週刊オールライター第169号 「(第18号訂正版)単独関西遠征記」
本編の前に
今回の配信は、2023年3月4日に配信した第18号の訂正版をお送りする。この配信を160回以上も行ってきた中で、どうしても過去の配信(特に、栗原景さんと初めてお会いする2023年8月以前)での文章の稚拙さが拭えないと感じるようになった。そこで、過去配信の中から第18号の文章を書き直してみることにした。
1. 2/25(1日目) 人生初の夜行バス
2/25夜、筆者は大宮駅西口から夜行バスに乗車した。今回乗車したバスは、さくら高速バスのAT72D便。大宮駅西口、東京駅、横浜YCATで乗客を乗せたのち、海老名SA(東名高速)、浜松SA(新東名)、土山SA(新名神)でのトイレ休憩などを挟み、京都八条、ヨドバシ梅田タワーバスターミナル、難波に向かう路線で、今回はヨドバシ梅田タワーバスターミナルまで乗車した。


関東から名古屋・伊勢・京都・大阪方面へ向かうバスが勢揃い。
しかしこの道中、ちょっとしたハプニングが。新東名高速の駿河湾沼津PAから新富士ICの間を走行中に左ふくらはぎに違和感を感じ、伸ばしてみようにもなかなか改善しなかった。すぐにスマホで検索をかけたところ、「エコノミークラス症候群の初期症状」の疑いが。買っておいた麦茶を飲み、左ふくらはぎを中心に念入りに揉み、ズボンのベルトも極端にまで緩めて対応することにした。このため、膝に置いていた防寒具類を床に置き、フットレストと足置きを元に戻した。結果的に足は楽になった。
夜行バスに不慣れだった当時の筆者は、防寒具(コート・トレーナー)を置いた状態でフットレストと足置きを使ってしまい、それが原因で脚に負荷ががかかり、血流の流れを阻害したと考えている。
その後、2度目のトイレ休憩となった浜松SAで足を動かし、自販機で麦茶2本目を購入してバスに戻る。
そして3度目の休憩地点、滋賀県甲賀市にある新名神高速土山SAで降りると仰天。雪が降っていた。

2. 2/26(2日目) 阪神甲子園球場とDAIHATSU心斎橋角座へ
大阪はこの日、大阪マラソンが開催されていた。そんな中、筆者は一度大阪を離れて兵庫県に向かう。
まずは、おにぎりで腹ごしらえ。ヨドバシ梅田タワー内にあるおにぎり店「ぼんたぼんた」で朝食。

腹ごしらえを終え、阪神大阪梅田駅から阪神電車に乗車。昨年9月に家族で大阪に行って以来半年ぶりの乗車だ。

久しぶりの乗車だったが、阪神タイガースファンであり鉄道愛好者でもある筆者は、いつ乗っても嬉しい気分になる。
急行に乗って、まずは武庫川駅に向かった。家族で大阪に行った際に乗りそびれた・行きそびれたスポットに行くためである。
武庫川駅からは、武庫川線の列車に乗車。武庫川線は、阪神タイガースにちなんだ2両編成の車両(5500系改造車)が走っている。阪神ファン・鉄道愛好者として一度は乗っておきたかったので、嬉しかった。

この電車で武庫川団地前駅へ。武庫川団地には、「赤胴車」こと7800系が展示されており、それを見に行ったのだ。

次に、武庫川団地の近くにある阪神鳴尾浜球場まで徒歩で向かった。阪神タイガースのファーム本拠地である。昨シーズン頃から、ファーム本拠地移転の報道があったため、記録に残しておこうと行った。


ファーム施設を記録におさめたところで、阪神バスで阪神甲子園球場に行った。

阪神ファンとして、阪神甲子園球場に行きたかったので、念願が叶って嬉しい思いだった。
球場についてすぐ、グッズショップ「ALPS」で応援バットと靴下を購入。
買い物を終える頃にはお昼になっていたこともあって、阪神甲子園球場から少し歩いて、昼食に行った。

向かったのは「らぁめん力丸」。この店は、大のラーメン好きとして知られる元阪神のランディ・メッセンジャー氏がお気に入りの一つとしてあげていたお店である。店内にはメッセンジャー氏のみならず、福留孝介氏、藤浪晋太郎投手など、阪神関係者のサインが多く飾られていた。
本題のラーメンだが、とても美味しかった。豚骨なのでコッテリしてるかと思いきや、コッテリしすぎではないがアッサリしすぎでもない、ちょうどよい塩梅のスープに細麺がよく絡んでいた。

腹ごしらえを終えて阪神甲子園球場に戻り、甲子園歴史館に入る。
阪神甲子園球場に併設されている甲子園歴史館では、阪神タイガースの歴史や名場面の展示、高校野球の名場面などが展示されている。また、同施設内にあるBE-STADIUM KOSHIENでは、バーチャルバッティングやバーチャルピッチングを楽しめる。筆者も、なつかしの選手のモノマネをしてみたり、変則打法・投法を試してみたりと、とても楽しんだ。

阪神甲子園球場で思いっきり遊んだ後は、阪神大阪梅田駅まで戻った。

阪神大阪梅田駅まで乗車したのは、山陽電鉄5000系。山陽電鉄と阪神電鉄は相互乗り入れをしているが、家族で大阪に行った際は山陽電鉄の車両に乗っていなかったので、乗れてよかった。


そして隣接する大阪駅からは、大阪環状線に乗車して鶴橋駅経由で天王寺駅まで乗車した。

天王寺駅からは大和路快速で一つ隣の新今宮駅に移動し、ホテルにチェックイン。


完成した当時は大きな話題を振りまいた。
少し部屋で休んだのち、動物園前駅からOsaka Metro御堂筋線で心斎橋駅へ向かった。

心斎橋駅を降りて向かったのは、DAIHATSU心斎橋角座。松竹芸能が運営する劇場だ。私がここにきたのは「はっぴちゃん。」という女性芸人のネタを見に行くためである。彼女が出演するライブに本人へ直接DMで取り置きをお願いしてもらっていた。
彼女は元々、Twitter(当時)の相互フォロワーさんが好きな芸人である。筆者はそれがきっかけで彼女に興味を持った。だが、筆者は関東在住であることから(当時)、関西を拠点に活動する彼女をテレビ番組等で見れる機会は少なかった。しかし彼女は、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで‼︎(日テレ)」の名物企画「山-1グランプリ」に出場した際、月亭方正さんから
「島田珠代さんの再来」
と称賛されて優勝したり、同じ松竹の先輩であるお笑いコンビ「なすなかにし」の中西さんから「ぜひみんなに見てほしい」と絶賛・要望したことで、コンビでレギュラー出演中の「ラヴィット!(TBS系列)」にゲスト出演した他、「NHK浪曲特選・冬(NHK大阪制作)」では、浪曲に1席挑戦して大成功したりなど、着実に力をつけている。
実は、私が彼女のことを好きになった理由は、相互フォロワーさんが好きな芸人さんだからという理由だけではない。
「ポジティブシンキングが上手なこと」にもある。彼女のギャグに
「はっぴートランポリーン‼︎」
「めでたいこ‼︎」
というものがあるが、彼女の持つポジティブシンキングの賜物であると思っている。筆者自身、彼女のポジティブシンキングに支えられたこともあるくらいネガティブシンキングが強い傾向にあるので、それに惹かれたと考えたこともある。
実は、今回大阪に来た最大の目的はこのお笑いライブである。この翌日にサンライズ瀬戸・出雲に乗ることも、夜行バスに乗ることも旅の目的としていたのだが、動機は「今のうちにはっぴちゃん。のネタを見ておきたい」と思ったからでである。
17歳の彼女は、4月に高校3年生になる(当時。現在は20歳)。そうなると、進路や学業に専念することに伴う休業や引退も考えられる。そのため、後悔しないうちに見ておきたいとの思いから、今回の大阪への旅行を計画したのだ(高校卒業後は芸人1本で活動中)。
そしてネタの方は、とても面白かった。
全てのネタが終わった後、常連さんに混じって出待ちをした。人生初の出待ちだ。その結果、どうしたことか。なんと彼女の方から話しかけてきたのだ。気さくに話しかけてくれて、写真まで撮ってもらって、本当に嬉しかった。ここまでしてくれたことがとても嬉しかった。

幸せな気持ちに包まれた後、夕食にハンバーガーを食べ、Osaka Metro四つ橋線でホテルに帰った。
3. 2/27(3日目) 関西で「大回り」とサンライズ瀬戸・出雲
3日目は関西版大回り乗車をした。「大回り乗車」とは、「大都市近郊区間」という切符のルールを利用した鉄道乗車の方法である。大都市近郊区間を簡単に言うと「どのような行き方をしても途中下車をしない限り運賃は変わらない区間」のことである。つまり、東京駅から上野駅まで移動する場合、山手線で品川・渋谷・新宿・池袋を経由しても、秋葉原を経由しても、途中で改札を出ない限り運賃は変わらない、というルールである。

今回はホテル最寄り駅の新今宮駅を出て、初乗り料金の130円で天王寺駅に戻る計画を立てて実行した。
まずは、天王寺駅を回避するために大阪環状線外回りで大阪駅へ向かう。

大阪駅に着き、一旦11番のりばへ向かう。このホームから発車する特急「ひだ」を記録するためだ。「ひだ」に使われるキハ85系は現在、HC85系という新型ハイブリッドカーに置き換えられており、今月18日のダイヤ改正で「ひだ」から引退してしまう。記録に残そうと、カメラを持った多くの鉄道愛好者が集まっていた。


撮り納めとお見送りをした後、新快速に乗車して京都駅に向った。京都駅ではお昼用の駅弁を買ったほか、ホームの立ち食い蕎麦屋で朝ご飯を食べた。

昆布出汁の効いたうどんは、鰹出汁のうどんで育った私には新鮮に感じた。鰹出汁よりも薄めで、さらさらした味。筆者はこれがきっかけで昆布出汁が好きになった。

そして朝食を食べ終えると、お目当ての列車がやってきた。
117系電車による湖西線普通列車だ。長きに渡り国鉄車両を使い続けてきたJR西日本でも、ここ最近は国鉄車両の置き換えが急速に進み、117系の運用が激減している。事実、今月18日のダイヤ改正で引退しており、その前に乗車できたよかったと思う。
JR湖西線は沿線に踏切が1ヶ所もない高速走行に適した路線だ。昔ながらの爆音を立てて疾走する117系は、乗っていて非常に楽しかった。
琵琶湖のいい眺めを見ながら、近江舞子駅まで乗車した。


そのあとは、後ろを走っていた新快速で北陸本線との乗り換え駅である近江塩津駅へ向かう。

近江塩津駅からは米原駅経由の新快速に乗り換えて、草津駅まで乗車。

草津駅から乗車する草津線は、今もなお主力車両が国鉄型の113系だ。その113系も数を減らしており、今月18日のダイヤ改正で引退するため乗車した。
草津駅から貴生川駅付近までは、この日授業が早く終わるところが多かったのか、高校生が多く乗っていた。

そして空席が目立ってきた頃に柘植駅に着いた。この後、1分で接続する関西本線にも乗ってよかったのだが、列車遅れによる計画崩壊等を考慮し、1時間後の列車まで待つことにした。
筆者はこの時間を利用し、京都駅で買った駅弁を食べた。

この日購入した駅弁は、近江牛を使った「あぶり牛とろ玉丼」。
この駅弁は、「とろ玉」という名の通り、黄身がトロトロなポーチドエッグが入っている。

1時間後、やってきた関西本線のキハ120形に乗車。実に7年ぶりとなる気動車乗車である。
加茂駅まで乗車し、大和路線に乗って王寺駅へ向かう。王寺駅で待つこと30分、お目当ての列車がやってきた。


最後まで残った201系快速列車だ。今月18日のダイヤ改正で車両が221系に変更されることにより、201系の快速運用が全てなくなってしまうため、その前に乗車しておきたかったのである。
この快速には、この大回り乗車の終点である天王寺駅まで乗車した。

そして天王寺駅で降りて有人改札を通り、「関西大回り」を終えた。

その後は、夕食を食べに天神橋筋六丁目駅へ向かった。
天王寺駅からは、Osaka Metro谷町線で谷町九丁目駅まで乗車した。本来であればこのまま天神橋筋六丁目駅に向かう予定だったが、他の路線に乗車しながら寄り道して向かうことに決めた。
谷町九丁目駅からは千日前線に乗り、今里駅へ。
今里駅からは大阪の地下鉄で唯一乗れていなかった今里筋線に乗車した。


今里筋線で、一つ隣の緑橋駅に向かい、中央線ホームで少しだけ撮影を行い、中央線で堺筋本町まで乗車した後、堺筋線で天神橋筋六丁目駅に向かった。

間も無く引退する。



夕食は、天神橋筋六丁目駅近くの「十八番」に行った。
ここのお店はほとんどのメニューが1000円以内という破格の安さ、ボリュームある料理、営業時間の長さが相まって人気のあるお店だ。とあるゆっくり音声旅実況者がYoutubeにあげていた動画を見たことがきっかけで、食べに向かった。

その後は、この後乗車する予定のサンライズ瀬戸・出雲でシャワールームに入れないことを予想していたため、この近くにあるスーパー銭湯へ行ってさっぱりしてきた。実はこれが、人生初のひとり銭湯だ。風呂上がりの牛乳も飲んだが、なぜ美味しいのだろうか。
その後は時間までフリースペースでダラダラと過ごし、銭湯を後にした。

ここからは、最後の鉄道乗車である。天神橋筋六丁目駅からは、堺筋線で堺筋本町駅に向かう。
堺筋本町駅から本町駅までは中央線を利用し、本町駅からは四つ橋線で終点の西梅田駅へ向かった。
これで、大阪での鉄道乗車は全て終了となった。


そして大阪駅からいよいよ、「サンライズ出雲・瀬戸」に乗車して関東に帰る。

乗車したのは、サンライズ瀬戸の「ノビノビ座席」。指定席扱いなので個室料金・寝台料金がかからないなどの長所があるが、コンセントがないことが欠点だ。
そのため、乗車する際は全国どこでも返せるレンタル充電器を借りて乗ることをお勧めする。筆者は事前にこの情報を得ていたので、地下鉄に乗車する前に立ち寄った天神橋筋六丁目のファミリーマートに置いてあった「充レン」を利用、その後は地元の駅近くのコンビニに返却した。
4. 2/28(最終日) フィナーレ
豊橋駅付近から熟睡していた筆者は、大阪駅の次の停車駅である富士駅で目覚め、熱海駅から海沿いを走る区間はずっとミニロビーにいた。
その車窓からは、列車の名前にもなった美しい朝焼けを眺めることができる。

朝焼けが綺麗だ。
小田原駅が近くなってきたところで自分の席に戻り、ブラインドを開けて景色を見ていた。
そして気がつけば終点の東京駅。ここで地元に帰る上野東京ラインに乗り換えて家路についた。
むすびにかえて
今回は、2023年3月4日に配信した第18号の訂正版をお送りした。配信を始めた当初の文章は、今考えると読みにくさがわかるようになった。
今後も、このような訂正版を発行し、読みやすい文章にするための訓練を続けようと思う。
それではまた。
