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無理に気分を変えようとするほど、返って気分に支配される

20代の頃、鬱々として誰とも会う気がしない期間が長かった。

僕の場合、「親への依存心が抑鬱的な気分と関係していた」と、あとからわかった。

一人暮らしを始めてから落ち込みはマシになったのである。

落ち込んだ状態が長く続くにはつらく、早く抜け出す方法はないかといつも考えていた。

落ち込みをなんとかしようとする。それは紛れもなくコントロールである。

自分の力で制御しようとするから、執着やジャッジが生まれる。

陰鬱になった自分への裁きなど、もうやめにしないか。あなたは十分すぎるほど頑張っているじゃないか。

ちなみに僕は今でも気圧の低下でズーンと気分が沈むことはある。ただし、捉え方が前とかなり変わった。

人の気持ちは天気のようなもの。

そのように解釈するだけで、少し楽になれる。

晴れの日が続くとウキウキする。ただし一年間ずっと晴天ということはない。

必ず曇天、雨天の日もある。

僕もあなたも、自然のサイクルの中に身を置いている。

上がれば下がるし、下がれば上がる。

常に一定ではない。これを知るだけで俯瞰できるようになる。

どこか他人事のように、「また落ち込んでるなあ」と捉える。

それだけで終わらせることなく、けど、「また、ここから上がるんだろうなあ」と付け加える。

これまでの半生を振り返ると、嫌な状態がずっと続いたことなどないはずだ。

ここに気づけるかが鍵である。

コントロールを手放して、今のあなたの気分をそのまま受け止める。 どんな気分でも、裁く必要はない。

雨の日があるから、晴れの日が嬉しい。

あなたはただ、そのサイクルの中で生きている。

それを理解するだけでいい。


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