って明日の朝話を聞いてくれることになった。昌次さんが一回話したことがある刑事の人と。みさちゃん一緒に来てくれない?」

話が一気に進んだ。
車どうしよう⋯。まだGPS付けられてるのかな?
だとしたらスーパーに置いてふかやんの車に乗せてもらって行ったほうが無難かな?

「わかった。車なんだけどGPS付けられてるかもしれないなら警察付近のスーパーに車置いていくから乗せてってくれる?」

「わかった。じゃあ8時40分にスーパーで待ち合わせしよう。ありがとね。明日はよろしくお願いします。」

「こちらこそよろしくお願いします。おやすみ。」

メールも全て非表示とし翔太にいつ見られてもおかしくないようにしてある。
週に一回パスワードを変えて、徹底しているから見られることはないと思うけど万が一に備えて。

こちらも陰ながら翔太を細かく警戒し色々撮り溜めてきている。
翔太がお風呂へ入ってる間に財布の中にある銀行のキャッシュカード、クレジットカードを全て写メに残し口座等を調べてもらったらと思っていた。絶対それだったら悪事が発覚する!

そんな淡い期待をしながら眠りについた。

翌朝子どもたちを見送って、翔太もタイミングよく朝から職場のミーティングがあるとのことで翔太の職場の店長さんから連絡をもらって起こした。
「今日夜知り合いの社長さんと食事入ってるから飯はいらない。帰りも付き合いがあるだろうから遅くなる。もしかしたら朝方かもしれない。」

「わかった。気をつけて。」

翔太は急いで向かっていった。
今日は準備は万全だ。邪魔も入ってない。
翔太の言っていた社長が誰なのか私は知らなかった。
きっと前の私だったらすぐに本人に問い詰めていたなと思い返していた。
今はそんなことはどっちでもよかった。
逆に翔太の行動は私の方が把握していたから。
莉子のお陰で翔太が頻繁に映るキャバクラのSNSを見つけてくれた。
お金はどこへ流れていたのか⋯。
ほとんど毎日キャバクラのシャンパンで消えていた。
一本何十万もするシャンパンをバケツに流して捨てているのだ。
財布を見たときも、バッグを見たときも領収書が山のように入っていた。
高いときは150万円〜300万近くの支払いをし、それどころかハシゴまでしていて一晩で1000万以上も使っていることが分かった。
目が点だった。この男はどこまでバカなんだろう。
キャバクラに行きたいからって人を騙してお金を取る?もう病気だとその時は思った。

昌次さんにもこの画像や動画は共有している。

きっと今日もパチンコからのキャバクラだろうと思いながらも、でも万が一これが私を泳がせる作戦かもしれないとも思っていた。
とにかくGPSをみても不審な行動は避けておけば大丈夫だろう。
私自身は徹底していた。

私はあれこれ頭の中で考えていて、あっという間に出る時間を過ぎてしまった。
慌ててスーパーへ向かった。

ふかやんはもう到着していて車で待機してくれていた。
私が到着したことを気がついて車から降りてきた。

「おはよう。遅くなっちゃってごめん。翔太も職場で呼ばれてるみたいで出かけたよ。行こっか。」

「みさちゃんおはよう。ごめんね。急にお願いしちゃって。しょうちゃん出かけたんだね。じゃあ大丈夫かな?行こう。」

ふかやんの車に乗せてもらって警察署へ向かった。
「俺が被害届出せればみさちゃんの持ってる証拠類出せるよね?俺も段々頭にきちゃってさ。ホントあいつはすべて利用するやつなんだね。自分が情けないよ。俺の奥さんが車買うって言ってたお金も全部あいつに渡しちゃったし。最悪だよ。」

「はっきり言ってお金を返してもらうことは不可能かもしれない。けどこのままあいつを野放しにしてたらそれこそ命を絶ってしまう人もいるかも知れない。その前にあいつをどうにかしないと。流れを止めなきゃ。その中で返金してもらえるなら言うことないよね。」

私たちはあれこれ話しながら警察署へ向かった。
事前にアポを取っておいてくれたからスムーズに捜査二課の相談室へ案内された。

担当の刑事さんがきた。
話しは全て昌次さんから聞いていたからなのか、ふかやんの話しもすぐに理解を示してくれた。
私の名前は翔太にバレるとまずいと思って名前の記録は残さないようお願いした。
どうにか逮捕してくれないかとお願いし、ふやかんの被害届を受理してもらいたい旨をお話した。

少し一点問題がありますと刑事さんに言われた。


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