第七章2
ある日の夜山中と翔太は洗面所でコソコソ話しながら何か計画を立てている様子で話をしていた。
しばらくして二人で出かけていった。
「またキャバクラか。よくもまぁ毎日毎日。」
そんなことを漏らしながら莉子と敬斗とアイスを買いに近くのスーパーへ買いに行くと話していた。
コンビニよりも安く済むからだ!
蓮は自宅で待ってるとのことだったから、私たちだけで買いに出かけた。
家から少し行ったところのスーパーだった為、そんなにかからずレジに並んでいた。
すると蓮から電話がかかってきた。
出るととても小声で何か焦っている様子だった。
「目指し帽を被った人が部屋に入ってきたんだ。俺を見て慌てて下降りてったんだけどもしかしたら下にいるかも知れない。怖い。早く帰ってきてくれ。俺殺されるかもしれない。1人は青いロープをポケットに持ってた。」
そうに言うと電話が突然切れた。
私はパニックになって慌ててお店を出て自宅へ急いだ。
自宅に着くと洗面所の窓が全開になっていて、網戸がズタズタに切り裂かれていた。
もう一度敬斗に電話を蓮にかけてもらい、繋いでもらったまま110番通報をした。
すぐに向かってくれると言っていた。
蓮は急いで外に裸足のまま飛び出してきた。
車に乗るように誘導し車の中で警察が着くまで待機していた。
「俺の顔見て"やべぇ"って言って逃げたんだ。ポケットにロープは入ってたし。目的は何だったんだろう。空き巣?」
あまりの恐怖に震え泣いていた。
私と莉子と敬斗は蓮の背中を擦りながら
「ごめんね。1人だけ怖い思いさせてしまって。もう大丈夫だからね。」
翔太にも電話をかけたが出なかった。
山中にも電話したが、こちらも留守電だった。
少し経って警察が到着した。
パトカー3台、覆面パトカー2台、小さいパトカー2台が来た。
玄関は鍵を閉めて出かけたが、蓮は外へ出てきた時に開いていたと言っていた。
この状況を鑑識の方と警察官の方に話して、中にいるか確認してくれるとの事で車で待機しててと言われたので静かに待った。
中を確認してもらったが誰も人はいなかった。
少しだけリビングが荒らされていて、子供のゲーム機だけが取られただけで他は取られていなかった。
山中から折り返しが来た。
「今翔太と一緒だよね?すぐに翔太に帰ってくるように言ってくれない?お風呂場から不審者が入って、お風呂の網戸ズタズタに切り裂かれてるの。蓮はその犯人と遭遇したみたいで今警察が家に来てる。お願い。早急にって伝えて。」
山中は私の話を聞いて
「うわー。了解しました。翔太さんに伝えますね。」と電話を切った。
すると鑑識の方に家の中に来るよう呼ばれた。
どうやら足跡が2人分残っているから二人組で間違いないだろうと言っていた。
リビングに呼ばれこんなことを言われた。
「ハッキリ言って物取りの可能性低いよ。こんなすぐ目に入るところに金品が置いてあって、現金一万円も置いてあるのに手を出さない。それなのに子供のゲーム機だけを持っていくっておかしいよね?タブレットも盗まれてないし。例えばさ、ご主人誰かに恨まれたりしてないかい?トラブルがあったとかさ。」
私にはありすぎて断定ができなかった。
恨んでいる人はいるだろうし⋯。
すると翔太から電話がやっと来た。
歩きながら電話をかけてきている様子だった。
「わりーわりー。今日バースデーでさ!落ち着かなくて。今からとりあえず帰るよ。もう車見えるから。」
すると電話越しに叫び声が響いた。
「車の運転席と助手席の窓ガラス全部割られてる。今から警察に電話するからまた連絡する。バックも盗まれてる。」
ブツブツ向こうは言っていたが電話が切られた。
今聞いたことを警察官の人と鑑識の人にお話した。
鑑識の人がやっぱりなと言っていた。
「これ同一犯だと思うよ。相当な恨み買ってるよ。普通の車上荒らしは二枚もガラスは割らない。小窓を割ってキーを解除するやり方が多いから。あ!今旦那さんから通報入ってるよ。こりゃすぐは帰ってこれないね。仕方ないから奥さんが被害届書いてくれる?」
私は恐怖で視界が真っ暗になった。
もしかしたら翔太を殺そうとしてる人がいる?
被害者の人なのか、それとも全く別に相当な恨みを持ってる人がいるのか⋯。
その人たちは私の知らない人なのか。
知ってる人なのか。
きっと蓮は私なんかよりももっと恐ろしい思いをしたんだ。
メンタルがとても不安だった。
でもこれだけで終わりではなかった⋯
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