人からの評価ばかり気にしていると「心のドーナツ化現象」が起きる理由【基底欠損の罠】
他人からの賞賛は麻薬である。
基底欠損と呼ばれるような、心にぽっかり穴が空いている人ほど「賞賛されていない自分になど、存在価値がない」という感覚に陥る。
実に悲しいことだ。
人前に立つと、常に耳目を引くような行為をする人がいる。
埋もれてしまうことは死ぬことと同じ。目立っていないと自分じゃない。
彼らには、そんな不安があるのではないか。
こういう人々ほど他人軸である。
なぜ、そのようないびつさが露見するかと言うと、自分で自分を愛せていないからにちがいない。
ナルシストの多くが自分大好きに見えて、自分を心底憎んでいる。
そのような歪みが生じるのは、「等身大の自分に価値がない」と感じているからだろう。
自然体でいいのに、そのままのその人で十分価値があるのに、「こんな普通じゃ笑われる」という思い込みから、奇抜な鎧を身につけ注目を集めようとする。
昔はこういう振る舞いを滑稽だと感じていたが、今では彼らに対して憐れみを持つようになった。
自然体の生き方は軽やかで、不自然体の生き方は重たい。
なぜ、他者から評価されていなくても、ただ今ここで呼吸をしている自分に存在価値があると気づけないのか。
ぽっかりと心の真ん中に空洞ができて、何をしても満たされないという人は、心のドーナツ化が進行している。
誰かに認められるのではなく、まずあなたがあなたのそのままを認める。
これこそが大正解。
初手を間違えると、あとあと苦労する。
これまで他者評価を得ようと涙ぐましい努力を続けてきた人ほど、みっともない自分も含めて認めてあげることだ。
格好悪い自分も、あなたの一部に他ならない。
他人軸の地獄は、年々どんどん加速していく。
歪んだ生き方を改めるには勇気が必要だ。
心の痛みと対峙する勇気を持つ者の未来はいつも明るい。
あなたはあなたのままで価値がある。
何かしているから価値があるのではなく、何もしていなくても価値がある。
どうかそこに気づいてほしい。
