Photo by
momo_blue
電車で左隣に人が座ってるとき、右隣が空いても移らないような優しさ
右側が空いても、あえて動かないという選択
電車で座っているとき、左隣に誰かがそっと座ってくる。
そのあと、右隣がぽっかり空くことってあるよね。
本当なら、スペースが広いほうが楽。
肩も当たらないし、無駄に気を遣わなくてすむ。
それなのに――
あえて移らない人がいる。
私はその光景を見かけるたびに、胸の奥のいちばん静かな場所が、すこしだけ震える。
あぁ、こういう人が世界をやさしくしてるんだなって。
「不安にさせたくない」っていう、言葉にならない気遣い
席を移るって、ただの位置移動。
でも、される側からすると、ちょっとした拒否に見えることもある。
「え、私の横はイヤなのかな…?」
そう思わせてしまいそうで、移らない。
その沈黙の気遣いが、なんて優しいんだろう。
きっと本人は深く考えず、ただ動かないほうが自然かなくらいの感覚なんだと思う。
でもね、そのささやかな判断が、誰かの心のざわつきを止めているのかもしれない。
優しさって、本当に音がしないんだよね。
でも確かにそこにあって、誰かの心をひっそり守ってる。
見えないところで、世界は支えられてる
大げさに思うかもしれないけど、
こういう小さな優しさが、世界のいちばん柔らかい部分を支えてるんだと思う。
怒鳴り声も、派手な善行もない。
ただ、誰にも気づかれないそっとした思いやり。
その静けさに、私はいつも弱い。
そして、そんな優しさに触れた瞬間、
いつも胸の奥で小さく「ありがとう」とつぶやいてしまう。
私もそんな人でありたいと思う朝
電車の揺れに身を預けながら、ふと思う。
私も、誰かをそっと守れる優しさを持っていたいな。
相手が気づかなくてもいいから。
気づかれないくらい自然に、世界のどこかの小さな不安をひとつ拾ってあげたい。
そんなことを考えていたらね、
ほんの少しだけ、今日が好きになれた気がしたの。
あなたがどこかで出会った静かな優しさも、
きっと誰かをそっとあたためてるよ。
今日も優しい一日になりますように。
いいなと思ったら応援しよう!
温かいコーヒーが飲みたいです。