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悩みぬいた経験が、その後あなたを助ける武器となる
10代、20代とほぼ悩みの渦中だったと言っても過言ではない。
自意識過剰で行動力がなく、そんな自分が大嫌いだった。
そのくせ虚栄心だけは強く、何か人が驚くようなことをいつかして見せるとひそかに意気込んでいた。
悩みで身動きがとれなくなった頃、加藤諦三さんの本をむさぼるように読んだ。まるで自分について書かれているような内容で、強く勇気づけられた。
そこから心理学の本を読むようになり、その知識がライターになったとき生きたのである。
振り返るともがいたときに必死で掴んだものが、あとで自分を助けてくれることが少なくない。
あなたが人生で最も悩んできたことは何だろう。それを忌々しく思ったことも、きっとあったはずだ。しかし、悩み抜いたことであなたは人が知らないことを知ったり、体験できたというのもまた確かなのだ。
劣等感を抱く原因になった事柄が、実はあなたにとって強い武器になることもある。
ただしそれに気づけるには時間がかかる。
主観の沼にいては、気づけないことも多い。
客観的な事実は、たいてい人が教えてくれる。自分で自分を客観視するのは至難の業だ。
当時、僕は自己主張せず人の話を聴いてばかりの自分が嫌だった。でも、数人から「しっかり話を聴けるのって、すごい」とか「さえぎらず話を聴いてもらって、心が楽になった」と意外な意見をもらい、自分の捉え方が変わった。
あなたがネガティブに捉えていたことを、人からポジティブな文脈で指摘されたとき、あなたは自分の中に眠る宝に気づけるだろう。
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