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私的オーディオリファレンス音源

機材を変えた時、オーディオ設定を変えた時、それがどう変わったかを検証するための「リトマス試験紙」のような音源を「オーディオリファレンス」と呼びます。
こんなことを言ったら元も子もないのですが、昔から聞き慣れた音源で試すのが何より確かではありますが、ここではぼくのリファレンスを紹介します。

この曲はオーディオ界隈では定番の音源の様です。これをリリースしているCheskyはとんでもなく音に拘ったレーベルで、そのほとんどがワンポイントマイクでの録音です。たった一本のマイクで全てを録音しているので、空気感が丸っと収録されている印象です。
それだけに鳴らすのは難しいです。特に定位をしっかり出すのが難しい。きっちりヴォーカルがセンターに定位し、口元が見え、残響音がスピーカーの外に出てくる印象があれば合格。ダメなときはヴォーカルの音像が「真ん中辺り」にグニャッと広がります。

これは冒頭の川のせせらぎと鳥の声がどれだけクリアに出てくるか。40年以上聴いてる音源です。以外と複雑な音なので「聞こえる、聞こえない」の判断です。5kHzあたりの出音を見ます。

こちらでは低音をチェック。20〜100Hzのベースが強調されているので、それが空気感を伴って響いてくるか。EQを調整した後にはクリッピングしないかどうか。そんなことをチェックします。ボーカルがベースに飲み込まれてないかもチェック。

これも定位ですが、こちらはセンターのチェックではなく、明らかにスピーカーの外側で音が鳴っているか、バイノーラル感があるかのチェックです。9分30秒辺りから出てくる犬の声が左右後方にパンニングされるので、それがしっかり表現できているか、スピーカーを飛び出して音像を作っているかを見ます。

この曲では全体的なバランスを見ます。イントロのアコギはパリッとしていて立ち上がりが良いか。左右のスピーカーから出てくるコーラスが違和感なく混ざり合っているか。中域で動きまわるベースに艶があるか。終盤のツインドラムが出てくるパートでしっかり聴き分けが出来るか。そんな事を一曲でチェック出来るので、凄く「使える」一曲です。

とにかくシンバルがうるさい!これは高音域がしっかりと鳴らせてるか、又は出過ぎていないかのチェックに最適です。手数が異常に多いので様々なシンバルがどう鳴っているかを見ます。シンバルに音楽が支配されている様だったら10〜20kHz辺りの調整をしてみるといいかもしれません。

こんな感じでしょうか。音楽そのものを楽しむのが1番ですが、限られた機材でどれくらいの音を追い込むことができるか、ごちゃごちゃやるって、これはこれで楽しいものです。

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