マウント・押し付け・責任転嫁…。HSPが職場で自分を守る方法――もう「私ばかり損をする」を終わらせる実践ノウハウ
はじめに
「また私だけが仕事を押し付けられた。」
そんな経験はありませんか。
気づけば面倒な仕事ばかり頼まれる。
誰もやりたがらない仕事は、なぜか自分のところへ回ってくる。
ミスをしたのは別の人なのに、いつの間にか自分にも責任があるような空気になっている。
そして帰宅後には、
「私の言い方が悪かったのかな。」
「もっと頑張ればよかった。」
「私が我慢すれば丸く収まったのかもしれない。」
そんなふうに何時間も考え続けてしまう。
もしあなたがHSPなら、このような経験は一度や二度ではないかもしれません。
実は私もそうでした。
以前勤めていた職場では、「優しいからお願いしやすい」と言われ、毎日のように仕事を追加されていました。
断れない。
嫌われたくない。
空気を悪くしたくない。
その結果、本来の仕事が終わらず、毎日のように残業。
ある月は20時間以上のサービス残業をしていたにもかかわらず、評価されたのは仕事を押し付けてきた人でした。
さらにショックだったのは、私のミスではない出来事まで「確認不足だったよね」と責任を向けられたことです。
その日は家に帰ってから悔しくて眠れませんでした。
でも今振り返ると、私が悪かったわけではありません。
ただ、「利用しやすい人」になっていただけだったのです。
ずるい人は、驚くほど人をよく見ています。
断れない人。
責任感が強い人。
空気を読む人。
つまり、HSPの長所を持つ人ほど狙われやすいのです。
でも安心してください。
私は考え方と行動を少し変えただけで、仕事を押し付けられる回数は明らかに減りました。
責任転嫁されることもほとんどなくなりました。
相手を変えたわけではありません。
変えたのは、「自分の守り方」です。
この記事では、HSPだからこそ実践できる「職場で自分を守る方法」を、私の経験を交えながら具体的にお伝えします。
「また私だけが損をした…」
そんな毎日を終わらせるヒントが、きっと見つかるはずです。
第1章
HSPほど「ずるい人」に狙われやすい本当の理由
あなたはこんな経験はありませんか。
「お願い、この仕事だけ手伝って。」
そう言われると断れない。
忙しいのに引き受けてしまう。
その結果、また次も頼まれる。
さらに次も。
一方で、同じ職場には不思議な人がいます。
面倒な仕事は避ける。
責任がある仕事は誰かに任せる。
上司の前では一生懸命。
陰では人の悪口。
そして何か問題が起きると、
「私は聞いてません。」
「○○さんがやると思ってました。」
と言って責任を逃れる。
こんな人を見て、
「なんであんな人が得をするの?」
そう思ったことはありませんか。
実は、こうした人は偶然うまくやっているわけではありません。
「頼みやすい人」を見極めるのが、とても上手なのです。
HSPは相手の気持ちを敏感に察知できます。
空気を読みます。
困っている人を見ると助けたくなります。
その優しさは本来、大きな才能です。
しかし、ずるい人から見ると、それは「利用しやすい人」というサインにもなってしまいます。
だからといって、「優しくなるな」という話ではありません。
問題なのは、優しさではなく「境界線」がないことです。
何でも引き受ける。
嫌でも笑ってしまう。
頼まれると断れない。
その状態では、ずるい人にとって都合のいい存在になってしまいます。
私も以前は、「断ったら嫌われる」と本気で思っていました。
でも実際に少しずつ自分を守る方法を身につけてみると、不思議なくらい人間関係が変わりました。
押し付けられる仕事は減り、理不尽な責任を負うことも少なくなりました。
一番驚いたのは、「相手は変わっていない」ということです。
変わったのは、私の対応だけ。
つまり、自分を守る技術は身につけられるのです。
そして、その技術にはHSPだからこそ身につけやすいコツがあります。
この先では、その具体的な方法を一つずつ解説していきます。
もし今、
「もう我慢するしかない。」
そう思っているなら、その考えは今日で終わりにできるかもしれません。
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